彼らが朝食を終えるころには、風は小康と言えるまでにおさまってきていた。
『パリヌルス、風もおさまってきている。このあと雨も降ることはないと思える。魚を釣るのには条件はいい、ところで道具の事だ、針と糸だ、エサの事もある。俺は、ちょっとオロンテスのところへ行ってくる。エノスで使っていた針と糸があると思う、竿は使用しない、手引きでやろう。どれくらいの者たちが海に出るか、それはお前、考えてくれ』
オキテスは、それだけ言うとその場を離れていった。
『おう、オロンテス、いた、いた』
『オキテス隊長、何か用事でも?』
オロンテスが問いかけてきた。
『おう、用事だ。お前、魚釣りの針と糸を保存しているな』
『え~え、それでしたらちゃんと整理してありますよ』
『どれくらいある?針の数だが200はほしい』
『そんなにたくさんですか、なにをやるのです?』
『今日、俺たち、ちょっとヒマなのだ、それで話していたら、魚釣りでもということになったのだ。パリヌルスがアレテスの話を聞いてきたのだ。小島の東の海がいい釣り場らしいのだ、アレテスがなかなか魚影が濃いと言っている。船は1、3、4、番船の3隻で150人くらいで行こうということになったのだ』
『それは、それは、いいですね。釣果を待っています』
『期待しておれよ。俺の皮算用ではではだな。1000匹ぐらいは釣りあげたいと思っている。それでどうだ。賄はいけるか』
『あ~あ、それだけあれば充分にいけます。釣り針と糸は5番船の中です。行きましょう』
二人は浜へ歩を運んだ。オキテスとオロンテスが浜に姿を見せた。パリヌルスが声をかけた。
『お~、ご両人、そろって何だ』
『釣り針と糸が5番船にあるといっている。ちょっと待っててくれ』
『パリヌルス隊長、魚釣りに出るそうですね。オキテス隊長から聞きました。釣り針と糸、、今、持ってきますから、ところで何人くらいで、、、』
『アレテスのところも含めて、200人くらいが、今日、これに当たる』
言葉のやり取りを終えて、二人は5番船に向かった。
『パリヌルス、風もおさまってきている。このあと雨も降ることはないと思える。魚を釣るのには条件はいい、ところで道具の事だ、針と糸だ、エサの事もある。俺は、ちょっとオロンテスのところへ行ってくる。エノスで使っていた針と糸があると思う、竿は使用しない、手引きでやろう。どれくらいの者たちが海に出るか、それはお前、考えてくれ』
オキテスは、それだけ言うとその場を離れていった。
『おう、オロンテス、いた、いた』
『オキテス隊長、何か用事でも?』
オロンテスが問いかけてきた。
『おう、用事だ。お前、魚釣りの針と糸を保存しているな』
『え~え、それでしたらちゃんと整理してありますよ』
『どれくらいある?針の数だが200はほしい』
『そんなにたくさんですか、なにをやるのです?』
『今日、俺たち、ちょっとヒマなのだ、それで話していたら、魚釣りでもということになったのだ。パリヌルスがアレテスの話を聞いてきたのだ。小島の東の海がいい釣り場らしいのだ、アレテスがなかなか魚影が濃いと言っている。船は1、3、4、番船の3隻で150人くらいで行こうということになったのだ』
『それは、それは、いいですね。釣果を待っています』
『期待しておれよ。俺の皮算用ではではだな。1000匹ぐらいは釣りあげたいと思っている。それでどうだ。賄はいけるか』
『あ~あ、それだけあれば充分にいけます。釣り針と糸は5番船の中です。行きましょう』
二人は浜へ歩を運んだ。オキテスとオロンテスが浜に姿を見せた。パリヌルスが声をかけた。
『お~、ご両人、そろって何だ』
『釣り針と糸が5番船にあるといっている。ちょっと待っててくれ』
『パリヌルス隊長、魚釣りに出るそうですね。オキテス隊長から聞きました。釣り針と糸、、今、持ってきますから、ところで何人くらいで、、、』
『アレテスのところも含めて、200人くらいが、今日、これに当たる』
言葉のやり取りを終えて、二人は5番船に向かった。