あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

日焼け顔荷物にならぬ土産かな  あきオジ

2011-08-16 05:31:26 | 日記
神代植物公園も秋の準備期間です。
あと少しで秋の薔薇のシーズンです。
昭和記念公園はコスモスが移植されています。

花を見るだけでも楽しいです。
外国へいったり、旅行するのも楽しいでしょうが
私は近間の公園で一日過ごすだけで十分です。
季節を感じたり
花の名前とか由来を知ったり
万葉の中の花を見つけたり
じっくり楽しむのはこれからです。

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女郎花あつけらこんど立りけり  一茶

御仏や寝てござつても花と銭  一茶

年寄と見るや鳴蚊も耳の気際  一茶

(芭蕉、蕪村であっても、どれもが名句というわけでもないでしょうが、そのように読まないといけないような錯覚があります。でも、最近は自分が楽しめればいい。そして、自分にとっての名句は二度三度とりあげてアップする句です。まだまだ、馴れる段階にありますし、鑑賞するには程遠いですが、なぜか、そんな日が来るような気がします。)

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風抜ける半開きのまど女郎花  あきオジ

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秋風が吹き抜け西行読んでみる   あきオジ

2011-08-16 05:23:36 | 日記
神代植物公園です。

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妻激して口蒼し枇杷の花にたつ  飯田蛇笏

落葉ふんで人道念を全うす  飯田蛇笏

死病得て爪うつくしき火桶かな  飯田蛇笏

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今月は夏休みです。
仕事が負担になっていたことが分かります。
そろそろ
御隠居生活に入ろうかと思っていますが
どうなることやら

つつましく
ささやかであれば
金の心配をしないで生活できることは
ありがたいことです。

なぜかしら黄色の花がそろい咲き  あきオジ

2011-08-15 16:52:01 | 日記
もう一枚勢いで神代植物公園の看板です。
拡大しても、ステンレスの表面に映る夏の木々は見えませんね。

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てふてふひらひらいらかをこえた  山頭火

みんなかへる家はあるゆふべのゆきき  山頭火

わたしひとりの音をさせてゐる  山頭火

山羊はかなしげに草は青く  山頭火

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球児らを美談にしたてる時代なり  あきオジ

できすぎた美談もきにせぬ夏休み  あきオジ

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正義を道具にする政治家
真実を商品にする新聞
救済を商売にする宗教
それぞれがもっともらしくて面白い。

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猛暑でもそれが新宿ネットカフェ  あきオジ

2011-08-15 16:41:43 | 日記
神代植物公園です。

ステンレスの看板に初が映っている。
それだけのことなのですが、新鮮でした。
飽きるほど同じことを繰り返す。
それがあきオジ流進歩術です。

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財布はたいてしまひつめたい鼻だ  放哉

(自分だけ感じる寂しさ。でも、その冷たさを共感するのはことのほか難しいですね。)

ぶつりと鼻緒が切れた闇の中なる  放哉

のら犬の背の毛の秋風にたつさへ  放哉

犬をかかへたわが肌に毛が無い  放哉

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「よいしょ」では立ちあがれない秋の風  あきオジ

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あれこれありましたが、半分は居眠りしてまあまあということですね。

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過ぎしこと語る人あれば夏休み  あきオジ

2011-08-15 16:28:55 | 日記
神代植物公園です。

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理不尽を正義にかえた夏がきた  あきオジ

被害者の正義もあやし終戦日

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雨の日や世間の秋を堺町   芭蕉

(蕪村が近世になって再評価されたように、芭蕉だって100年後の歴史的位置づけがどうなっているか分かりません。)

胡蝶にもならで秋ふる菜虫哉  芭蕉

(菜虫・紋白蝶の幼虫)

木曽のとち浮世の人のみやげ哉  芭蕉

(この句を芭蕉信奉者はどのように評価するのでしょうか。時代背景がリアルに分かり、季節感がある人にはそれなりの理解はできるかもしれませんが、そうでない素人には「芭蕉の句だから・・」という説明では理解不能ですね。まあ、いいか!

