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楞厳寺(丹後散策15)


写真は、庫裏

楞厳寺(りょうごんじ)は長井一禾(いっか)のカラスの襖絵があるため、通称“カラス寺”と云われています。

アクセス
京丹波わちICまでは前述を参照してください。
国道27号線をさらに先に進みます。
やがて味方の交差点に差し掛かるので、ここを綾部市内方面である府道8号線へ左折します。右手のマクドナルドが目印です。
さらに府道8号線を進み、JR綾部駅前も通過します。
鳥ヶ坪の交差点で府道9号線へ右折します。左手のセブンイレブンが目印です。
府道9号線を進みます。道なりに左に曲がるとやがて栗町の交差点で府道74号線と交差します。これを府道74号線へ右折します。
するとすぐ左手に“京都農林大学校”の案内がある側道があるので、そこへ左折します。
この道の最果てに楞厳寺の表門があります。

通常拝観
表門の前には池があり、4月下旬にはミツバツツジがきれいだそうです。
表門をくぐると正面に庫裏があります。
境内の右手に進みます。
すると左手に石段が現れます。
この石段の右下に水子地蔵尊、さらに奥に日限地蔵尊がお祀りされています。
石段を登った正面に本堂があります。
本堂には本尊の薬師瑠璃光如来がお祀りされており、内陣天井は花天井ですが非公開です。
また本堂の右手には不動明王像がお祀りされています。

予約拝観
事前に予約しておくと、庫裏にある長井一禾(いっか)の襖絵を見ることが出来、御住職が解説してくださいます。
一禾は大隈重信から「鴉博士」の称号を贈られたようにカラスを描き続けた画家です。

玄関から入り左手にある最初の部屋が、秋の“湖畔の鴉”です。
湖で休憩するカラスと、川面を飛ぶカラス。
静と動の対比です。

奥1つ隣りの部屋は、夏の“高野杉と鴉”です。
高野山の霊木の間を飛ぶカラスです。右隣が仏間ですので、仏間への参道の様な位置づけで水墨画にしたそうです。

さらに奥の部屋が、冬の“雪中反哺(はんぽ)の孝”です。
成長した小ガラスが親に餌を運んで恩返しする場面が描かれています。
冬の画ですのでカラスが留っている枝は雪で真っ白。
当初は襖の背景も白いため、同化して非常に見にくかったそうです。
それを指摘された一禾は、「最終的にいいものになる」と一笑したそうです。
そう、今では襖の背景が黄色く変色したため、白い枝がくっきりきれいに浮かび上がっています。
そこまで計算していたのですね。

冬の間の右隣りに、春の“育雛(いくすう)の間”があります。
巣にいる3羽の小ガラスに親が餌付けしている画です。

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2014 7月の特別拝観


写真は、比叡山延暦寺の大書院

7月の特別拝観は、「京の夏の旅」がメインです。

「京の夏の旅」が3か月間続く小康状態が9月末まで続き、その後は収集がつかないぐらいの秋の特別拝観ラッシュになります。

分類の解説

頻度の分類
A:普段から拝観しており、寺宝の特別公開
B:1年で3回以上、特別拝観があるところ
C:1年に2回は定期的な特別拝観があるところ(主に春と秋)
D:1年に1回は定期的な特別拝観があるところ
E:数年単位でしか特別拝観がないところ

拝観エリアの分類
1:通常拝観と同じ
2:通常拝観では入れない一角が公開される
3:普段は全く拝観謝絶

上記2つを組み合わせて分類します。
よって
A-1は寺宝公開のみで、E-3は普段は非公開で定期的な拝観もないところです。

洛中
C-2 相国寺 方丈法堂 7/12~8/10(8/1、8/2は襖絵公開なし)
D-3 勝福寺 七夕コンサート 7/5 18:00~20:00
B-3 杉本家住宅 祇園祭屏風飾り展 7/14~7/16
D-3 長江家住宅 祇園祭屏風飾り 7/14~7/16、7/20~7/24
D-2 紫織庵 祇園祭と屏風飾り7/1~8/25
C-3 山紫水明処の庭(要予約)3月中旬~7月末
A-1 二条城 〈白書院〉水墨画傑作選~ 将軍の居室に描かれた風景・人物花鳥~  7/11~9/15
E-3 輪違屋 7/12~9/30
C-3 角屋もてなしの文化美術館 3/15~7/18(別料金で2階もあり) 7/19~9/14(1階のみ)

