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身余堂(保田與重郎邸)
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写真は、外観。
身余堂(しんよどう)は昭和の文学者 保田與重郎(やすだよじゅうろう)が鳴滝に造った私邸で、「東の詩仙堂、西の身余堂」とも称されました。
アクセス
嵐電の鳴滝駅で下車します。
北野白梅町方面行きのホームの前方の道を約50m進むと交差点があるので、ここを左折します。
住宅街を真っ直ぐに約270m進みます。
すると右前方に上り坂の側道が見えるので、これを上ります。
この側道を上らずに直進してすぐ突き当たりが、文徳天皇陵の入口です。
上り坂を上り、道なりに右折した先の左手に、身余堂の表門があります。
通常は非公開ですが、2020/2/14に開催された大阪よみうり文化センター 関西の洋館ノスタルジーや、2022/7/8朝日カルチャーセンターの関西建築遺産を訪ねるで内部に入れました。
右下には「身余堂」の石碑があります。
表門を入ると、右手に大きな紅枝垂れ桜がある前庭が拡がります。
左手奥に紅殻の玄関があり、左に鐘が吊ってあり「来者三打」と書かれています。
玄関を入ると左手正面に長い廊下が続きます。
玄関の左手奥が台所、右手奥が4畳半の子供部屋が2つ並びますが、現在は物置です。
奥の子供部屋の左手には書庫があり、後述の書斎と奥でつながっています。
さて玄関左手正面の廊下に戻ります。
廊下を進んで奥へ。
左手には囲炉裏のある4畳半の主婦室があります。
天井は竹の簀の子天井。
主婦室の奥には4畳半で掘りごたつのある食堂があります。
鴨居には皿掛けがあり、大皿が掛けてありました。
廊下に戻り右手には、6畳と8畳の座敷があります。
床の間や書院のある書院造で、外には庭園があります。
座敷奥の廊下を右手に進んだ先に、4畳半の書斎 終夜亭があります。
こちらの窓からは、文徳天皇陵がきれいに見えます。
ここで保田與重郎は作品を書いていたそうです。
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