傾聴ボランティアで訪問している施設でも、ハロウィンを、季節ごとに、施設利用者の皆さんが、
参加できるイベントの一つとして、喜んで頂こうと、スタッフのみなさん、頑張っています。
かぼちゃお面を、折り紙で作ったり、飾りを作ったり、皆さん、笑顔いっぱいです。
毎年、10月末は、ハロウィンで、渋谷の交差点は、いろいろな仮装の人々で賑わっていました。
今年は、3年間、コロナで、火が消えたようだっただけに、反動もあって、大騒ぎして、事故や事件が
起きることを心配されているのです。
ハロウィンは、古代ヨーロッパ「ケルト文化」の「万霊節」に由来している、宗教行事のようです。
「北ヨーロッパの冬は厳しく、10月末頃は、木枯らしが吹き始め、家畜や作物が育たない「冬=死」
の季節が始まる時期。古代中世では、来年5月の太陽の復活まで無事に生きられるかどうかという厳しい
状況だった。
だから、人々は、太陽の復活まで、生き延びるために、祖先の霊を敬い、祖先の霊とともに生きぬこう
という、厳かな「供養の夜」であり、全てが生まれ変わる「新年への大晦日」として、身も心も清め、
祖先を思い、供養のための「魂のケーキ」を焼いて祈った。静かで厳かな夜だった」と、何年か前に、
新聞で、芸術文明史家の鶴岡真弓さんが解説して下さっていました。
ハロウィンは、日本のお盆と同じで、祖先の霊が戻ってくると信じられているとのことです。
クリスマス同様、ハロウィンもお祭り騒ぎにしてしまったのは、
「生きている人間だけが、地球の主人公だ、と、思い込んでいる現代人」が、祖先の霊を敬うというより
「今」を楽しむ気持ちが強くなったからかも、とも、指摘されていました。
仮装するのは、民話などの言い伝えで、先祖の霊と共に、悪魔や魔女、悪い妖精などがやってくるので、
彼らを追い払うために、怖い仮装をしていた、という説もあり、現代の「お祭り騒ぎ」の元らしい。
アメリカでは、子供達が、仮装して、「トリック・オア・トリート(お菓子をくれないと、イタズラ
しちゃうぞ)」と、家々を回り、お菓子を貰うのが、定番になっているようです。
何年か前に、日本人留学生が、仮装して、「トリック・オア・トリート」と、言って、ある家に行って、
銃で撃たれて亡くなった、という事件もありました。
昨年の、韓国の、ハロウィン圧死事件、158人も亡くなりました。
ハロウィンのバカ騒ぎも、ホドホドにした方が良いと、いうことでしょう。
あまりはしゃ過ぎないようにしないと、祖先の霊に叱られそう。
10月30日、「今日は何の日カレンダー」より みその日(毎月)
▲ロンドン島で火災(1841)▲教育勅語発布(1890)▲尾崎紅葉、没。36歳(1903)▲歌舞伎座焼失。再建工事落成は
1924年(1921)▲GATT(関税・貿易に関する一般協定)調印(1947)▲シュバイツァーにノーベル平和賞(1952)
▲写真週刊誌の元祖「FOCUS」が創刊。同スタイルの週刊誌が創刊ラッシュ(1981)▲インディラ・ガンジー
首相暗殺(1984) ▲上信越自動車道全線開通(1999)▲シドニーオリンピック金メダルの高橋尚子に国民栄誉賞
(2000)▲ボストンレッドソックス95年ぶりにワールドシリーズ優勝(3013)▲韓国大法院新日鉄住金に、
第二次世界大戦中の元朝鮮人工員徴用で賠償命ずる、賠償確定(2018)▲ケプラー宇宙望遠鏡が燃料枯渇で、
運用終了(2018)