西の空は晴れている

絶望の向こうに希望がある............、はず!

器(うつわ)

2010-02-02 22:30:14 | 
久しぶりに、新製品開発会議。
午後イチから始まって、丁度5時に終了。
このメンツで、会議室に閉じこもりで、
流石に今週分のチャクラは使いきったと言う感じ

そんな小粒なオレは横においといて、
最近話題の【人間の器量:福田和也】を、読みました。

優れた人はいる。感じのいい人もいる。
しかし、善悪、良否の敷居を超える、
全人的な魅力、迫力、実力を備えた人がいない。

要は、日本はつまらん人間ばっかりだって本です。
この種の本を読んで、即、政治家批判に走る人がいますが、
僕は、さらさらそんな気はありません。
実際、俺らは何をほざいたところで、つまらん政治家レベル以下だもの。

この方の著書を読むのは、これで3冊目かな。
そんなにアレでもないんだけど、毎度、概ね納得、同意ですね。
今の日本人を、最も端的に表した表現が、
自分の財産と健康のことしか考えていない事にかけては、
貧乏人も金持ちも変わらないのです。

というところですね。

僕は、こういう端的な表現が出来ないのだけど、
ここ数年、ずっとこれに近い感情、不快感を持ってきましたね。
”○○ができる人”、能力ある人は、僕の周囲にもいっぱいいますが、
”結局、求めるのはそれかい。”って。

なんていうか、能力がある人であればあるほど、逆に失望する。

”すげえ強いと思っていた格闘家が、体に気を使って、
肉は鶏肉のササミの部分を水炊きでしか喰わない”
って知った時の失望に近いみたいな

本としては、器量は後天的な努力で大きくすることができるという点についても
書かれているのですが、その辺は、まあ、どんなもんだろう
俺的には、生死感も含めて、そうそうそうって共感できる部分が多くて、
スッキリできただけでも、読んで良かったと思っています


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