祇園祭 
・宵々々山 7/14(月) 歩行者天国なし
・宵々山  7/15(火)
宵山   7/16(水)平日
前祭巡行 7/17(木)平日
・後祭 宵山 7/21~7/23 露店はなし
・後祭巡行 7/24

洛東
B-2 吉田神社 大元宮 7/1
D-2 面白能楽館(京都観世会館) 7/26 12:00~ 3000円 
D-3 知恩院 浩徳院 7/5 フェスタ沙羅双樹 仏画      
D-3 大雲院 祇園閣  7/12~9/30 
B-3 建仁寺 両足院 半夏生の庭 6/8~7/10 7/12~9/18(拝観休止 8/9、8/10)
C-3 東福寺 天得院 (桔梗)6/21~7/5
D-1 真如堂 寺宝虫払会 7/25

洛北
E-3 舞鶴 旧東郷邸 7/19~7/21
E-3 舞鶴 聚幸菴(松栄館) 7/19~7/21、7/26、7/27、8/2、8/3
E-2 しょうざん 峰玉亭 7/12~9/30
E-2 比叡山延暦寺「大書院」特別拝観と天台薬師の池「びわ湖」遊覧 京都定期観光バス 比叡山延暦寺 大書院を含む 7/19~8/31の月・土・休日運行(7/26、8/3、8/4、8/11、8/25は運休)
A-1 三千院 あじさい祭 6/15~7/15
D-3 香雲ミニコンサート(大原 浄蓮華院蓮成院) 7/5~9/28の土日祝
A-1 岩倉実相院 実相院ブルー写真展 7/1~8/13
D-3 西村家別邸 3/15~12/8
D-2 神光院 7/21、7/22 きゅうり封じ
C-2 下鴨神社 神服殿、大炊殿  7/12~9/30

洛西
D-2 五智山 蓮華寺 7/28、7/29 きゅうり封じ
法金剛院 観蓮会 7/13~8/4(7:00開門)
A-2 三寶寺 7/29 ほうろく灸祈祷会

洛南
E-3 山科当麻寺 7/5 あゆみ観音 特別開帳
三室戸寺 あじさい園 6/1~7/13
三室戸寺 ハス酒を楽しむ会 7/12

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安国寺(丹後散策14)


写真は、紅葉の本堂

安国寺は足利尊氏の出生の地ともいわれている寺院です。

アクセス
京都縦貫道の“京丹波わちIC”までは、前述を参照してください。
京丹波わちICから京都縦貫道に乗り、1つ目の綾部安国寺で降ります。
国道27号線へ左折します。
最初の側道へ右折してJRの踏切を渡ります。国道27号線沿いに“安国寺”の案内があるので大丈夫です。
そして突き当りT字路を右へ。
約100mで府道74号線と合流し直進します。
さらに約100m先の側道を右折すると、その奥に安国寺の表門があります。

参道途中の左手に尊氏の“産湯の井戸”があります。
石段を登ってもみじの参道を進みます。
石段の上に表門があります。
表門をくぐると、左手に庫裏、その奥に方丈、正面にかやぶきの本堂があります。
右手には池があり、このあたりももみじがきれいです。
さらに右手前の奥には開山堂の正賡庵(しょうこうあん)への門があります。

本堂には本尊の釈迦三尊像が中央に、右手に地蔵菩薩半跏像がお祀りされており、いずれも重要文化財です。
通常は外からの拝観ですが、事前に連絡しておくと拝観料300円で堂内でお参り出来ます。
またさらに庫裏から方丈の方にも入れて頂き、約30cmのお厨子にお祀りされている小さな千手観音菩薩像にもお参り出来ますし、庫裏で尊氏の産着を使った袈裟などの宝物も見せて頂けます。

本堂と左手の方丈との間には枯山水の“清龍の庭”があります。
この庭園には枝垂れ桜があり、春はきれいなようです。

さて境内右手の開山堂に向かいます。
門をくぐると左手に開山堂があります。
この開山堂の右手に3つの宝篋印塔があります。
中央が足利尊氏、左側が母の清子、右側が妻の登子のものです。

楞厳寺へ

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2014 5/27の拝観報告8 最終(舞鶴 赤れんがパーク)


