イリオネスが口を開く。
『そうか、第三者の目で見た評価がそういうことか。統領、如何がですか?』
イリオネスは、アヱネアスが彼らから受けた印象を問うた。
『それを素直に受け取れば、重畳というところだ。彼らの視察は、好意的であったと理解していいとも思う。だがだ、第三者の褒め言葉を聞いて、うぬぼれてはいけない。『脚下照顧』であれだ。気を引き締めていくように心がけてくれ。オキテス、建造がスタートして、時日は経っていないが、状況はどのように推移ている?』
一同は、真剣な目でオキテスの口元を見つめた。
『はい、時日は経っていませんが順調と言えます。ガリダ方より5人の製材担当者が来ていますが、彼らを要請したことは、間違いではなかったと推察されます。いい結果に事が進んでいく、そののような感じです。ドックスの指示も適切であり、工程に基づいて仕上がり具合もいいと言えます』
『そうか、さい先がいいように思えるな。工程と仕上がり具合を照合して、いいモノづくりだ。心せよだ』
『解りました』
『軍団長、事が動き始めている。その徴候を見極めて、受けて起て、そして、いい方向へと仕掛けていく。万事において、不明は合議で解決の道を探り、事と対決して合理的に事を運ぶ。好事には、魔が手を伸ばしてくる、それらをいち早く察知、排除して事を成し遂げるように進んでくれ。順調であれば、あったで、兜のひもを結びなおして事に当たってほしい』
『解りました。両人、統領の言われたことを肝に銘じて、業務、仕事の遂行をやり遂げてくれ。統領の想いは、お前らに仕事の失敗をさせたくないとの親心だ。解ったな!いいな!』と詰めを打った。
『統領は、優しい思いやりを厳しい言葉で言われる。軍団長は、仕事の厳しさをやさしい言葉で俺らに言われる。どうかな?』
と言って、パリヌルスとオキテスは、アヱネアスとイリオネスの目をじい~っと交互に見つめた。
『お前ら、何を言う。時と場合によって、両方を使い分けている。解っているのか、お前らは、、、』
『解っています。総じて、そのようです』
『ハッハッハ!』『ハッハッハ!』
四人は大声をあげて笑った。
パリヌルスが感想を言う。
『打ち合わせを厳しい表情でしめる。おおらかな笑いでしめる。いつも後者でしめたいものです』
『お前、うまく言う。いつも、そうありたいと思っている』
イリオネスが言う。一同がうなずいて場を閉じた。
『そうか、第三者の目で見た評価がそういうことか。統領、如何がですか?』
イリオネスは、アヱネアスが彼らから受けた印象を問うた。
『それを素直に受け取れば、重畳というところだ。彼らの視察は、好意的であったと理解していいとも思う。だがだ、第三者の褒め言葉を聞いて、うぬぼれてはいけない。『脚下照顧』であれだ。気を引き締めていくように心がけてくれ。オキテス、建造がスタートして、時日は経っていないが、状況はどのように推移ている?』
一同は、真剣な目でオキテスの口元を見つめた。
『はい、時日は経っていませんが順調と言えます。ガリダ方より5人の製材担当者が来ていますが、彼らを要請したことは、間違いではなかったと推察されます。いい結果に事が進んでいく、そののような感じです。ドックスの指示も適切であり、工程に基づいて仕上がり具合もいいと言えます』
『そうか、さい先がいいように思えるな。工程と仕上がり具合を照合して、いいモノづくりだ。心せよだ』
『解りました』
『軍団長、事が動き始めている。その徴候を見極めて、受けて起て、そして、いい方向へと仕掛けていく。万事において、不明は合議で解決の道を探り、事と対決して合理的に事を運ぶ。好事には、魔が手を伸ばしてくる、それらをいち早く察知、排除して事を成し遂げるように進んでくれ。順調であれば、あったで、兜のひもを結びなおして事に当たってほしい』
『解りました。両人、統領の言われたことを肝に銘じて、業務、仕事の遂行をやり遂げてくれ。統領の想いは、お前らに仕事の失敗をさせたくないとの親心だ。解ったな!いいな!』と詰めを打った。
『統領は、優しい思いやりを厳しい言葉で言われる。軍団長は、仕事の厳しさをやさしい言葉で俺らに言われる。どうかな?』
と言って、パリヌルスとオキテスは、アヱネアスとイリオネスの目をじい~っと交互に見つめた。
『お前ら、何を言う。時と場合によって、両方を使い分けている。解っているのか、お前らは、、、』
『解っています。総じて、そのようです』
『ハッハッハ!』『ハッハッハ!』
四人は大声をあげて笑った。
パリヌルスが感想を言う。
『打ち合わせを厳しい表情でしめる。おおらかな笑いでしめる。いつも後者でしめたいものです』
『お前、うまく言う。いつも、そうありたいと思っている』
イリオネスが言う。一同がうなずいて場を閉じた。