あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

階段を一気に登る日焼け顔  あきオジ

2011-08-29 17:33:22 | 日記
代々木体育館へ向かう若者
一気に階段を駆け上る。
そんな時代があったことを思い出す日も来ますね。

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雨の日や昔を語んやれふくべ   良寛

(「やれふくべ」とは毀れた瓢箪の意。)

秋は高し木立はふりぬこの館  良寛

二人して筆をとりあふ秋の宵  良寛

(「二人」とは例の二人ではなく、良寛と原田鵠斉とか。誤解したいですね。)

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それくらいそんな楽しみありやなしや  あきオジ

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ぼんやりとそして居眠りこともなし  あきオジ

2011-08-29 17:19:55 | 日記
原宿のよさこいです。

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枯芒(かれすすき)むかし婆婆鬼あつたとさ  一茶

小便の百度参りやさよ千鳥  一茶

垣際のぱつぱとはしやぐあられ哉  一茶

(一茶のすべったような感性と作句の勢いは楽しいですね。即興性こそ一茶の魅力ですね。もし、芭蕉と同じように推敲を重ね、何年もねかすような俳人だったら意外性など期待できなかったでしょうね。)

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雷を四角の窓で遠く聞き  あきオジ

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見上げれば秋空ばかりの隅田川  あきオジ

2011-08-29 06:42:51 | 日記
スカイツリーと隅田川
今年もずいぶん楽しませてもらいました。

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昼しづかな焼茄子の焼けた匂ひ  山頭火

なんぼたたいてもあけてやらないぞ火取虫  山頭火

木かげ涼しく石仏おはす  山頭火

(山頭火は、最近、一番取りあげる回数が多いような気がします。俳句らしい俳句なら蕪村、共感できる俳句は山頭火ですね。なぜか、山頭火の哀愁は日本人の膚に合いますね。そんな気がします。これで修行僧であったり、禅僧のしたり顔の句であったりしたら幻滅するでしょうが、それらしくならないし、なるつもりもなさそうです。それが面白いですね。まだまだ、膨大な句が残っていますから、残されたごちそうだと思って楽しみにしています。解説書がいっぱい出ていますが、素人の強みですね。学術的に読んだり、俳人仲間の注釈などを読んだりしないことにしています。それがこだわりです。けっこう、それでうまくいっています。)

秋風のさそわれ長き橋渡る  あきオジ

2011-08-29 06:27:39 | 日記
東武鉄道です。
電車に乗ると楽しい場所に行けそうな
橋を渡ると知らない世界にいけそうな
そんな期待が年をとってもありますね。

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松明(まつ)消て海少し見る花野かな  蕪村

(蕪村の描く世界は、美しいですね。俳句の俳句らしい表現を知ったのは蕪村です。素人の私が知ったのですからたかがしれていますが、素人でも感じられるのですから蕪村はさすがですね。)

広道へ出て目の高き花野哉  蕪村

(蕪村の俳句には重層的に見る目の位置があり、距離感があるように思えます。初心者が生意気な言い方をして申し訳ないのですが、近景と遠景への目の移動が予定されているのですね。それが心地良いです。)

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ぼちぼち続ければ、何か見えてくるかもしれません。
これから現代俳人のお気に入り作家を見つけましょう。
きっと、いますね。
楽しみはこれからです。

食べれればそれが贅沢秋の風  あきオジ

2011-08-29 06:09:12 | 日記
浅草寺も秋の準備ですね。
楽しい夏でした。

戦後、腹いっぱいが当たり前になると
別の空腹が生まれますね。

悲しみを自ら生みし泣く女  あきオジ

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月いでて雪山遠きすがたかな  蛇笏

水洟や灯をかかげたる机前の子  蛇笏

窓ふかくむしばむ陽かな竹の秋  蛇笏

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自分で楽しめるものがあればけっこう老人も楽しいですね。
でも、50代から準備しておかないと
退職したら、何かはじめようかなでは遅いような・・・
それでいいような。
人様々ですね。

いそいそと出かける浴衣のうなじかな  あきオジ

2011-08-28 20:06:17 | 日記
明治神宮です。

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山の夕陽の墓地の空海にかたぶく  放哉

仏飯ほの白く蚊がなき寄るばかり  放哉

氷店がひよいと出来て白波  放哉

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よさこいで男をあげる髭おやじ  あきオジ

どうにでもなれと踊る男振り  あきオジ

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今日で、夏休みが終わりましたね。
祭りがありましたげ
結局のところ原宿のスーパーよさこいに出かけただけでした。

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よさこいの鳴るこばやしが湧きし森  あきオジ

2011-08-28 19:33:46 | 日記
明治神宮社殿です。
いかにもという意匠です。

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いつも一人で赤どんぼ  山頭火

旅の法衣がかわくまで雑草の風  山頭火

けふはおわかれの糸瓜がぶらり  山頭火

(山頭火は出家者と称していますが、修行をしているわけでもなく、行として旅しているように感じられません。それが不思議ですね。それでも托鉢しているというのですからね。)

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わからないをわかると言い切る傲慢さ  あきオジ

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2011-08-28 07:04:30 | 日記
原宿です。
同じあほならおどらなそんそん
これが祭ですね。
大いに楽しんでいますね。
じいさん、ばあさんの巣鴨でも新しいスタイルで生みだしたらどうでしょうかね。
健康にもいいですしね。

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人あゆむ大地の冷えやはなぐもり  蛇笏

ながき夜の枕かかへて俳諧師  蛇笏

(蕪村や一茶の句にありそうな気もします。俳句は作り尽くされた世界ですね。新しい表現スタイルを生み出さないと内容が収まりきらないですね。)

うき草に硯洗へり鵜匠の子  蛇笏

(何か伏線を予感させる句ですが、現代作家にはこの思わせぶりが多くて厭味ですね。そんな時代は芭蕉で終わったのではありませんか。そんなことを言いたいですが、そんなことを言ったら、面白くもありませんね。知らないのがいいのです。)


掛け声にやじが応える祭かな  あきオジ

2011-08-28 06:52:43 | 日記
原宿のよさこい祭り
どこかの工事現場のおにいさん
そんな雰囲気の男性が旗を振っていました。
ここまで広がっているのだ。
そんな感動がありましたね。

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もう明けそうな窓あけて青葉  山頭火

けふは蕗をつみ蕗をたべ  山頭火

もう暮れる火の燃え立つなり  山頭火

(新進気鋭の緊張と誇りがあった時代の句なのでしょうか。透明感があって美しいですね。)

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口紅をさしたり宮の雨宿り  あきオジ

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