写真は、重文の赤レンガ倉庫

東郷邸を出て、国道27号線をさらに東へ進みます。

到着したのが舞鶴市役所に隣接する、舞鶴赤れんがパークです。

舞鶴の赤レンガ倉庫は重要文化財ですので以前から行ってみたかったのですが、前回の浦嶋神社のツアーでは時間の都合でスルーしていました。

しかし出発前によく調べてみると、これらの赤れんが倉庫群が舞鶴赤れんがパークという総合複合施設として利用されるようになったのは平成24年。
結構最近なんですね。

主に大きな倉庫が4つあります。
それぞれ催し物会場、喫茶、常設展などに利用されています。

土日には様々なイベントの会場にもなり、もっと多くの方が来られるのでしょうね。
ただ僕的にはこれぐらい人がまばらな方が、写真が撮り易かったので良かったです(笑)。

他にも土日には舞鶴湾を周遊して、自衛隊の艦船を見る船のツアーもあるそうです。

また赤れんが博物館も奥の方にあります。
これはある意味スゴイですね。
赤れんがのことが”これでもか”と解説してあります。
なんだか、一生分の赤れんがを見たように思います(笑)。

ここの喫茶でゆっくりして、帰路に着きました。

最近は京都府北部に行くことが多くなったので、舞鶴などが”僕的に随分近く”なりました(笑)!

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照福寺(丹後散策12)


写真は、名勝庭園の含勝庭

照福寺(しょうふくじ)は綾部市にある臨済宗の寺院で、庭園がきれいです。

アクセス
国道9号線と国道27号線の分岐までは以下を参照してください。
国道27号線を進みます。
途中で京都縦貫道の“京丹波わちIC”がありますが通過します。
さらに約4km先の山家の交差点で府道1号線が右から分岐しますので、ここへ右折します。
府道1号線に入ってすぐ左折した右手の坂の上に、照福寺の表門があります。
表門の右手に駐車場があります。

事前に予約しておくと、本堂や書院裏の庭園を拝観できます。
平日のみと書いてあるものもありますが、御住職にお伺いすると予定が合えば土日休日でも大丈夫だそうです。

坂上の左手に鐘楼があり、正面の表門を入ります。
右手前に小さな地蔵堂、右手奥に庫裏、正面に本堂、左手に聖観音菩薩をお祀りした観音堂、観音堂の前に“真観庭”があります。
真観庭は、七五三に石を配置した石庭で中根金作の作庭です。

庫裏に進み声をかけて中に入ります。
拝観料は1人500円で、御住職が案内して下さいます。
庫裏から左手の本堂に進みますが、まずは本堂に入らず本堂裏の“含勝庭”に案内されます。
ここは名勝庭園に指定されています。
奥が築山でもみじがきれいです。
築山左手の三尊石は滝にも見立てられ、そこから転々と植え込みと石が配されており、川のようです。
大きな島が2つあります。
中央の島には大きなヒメコマツがあり、これが亀島。
左手には鶴が巣籠りするかのような鶴島があります。
庭園右手は書院に面しており、そちら側にも滝口があり石橋が架かっています。

本堂裏をまわり本堂に向かって左手にある庭園“生々苑”に来ます。
庭園奥はノムラモミジで、正面に三尊石、右手奥から石の滝口からこちらへ流れよるように小石が配され小川のように見えます。
本堂に入ります。
本尊は釈迦如来像で、本堂の天井には大きな龍図が描かれています。
最後に本堂内右手奥の部屋に案内して下さいます。
ここの花頭窓を開けると、含勝庭の滝口と亀島のヒメコマツが額縁のように見えます。

綾部 光明寺へ

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2014 5/27の拝観報告7(旧東郷邸)


写真は、洋館

養泉寺を出たのが、12:30頃だったでしょうか。

国道9号線に戻り、福知山ICから舞鶴若狭自動車道に乗り、舞鶴西ICで降ります。
ここは瑠璃寺に行く際に通っているのでよく覚えています(笑)。

舞鶴市内に向かうにつれ道沿いにお店が増えてきたので、府道51号線沿いの王将で昼食。

そして14:00頃に到着したのが、本日13:00~特別公開の”旧東郷邸”です。
当初何の気なしにこの日に綾部、福知山散策を予定していました。
出発1週間前ぐらいに京都新聞を見ていたら、「5/27は海軍記念日で、旧東郷邸が特別公開」とありました。
たまたまヒット!
行くしかないでしょう(笑)。

昨年から公開されているそうで、今年も連続公開となりました。
ただし5/27平日の13:00~16:00ですので、一般的には行きにくいですよね。
しかし現地の14:00頃には、結構来ておられました。

内部の詳細は今後の本編で掲載します。

そして以前のコメントでも書きましたが、旧東郷邸は
第11回海フェスタ京都で、7/19(土)~7/21(月祝)まで公開
されます。

お時間がある方は、この機会に是非舞鶴まで行ってみてください。

このブログは「京都のおすすめ」ですので、奈良や滋賀は・・・ですが、舞鶴など丹後、丹波は強力におすすめしていきます(笑)!

