『おう、皆っ!見てみろ、お前たちの釣り上げた魚の山だ、目論んだ釣果の倍の釣果をおさめた。結果は上々である。昼めしを中途にしている者は、昼めしを終えてくれ。釣りあげをやっている間に昼は過ぎた、ご苦労であった』
言い終わってオキテスは各船に目を運んだ。1番船、3番船もすでに釣り作業を終えていた。アレテスの2番船だけが釣りを続けている、それも全員が釣り作業を続けている。
『2番船の者たちは、仕掛けの針が折れたり、のびてしまって使い物にならなくなることを知っていたのだな。感心、感心、我々の『これから』の教訓だな』
彼は感嘆を言葉にした。
『マクロス、1番船のところへ船を向けてくれ。彼らの状況を見て、ひきあげよう』
『判りました』
船中の釣り上げた魚は整頓され、一同は漕ぎ座について、船首を1番船に向けて波を割った。1番船の船べりに接するくらいまでに近寄った。
『おう、パリヌルス、釣果はどんなだ?』
『おう、オキテス、釣果は予想以上だ、目標の倍近い釣果だ』
『3番船も作業を終えている。アレテスの2番船は作業を続けているが最盛の時に比べておちてきている』
オキテスは言葉を継いだ。
『もうそろそろ、ひきあげようではないか。俺はアレテスの2番船に行く、お前、3番船を頼む』
『判った』
オキテスの4番船は2番船に向かった。
『お~い、アレテス、どんな調子だ?』
『もの、魚の喰いは落ちてきています。作業止めの指示を出したところです』
『判った。ひきあげよう。向こうの浜に船をつけてくれ。ところでお前の方の釣果どうであった?』
『大漁です。目標の3倍はいっています』
『それは、大したもんだ。ご苦労であったな。皆を大いにねぎらってくれ』
『判りました。では、船を向こうの浜につけます』
4番船は、2番船をはなれて浜に向かった。
言い終わってオキテスは各船に目を運んだ。1番船、3番船もすでに釣り作業を終えていた。アレテスの2番船だけが釣りを続けている、それも全員が釣り作業を続けている。
『2番船の者たちは、仕掛けの針が折れたり、のびてしまって使い物にならなくなることを知っていたのだな。感心、感心、我々の『これから』の教訓だな』
彼は感嘆を言葉にした。
『マクロス、1番船のところへ船を向けてくれ。彼らの状況を見て、ひきあげよう』
『判りました』
船中の釣り上げた魚は整頓され、一同は漕ぎ座について、船首を1番船に向けて波を割った。1番船の船べりに接するくらいまでに近寄った。
『おう、パリヌルス、釣果はどんなだ?』
『おう、オキテス、釣果は予想以上だ、目標の倍近い釣果だ』
『3番船も作業を終えている。アレテスの2番船は作業を続けているが最盛の時に比べておちてきている』
オキテスは言葉を継いだ。
『もうそろそろ、ひきあげようではないか。俺はアレテスの2番船に行く、お前、3番船を頼む』
『判った』
オキテスの4番船は2番船に向かった。
『お~い、アレテス、どんな調子だ?』
『もの、魚の喰いは落ちてきています。作業止めの指示を出したところです』
『判った。ひきあげよう。向こうの浜に船をつけてくれ。ところでお前の方の釣果どうであった?』
『大漁です。目標の3倍はいっています』
『それは、大したもんだ。ご苦労であったな。皆を大いにねぎらってくれ』
『判りました。では、船を向こうの浜につけます』
4番船は、2番船をはなれて浜に向かった。
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