盆休みカバンが魔法の玉手箱  あきオジ

2011-08-14 05:58:28 | 日記
神代植物公園です。
明日は更新がありません。

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「朝日のように爽やかに」にスカイツリーの成長を写真にしたものがあります。
素人が思いつきで撮ったものですが、機会があったらご覧ください。
左側列のブックマーク「朝日のように爽やかに」クリック
トップページが出てきたら
「カテゴリー」の中に「スカイツリー」がありますから
クリックしてみてください。

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「こころの時代」を毎週見ることにしていますが
金ぴかの法衣?をきた僧侶が登場するときは、チャンネルを変えてしまいます。
こちらが恥ずかしくなってしまいます。
何とかなりませんか

最近は僧が登場することが少ないですね。
それがいいです。

「こころの時代」のあと、俳句と短歌の番組が続くのですが
それも興味がありますが見ません。

ときとして、言葉をもて遊び、深刻そうに内容を創り出している白々しさが苦手なのです。


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草は咲くがままのてふてふ  山頭火

藪から鍋へ筍いつぽん  山頭火

にぎやかに柿をもいでゐる  山頭火

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地獄見た東北人の白髪かな  あきオジ

恨みごと語らぬ背中で盆踊り  あきオジ

心配が正義と言いだす茄子青し  あきオジ

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本当のことは言葉にできないし、言葉にすると小さくなってしまいます。

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どうしても挨拶になる暑さかな  あきオジ

2011-08-14 05:47:12 | 日記
神代植物公園のハイビスカスです。

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地獄を見た人が語る言葉が段々重くなってきました。
一時の勢いで語る言葉は、軽く薄っぺらになってしまいます。

ボランティアをする人の心情、どうしようもない思いが真ん中にありますね。

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負まじき角力を寝ものがたり哉  蕪村

もの焚て花火に遠きかかり舟  蕪村

秋かぜのうごかして行案山子哉  蕪村

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生きていくためには、いろいろな理由付けがあるなあ
平和利用
それは正当な説明にならない。
これからが大変だなあ

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根っこある老人の午睡かな  あきオジ

2011-08-14 05:37:52 | 日記
ハイビスカスの季節ですね。
こうして一年が流れてゆくのですね。

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何事の見たてにも似ず三かの月  芭蕉

座頭かと人に見られて月見哉  芭蕉

寺にねて誠がほなる月見哉  芭蕉

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昨日は「エベレスト」に登頂して
ハイビジュン撮影した画像を放映しているのを見ました。

圧倒的な景観をみて
少し元気が出ました。

新しいことをするわけでもありませんが
これまでしてきたことを整理するのも楽しいです。

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夕暮れて「見上げてごらん」と口づさみ  あきオジ

2011-08-13 18:02:58 | 日記
神代植物公園です。
明日は出かけます。
ですから、明日の午後と明後日の朝の更新はありません。

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秋ちかき心の寄や四畳半  芭蕉

髪はえて容顔蒼そ五月雨  芭蕉

さみだれの空吹おとせ大井川  芭蕉

風の香も南に近し最上川  芭蕉

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夏の句はどの俳人も少ないですね。「しみじみ」が感じられないからでしょうか。
知らなかったことを知ったところでどうこうということではありませんが、いい気分になりますね。
それだけで十分ではありませんか。

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逃げまどう人も嬉しき夏の雨  あきオジ

2011-08-13 17:50:57 | 日記
神代植物公園です。
猛暑の中を出かけました。
カメラマンが5、6人
全部で50人くらいしかいなかったでしょうか。
熱心な人もいるのですね。

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鍋みがく音にまぎるる雨蛙  良寛

夏の夜やのみを数へて明かしけり  良寛

風鈴や竹を去事三四尺  良寛

酔臥(よいぶし)の宿はここか蓮の花  良寛

盗人にとり残されし窓の月  良寛

(やりすぎだとは思いますが、絵になりますね。)

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良寛の句も二順目に入りました。
これからですね。