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渡辺家住宅(丹後散策10)


写真は、外観

渡辺家住宅は船井郡京丹波町にある江戸中期の民家で、重要文化財に指定されています。

アクセス
国道9号線と国道27号線の分岐までは以下を参照してください。
国道27号線を進みます。長野の交差点を越えて、分岐から約8.3km先の上大道で右折します。
この側道を道なりに約350m進んだ左手に渡辺家住宅があります。

事前に予約しておくと、内部を参観出来ます。

予定の時間に行くと所有者の渡辺さんが案内してくださいます。
非常に優しいおじいちゃんです。
かやぶき入母屋造の民家です。
内部はたまに地域の集会などに利用したり、夏場だけ渡辺さんがここで寝起きされているそうです。
特に参観用に整備されているかんじではないです。
よって参観料なども設定されていませんが、わざわざ説明までして下さるので1人500円を寄付してきました。

左手の土間から入ります。
土間にはおくどさんもあり、梯子を登った2階は物置のようになっています。
土間から右手の室内に入ります。

中は古民家に典型的な“田の字構造”です。
要は内部が十字に4つの部屋、つまり土間側と奥側、玄関側と裏口側に分けられます。

土間側かつ裏口側は囲炉裏のあるいわゆる食堂の部屋。
土間側かつ玄関側は広い机があり、いわゆる居間でしょうか。
外は小さなお庭です。

奥側かつ玄関側は書斎のようになっていました。
奥側かつ裏口側は寝室。
この寝室の敷居だけが5cmぐらい高くなっていて、つまずきました。
これはかつて赤ちゃんが産まれると寝室にわらを敷いて寝かせており、そのわらが他の部屋へ出て行かないようにするためだそうです。

美山 かやぶきの里へ

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2014 5/27の拝観報告6(養泉寺)


写真は、観音堂内部

楞厳寺を出て府道74号線に戻り、府道74号線をひたすら西へと進みます。
そして由良川に沿て北上したところにあるのが、養泉寺です。

萩の寺として有名で、9月には境内に白い萩がきれいに咲くそうです。

今回は観音堂の天井画“花ととりの絵図”を予約していました。

また詳細は今後の本編で掲載します。

寺務所に声をかけて、観音堂内部へ。
福知山城の舞殿にあったと云われる天井画で、いわゆる花天井のような感じです。
しかし花だけではなく、龍図のマスがあったり、冑のマスがあったりもして面白かったです。

さらに観音堂が境内の小高い場所にあるので、境内が一望できるのもよかったです。
お寺の奥様もお気遣い頂き、観音堂の扉を全開にして下さいましたしね。

あんとんさまが御朱印を貰われたので、その間ゆっくり眺めることが出来ました。

なかなか萩の季節に再訪するのは難しいかもしれませんが、その頃に来てみたくはなりますね。

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大福光寺(丹後散策9)


写真は、多宝塔(左)と本堂(右)

大福光寺(だいふくこうじ)は足利尊氏が信仰した毘沙門天像があり、本堂と多宝塔が重要文化財です。

アクセス
京都府船井郡京丹波町にあります。
国道9号線と国道27号線の分岐までは以下を参照してください。
国道27号線を進みます。長野の交差点を越えて、分岐から約8.3km先の上大道で右折します。この側道を道なりに約400m進んだ左手に大福光寺があります。

創建は非常に古く平安京遷都前後の延暦年中で、元々は現地よりさらに北の山中にあったそうです。
それが足利尊氏の信仰により、南北朝時代にこの地に移りました。
戦国時代の戦火で多くの伽藍は焼失しましたが、本堂と多宝塔は当時のままだそうです。
本尊に毘沙門天を祀るところから“蕨(わらび)の毘沙門さん”と呼ばれて親しまれています。

お寺の境内の外周に塀などがなく、ほぼ公園のような状態です。
一応正面があり、その左右には石灯籠があります。
そこからまっすぐに参道が伸びます。

左手前に鐘楼(鐘はなし)、途中の左手に多宝塔、参道突き当りに本堂の毘沙門堂があります。
本堂は閉まっており、お電話しても公開はされていないとのことでした。
寺務所などもないので、御朱印を頂くのはムリでしょう。

