西の空は晴れている

絶望の向こうに希望がある............、はず!

尖山に登ってきた

2015-05-04 08:34:08 | 神社 古代

尖山に登ってきた。3度目か4度目。立山に向かって車を走らすと左手に見えてくるのだが、この山だけが綺麗な三角錐で周囲の山々に対して明らかに浮いて見える。母親が立山麓の集落出身なので、年に何度も側の道を通る為、自分が幼少の頃から気になっていた。言葉の表現力は無かったけども、人工的な感じがした。親に訪ねてみたが子供的な好奇心を満足させる答えが返ってこなかったことを覚えている。そういう部分を伸ばすような教育方針であれば、今頃はもっと前向きな人生を生きていたのではないかと思う。今更だけどもね。

かなり山の下まで車で行けるのだけど、歩いてみたい気分もあり、県道側の駐車場から歩いた。天気の良い休日は歩いてみたいと思う日もあるが、目的地も無く歩くことに何か違和感を覚え、結局、家の中で過ごしてしまうことが間々ある。この位の山を登るのが丁度良いかもしれない。

うちの嫁なんかは、山は怖い感じがして嫌だと言うが、僕は寧ろ里に帰って来た様な安心感を覚える。木々が生い茂っている山道を歩くのが割と好き。尖山の途中までは、いかにもそんな感じなので好き。連休中とあって、10組ぐらいとすれ違った。普段着で一人で歩く僕は、やっぱ違和感。皆さん、声を掛けて下さるけど、ちょっと恥ずかしい。ポーズでも、空のリュックでも担いでくれば良かったと後悔。まっ、何はともあれ、気持ちの良い時間を過ごしました。

さてさて尖山。小さい頃の好奇心が高校生の頃にまた目覚めてしまうのだけど、それが「竹内文書」。尖山が出てきます。当時、仲の良かった同級生が、「竹内文書」に嵌っており、彼の影響で自分も興味を持つようになる。神武以前の歴史について、荒唐無稽で壮大な話が展開する。「竹内文書」は、「ホツマツタエ」や「東日流外三郡誌」同様に偽書とされている。もー、怪しい所だらけですわ。流石にキリストの弟の名がイスキリといわれては、”安直すぎるだろう”というか、”3秒ぐらいの思い付きで考えただろっ!”と突っ込みたくもなるが、”ヒストリー ⇒ ヒズ・ストーリー” と言われる様に、公に残っている歴史書なんて、時の権力者にとって都合良く改ざんされたものだろうなということで、「竹内文書」、あながち馬鹿にしたもんでもありません。少なくとも、むちゃくちゃ好奇心を擽ります。ものすご~く簡単に言うと、飛騨、富山を中心とした高度な文明が神武以前にあったという話です。その文明の跡地みたいな場所が、この辺に沢山点在しており、竹内文書ヲタにとっては、ここはもう、宝石箱みたいな所。ヲタにとっては、”まずは位山”なのだが、高校生だった僕が、自力で行くには近くて遠い場所。当時の環境では、行けるけどいけない場所だった。高校生の頃、興味があったのが、プロレス、空手、古代文明。50近くになった今も、ベースは変わりませんが(笑)、結局、若い頃は前者2点に特化していくことになる・・・。

んで、子供が中学に行き、手も掛からなくなった頃より、漸く、20年来(ん、25年?)の夢が叶い、ポツポツと該当地を巡っています。

位山。まずは位山でしょう。イチイだもん。この日は、何故か山頂から雲が沸き上がっていた。

巨石が方々に点在する。巨石文明や~。

御皇城山。大学の寮が側にあったので、友達を訪ねたついでに登ったことがある。昨年、久し振りに行ってみた。昔もそうだったけど、ここへ行くと、黒い揚羽蝶が道案内をするかの様に自分の前をゆっくり飛んでくれた。

天柱石。57mだったかの1枚岩。大きい。上に古代文字が掘ってあるそうだが、危なそうなので登らなかった。

日輪神社。ここもヲタにとっては割と有名。自分が行った時、宗教系と思しき人たちが数人いた。なんか訓垂れてきたから、早々に退散。こういう人達、ホント、勘弁してほしいわ。百歩譲って、この人達の教義が100%正しくても、集団を作って誰か(例え神に対してでも)に頭を下げて見返りを求めるのであれば、やっていることは企業組織と一緒。休日まで奴隷やって何が楽しいの。

二上山山頂。武内宿禰の墓があるとも言われている。「竹内文書」絡みの場所へ行くと、宗教団体がいたり、”モーゼがぁ~”とか、”キリストが~”とか胡散臭い看板があったりして、興醒めしてしまうことが多々だが、ここは何の立て看板も無く、逆に神聖な感じを受けた。因みに、学生時代に”カップルで二上山に行くと別れる”という田舎伝説があったが、その頃にデパガと付き合っていた友人は、ここへ行って一発で別れた。恐るべし、武内宿禰。

天神山。うちの近所だよ。上杉VS織田の魚津城戦の際、上杉景勝と直江兼続が陣取った場所として有名。今はほこらが一つ。「竹内文書」では、なんとか天皇の墓とのこと。

じょうべのま遺跡。昔の庄園跡。どうなん?場所的には、なかなからしい。

ネットで拾った変な地図。まあ、何ていうか、こじ付けという感じもしないでは無いが、国内外を問わず、レイ・ラインだとか太陽ラインだとか、遺跡を結ぶと一直線になることが多々あるらしく、昔の人は農作物の育ち方等で土地の良し悪しを経験的に見極めることができたのかも。スフィンクスの視線を伸ばしていくと位山にたどり着くと、フランスの学者が発見したらしいし。

連休なんで、「竹内文書」絡みの行ったところをまとめてみた。三つ子塚古墳、宝達山等も行ったけど、写真がボケ過ぎていたので載せるのはやめた。あとは、皆神山と戸来村ぐらいか。皆神山(長野)はともかく、戸来村(青森)は遠いな~。



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