平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い2577 中立国止めます  

2022-05-14 09:32:31 | 日記

報道によると、フィンランドは、これまで軍事的中立を守っていたが、NATО(北大西洋条約機構)

に加盟したい、と申請するようです。スウェーデンもNATО加盟を検討しているようです。

ロシアと、1300㎞の地続き国境のフィンランド。

フィンランドは、議会民主制と、自由主義経済を維持しながら、旧ソ連に配慮して、中立を決めていた。

国民の世論調査では、中立維持の支持が大多数だった。

ところが、プーチンのウクライナ侵略で、世論は逆転、「侵略されたら、自国だけでは守りきれない」と、

NATО加盟支持が、76%になった。

NATОに加盟すると、もし、フィンランドがロシアに攻撃されたら、米英独仏などNATО加盟国は、

自国が攻撃されたことと同じ、として、フィンランドを守るために、ロシアを攻撃することが決まりに

なっているので、フィンランドは、ロシアの侵略を許さない体制ができる、というのです。

これが、「集団的自衛権」なのです。

安倍政権が、強引に成立させた新安保法で、「米国が他国から攻撃されたら、日本は、日本が攻撃

されたと同じ、米と一緒に戦うことが出来る、その反対に、日本が攻撃されたら、米国は、一緒に戦う、

決まりの「集団的自衛権」なのです。

日本は、戦争しないという憲法9条があるので、一緒に「戦う」ことも、出来ないので、「集団的自衛権」

を含む「新安保法」は、憲法違反なのです。

フィンランドには、戦争しないと言う憲法はない。中立国を止め、集団的自衛権を行使できるのだ。

プーチンは、ウクライナがNATОに加盟するのではないか、ということも侵略戦争を始める元の1つに

している。東西冷戦のころ、同盟国だったポーランドやハンガリーなども、NATОに加盟、ロシア包囲網

が、広がり、プーチンはアセッテいるようです。

元々、NATОは、ソ連が、暴発して侵略戦争を起こす危険を想定した、防衛同盟で、NATОの方から

ソ連に侵略攻撃することはない筈なのです。だから、ロシアにだって侵略戦争を仕掛ける筈がない。

プーチンの狂った妄想によるウクライナ侵略戦争が、中立国フィンランドを、NATОに入らざるを得ない

ようにしてしまった。分断・対立の構造が大きくなり、大戦争への懸念が拡大してしまった。

世界平和から、一歩も二歩も後退、残念。プーチンを恨みたくなる由縁です。

ウォーキング中に出会った花。

5月14日「今日は何の日カレンダー」より 種痘記念日
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▲横綱・千代の富士引退(1991) ▲交通博物館が閉館(2006)▲日本国憲法改正の手続きを定める国民投票法

が成立(2007)▲米・スペースシャトル「アトランティス」最後の打ち上げ(2010)