渡辺家住宅へ

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2014 5/27の拝観報告5(楞厳寺)


写真は、本堂

安国寺を出て、国道27号線から綾部市内へ。
JR綾部駅前を通過して、府道9号線へ。
さらに府道74号線から、京都府立農業大学校の方面へ。
この側道の突き当りにあるのが、楞厳寺です。
って、漢字が読めないですよね(笑)。
”りょうごんじ”さんです。

本来この日は綾部と福知山のお寺を制覇するつもりで来たのですが、急遽午後からこの日だけの特別公開情報を得ました。
そこで午後からはそちらにまわるため、まず今回は「予約したものだけは行っておく」ことにしました。

楞厳寺さんは、大正から昭和初期の画家 長井一禾(いっか)のカラスの襖絵参観を予約していました。

これはやはり事前に予約しないとダメなようですね。
庫裏に「襖絵参観は事前に予約が必要です」と断ってあります。
多分襖絵がある庫裏が日常生活部分と重なっているので、それなりの準備が必要なんでしょうね。

拝観の詳細は今後の本編に掲載します。

通常拝観出来る境内は、本堂が少し離れていて複雑です。

襖絵はなかなか面白かったです。
ご住職がたっぷり説明してくださいます。
45分ぐらいだったでしょうか。

長井一禾はカラスの絵ばかり描いていたそうで、ここもカラスだらけです。
しかしそれら1羽1羽のカラスの姿に表情があるように見えました。

いろいろな状況のカラスを描き、ストーリーを想像させるような襖絵です。
個人的には好きなお寺でした。

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丹波散策の概要(丹波散策1)


図は、丹波地方の簡易地図

京都府の地図上の中央で京都市の北側になるエリアです。
具体的には亀岡市、南丹市、綾部市や福知山市のあたりです。

アクセス
五条通(国道9号線)を西へ進みます。
普通は沓掛口から京都縦貫道に乗ります。
亀岡市、南丹市と通過します。
鍬山神社、楽々荘、神蔵寺、穴太寺や金剛寺は亀岡ICで降ります。
出雲大神宮は千代川ICが最寄りです。

そして終点の丹波ICで降りて、国道9号線を進みます。
やがて左が国道9号線、右が国道27号線に分かれます。

国道9号線に進みひたすら進むと、やがて福知山市に至ります。
ぼたんの洞玄寺、萩の養泉寺、長安寺や天寧寺はこちらが近いです。

国道27号線に進むと、まず渡辺家住宅や大福光寺が側道の奥にあります。
途中右手の府道12号線から国道162導線、さらに府道38号線を進んだ先に、美山かやぶきの里があります。
国道27号線に戻ります。
すると途中で途切れていた京都縦貫道の北側の始点である”京丹波わちIC”があります。
丹後にはここから向かいます。

さらに国道27号線を進むと、右手に府道1号線が分岐します。
この分岐あたりに照福寺があり、府道1号線のずっと先に光明寺があります。
やがて国道27号線から左手に分岐する府道8号線を進むと、綾部市内に向かいます。
このまま国道27号線を進むと安国寺があります。
綾部市内には楞厳寺やあじさいの観音寺があります。

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2014 5/27の拝観報告4(安国寺)


写真は、書院と清龍庭

照福寺を出て、一旦”京丹波わちIC”へ戻りました。
そして京都縦貫道に乗り、1つ目の綾部安国寺ICで降りました。
向かったのは、ここからすぐの安国寺です。

ここは特に予約などはありません。

なんでも”足利尊氏誕生の地ではないか”というのが売りです。

詳細は今後の本編に掲載します。

まず国道から少し側道に逸れた細い道沿いで、さらに参道はその奥ですので喧騒から隔絶した静かなお寺です。

正面のかやぶきの本堂が印象的でした。

あんとんさまが御朱印を頂こうと納経所へ行かれましたが、誰もおられず。
ただし由緒書きは置いてあったので、僕は大丈夫でした(笑)。

重文のBが本堂にいくつかあり、これらは遠いですが本堂の外からでも見られます。

さらに足利尊氏らをお祀りする宝篋印塔が開山堂の方にありますが、場所が少し分かりにくいです。

境内の紅葉がきれいなのと、本堂前の枝垂れ桜が弱冠気になりますが(笑)、ここまでわざわざあと2回も来るのはね・・・。

綾部に来られるのなら、拝観ツアーの候補には十分上がってくるでしょうね。

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2014 5/27の拝観報告3(照福寺)


