昨日9月20日、車のラジオを付けた時に21日が中秋の名月だと知った。
そこで今日は月の出から観察しようと会社を少し早く退社して家へ帰って来た。
家の前から東の空を見上げたがまだお月様は顔を出していない。
TVをつけて、地元夕方の情報番組を見ると6時15分が月の出と言っていた。
それから20分遅れで月の出が始まった。
我が家の東の空、志賀高原の山からの月出。
実際の月齢とずれて満月にならない年もあるようだが
今年はピッタリの満月であった
20分ほどで全体が顔を出した。
旧暦の八月十五日が本来の十五夜だそうだ。
旧暦の一月十五日から数えて八回目の十五日が中秋となるらしい。
秋はお月見をするのに、月がちょうどよい目線の高さだというのも
風習の要因になったのだとか。
中秋の名月を讃えた短歌。
月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月
この歌の中、月は八回出て来る、先ほどの八回と一致する。
上手くできている短歌なのだ。感心する。
十五夜お月さん。
現在の十五夜の風習としては、ススキを飾り、
月を見ながら団子を食べるのが一般的。
鳥は関係なかったかな。w
ところで。。
花札の満月はどんな意味が有るんだろう
調べてみたら8月で八を意味するんだそう。
しかし満月ではなく芒(ススキ)がメインなのだそうです。
正式な読み方は 芒(ススキ)に月
札(フダ)の黒い山の部分の筋は芒を表しているのだそう。
それを知らない私は単なる線と思い描いている。
となると書き方は違ってきますね。
(私が書いた花札は単なる黒い線。)
本物の花札の画は、芒(ススキ)に月
よく見ると芒です。なるほど納得。
郷土の作曲家。 中山晋平先生の作曲
野口雨情 作詞
雨降りお月さん
雨降りお月さん 雲の蔭
お嫁にゆくときゃ 誰とゆく
ひとりで傘(からかさ) さしてゆく
傘ないときゃ 誰とゆく
シャラシャラ シャンシャン 鈴つけた
お馬にゆられて 濡れてゆく
いそがにゃお馬よ 夜が明ける
手綱の下から ちょいと見たりゃ
お袖でお顔を 隠してる
お袖は濡れても 干しゃ乾く
雨降りお月さん 雲の蔭
お馬にゆられて 濡れてゆく
お月様と雨それと嫁入りがどこで結びつくのだろう。
発想が凄いさすが大正浪漫。
蛇足ながら、イギリス、シェークスピアの喜劇12夜は
クリスマスから数えて12日後、1月6日に上演されるので
12夜と言われるらしい。
内容は別として日本文化とは違う、呼び名に何か情緒が感じられない。
お月様とは関係ないようです。
花鳥風月をめでる日本の文化は改めて素晴らしいと
感じた夜でした。
名月や 居間の窓 開け放し ボヘミアン
それでは次回迄 名月再見!