写真は、本堂(右)、観音堂(左)と真観庭

さて渡辺家住宅を後にして、さらに国道27号線を北上します。
京丹波わちICも通過して、さらに先の府道1号線に入ります。

これをさらにずーっとまっすぐに行くと国宝二王門のある光明寺がありますが、僕が既訪なのでスルーです(笑)。
府道1号線に入ってすぐ左手にある照福寺にやって来ました。

こんな山中にあるお寺ですがここは庭園が有名で、なかでも“含勝庭”は国の名勝庭園に指定されています。

今回京都府にある特別名勝庭園と名勝庭園を調べてみると、全部で47個ありました。
それらを1つ1つ見ていくと、なんとこの照福寺で”京都府下の名勝庭園は制覇”でした!
これなら”庭園派の領袖を自称するのに不足はない”でしょう(笑)。

振り返ってみるとなかでも難しそうなのは、對龍山荘今日庵、建仁寺 霊洞院、妙心寺 霊雲院(御幸の間の前庭)あたりでしょうね。

さて照福寺ですが、調べると「平日のみ拝観可」とか「土日祝は不可」みたいに書いてあります。
今回ご住職に確認したら、「お電話頂いて日程が合えば、土日祝でも大丈夫ですよ」とのことでした。

照福寺の詳細は今後の本編に掲載します。

おおまかには、表門を入ってすぐ本堂と観音堂の前に真観庭。
本堂裏に、含勝庭。
本堂の左手に生々苑
と、3つの庭園があります。

御住職が付いて説明してくださいます。
ここは完全に庭園中心ですので、本堂や本尊の説明はそこそこです(笑)。

庭園は言うまでもなく見事でした。
最近はB系が多かったので、久しぶりに”庭園らしい庭園”を見ました。

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とり松(丹後散策23)


写真は、玄関

とり松は本店が丹後半島の網野にあるお店で、お弁当の“丹後名物ばらずし”が有名です。
さすがに本店は遠いので、
通常はデパートでのお弁当の出張販売や、
JR京都駅の新幹線コンコース売場、『舞妓』・『古都みやび』での販売
で頂くことが多いです。

アクセス
京都縦貫道にて丹波ICで一旦国道9号線そして国道27号線へ。
京丹波わちから再度京都縦貫道で、終着点の与謝天橋立で降ります。
降りると国道176号線とのT字路になり、ここを左折します。
国道176号線を進み、石川の交差点で国道312号線へ。
さらに長岡の交差点で右折し、府道17号線に入ります。
そしてそのまま進むと、やがて国道178号線に合流し右折します。
ここから約500m先の左手にとり松の本店があります。
駐車スペースも20台分ぐらいあります。

通常お弁当は税抜きで1人折800円、1人半折1100円が手頃です。
御飯は2層構造で、間に“鯖のおぼろ”が入っています。
上には錦糸卵、シイタケなどの具がたくさんのっており、非常においしいです。

本店では3000円~9000円ぐらいの会席料理もありますが、
・名物ばらずし
・刺身の盛り合わせ
・茶碗蒸し
・白身魚のから揚げ
・お漬物
・デザート
が付いて1800円(税抜き)の“丹後セット”が手頃でおすすめではないでしょうか。

まずは京都駅のお弁当からですね。

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2014 5/27の拝観報告2(渡辺家住宅)


写真は、屋内から見た前庭

さて9:00前になりました。

大福光寺のすぐ近くにある渡辺家住宅へ。
ここは江戸時代に建てられたかやぶき屋根の民家で、重要文化財に指定されています。
事前に予約しておくと、内部が参観できます。

9:00前に向こうからゆっくり歩いてくるおじいちゃんがおられました。
やはり渡辺さんでした。
非常にやさしいおじいちゃんで、管理する様々なご苦労をお話して下さいました。
もちろん各部屋の解説も同時にして下さいます。

内部については今後の本編でご紹介します。

「可能であれば記帳をお願いします」とおっしゃったので帳面に記帳しましたが、結構頻繁に各地方から来られているんですね。

ただし内部は観光をそれ程意識されていないのか、よく言えばそのまま、悪く言えば散らかったままです(笑)。

まあそれも飾らない渡辺さんのお人柄なのかなと思うと、親近感が湧きます。

外から見るよりは絶対中も見た方がいいと思いますので、行かれる方是非予約してから行ってみてください。

まお参観料などは全く規定されていないので、僕たちは管理の足しにとお気持ちだけお渡ししてきました。

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