長野スナップ 撮り鳥と気ままな散歩

草臥れ儲けな 奮闘記

ああ今日も行く!

忙しかった土曜日

2019年12月15日 | 暮らし

 

土曜日は朝5時に起きて市場へ出かけてきた。

前日にあらかじめ頼んでおいた野沢菜とお歳暮用のミカンを引き取るためだ。

ミカンは会社用、野沢菜は自分用。

 

師走の市場だという割には拍子抜けするほど閑散としている。

到着時刻が6時を回っているせいなのかな。

 

市場も不景気のせいで暇だというところが正解なのだろう。

 

皆さんも分かっていると思いますが街の八百屋さんの元気がない。

スーパーやネット通販などに押されているせいだ。

私もそうだが生鮮食品の野菜までもネットで買う時代なのだ。

流通形態が全く変わってしまった。

これから街の八百屋さんの生き残りは大変だろう

現に私の市では県都でありながら魚屋さんは一軒もない。

 

仕入れたミカンと野沢菜。

今年は葉物類が不作で野沢菜を手に入れる事も大変だった。

4kの野沢菜を10束頼んでいたのだが、9束しか買えなかった。

全くと云うほど入荷がないらしい。

なので価格も例年の倍もした

1束1200円×9=約1万1千円 ヒャー高い!

 

ミカンは贈答用という事で2500円を10箱買った。

王琳とパイナップルは規格外の物という事でただでもらってきた。

会社で事務員さんが昼のデザートで食べる。

一般的に日本では王琳は人気がないが、私はこのリンゴ、香りが良いので好きだ。

 

 

 

 

 

7時から開店している食堂で朝ラーメンを食べた。

色は真っ黒ですが見た目より薄味であっさりしている。

市場に来ると大抵食べる。

美味い!

市場食堂なのでミスマッチですがサラダがサービスでついてくる。

これで500円。ワンコイン。

 

さて自宅へ戻り野沢菜漬けの作業だ。

幸いに今日は快晴で気温も高くなるだろう。

水洗いは気温が上がる10時まで待って作業開始。

 

それまでに段取り。

まず秤と塩・ザラメ・漬物用昆布・唐辛子を用意

野沢菜   4k×9=36k   11000円

葉を切り落とし          31k    

塩   31k×0.035=約1k  380円

ザラメ        300g  130円

鷹の爪             200円

漬物用昆布             270円  

合計            11,980円

1kあたり           387円

 

漬ける塩梅の3.5%は何年かの経験の結論だ。

 

上記材料をあらかじめ混ぜ合わせて置く

 

 

 

 

左の野沢菜4k束はまだ葉を切り整えてない。

右側の束は葉を樽に合わせた長さに切り落としてある状態。

 

 

洗い用角樽に水を張りお菜洗いの準備。

冷たいよーー。

 

水洗いの主な作業は茎の付け根に入っている泥を落とす事

通常は親指を入れて洗うのですが爪元の薄皮がささくれ立つので

今年は少し工夫をして歯ブラシで洗ってみた、

 

念のために歯ブラシはお菜洗い用に新調したものです。

 

女房殿に歯ブラシの話をしたら「あなたが使った物じゃないでしょうね」だって。

「いい加減にしろよ」と言ったら

「お父さんならやりかねないから」と言い返された。

内心うーん鋭いこと言うなと思いつつも。

「もういい!」と私。 口ではかないません。

せっかく薬のアオキで買ってきた歯ブラシなのに。 ブツブツ。

 

この歯ブラシ、使うのに時間はかかりますが結構役に立ちました。

 

洗い終えた野沢菜は3斗の角樽に専用のビニール袋を用意して

その袋の中へ丁寧に並べていく。

一段ごとに先ほど混ぜ合わせて作った塩を振っていく。

葉を切り落としているので長さは樽にピッタリはまります。

段取りよく丁寧に仕込みをしておくときれいな仕事になる。

 

30kの量だと樽に入りきれず盛り上がった。

しかし心配はいらない。

この後合計55kの重石を乗せて一晩置いておくと

角樽の縁より下へ野沢菜は沈み込む。

 

 

重石は20k×2個と15kが1個で合計55kg

 

ひと晩経った状態、しっかり沈んでいる。

 

 

この後水が上迄上がったらすぐに重石を15k1個だけに減らす。

そうしないとお菜がつぶれてしまい茎から旨味が逃げてしまうし歯触りも悪くなる。

これも漬物を上手につくるちょっとした秘訣。

何年か漬け物を作ってくると先輩の皆さんから情報を得て

こんな私でも段々と漬物作りが上手になってきました。

 

お昼過ぎて漬け終わりました。 ふー

腰は痛いし、手はまっ赤。早速お風呂に飛び込んだ。

作業後のお風呂は。。ああいい気持ち。

 

夫婦2人でこの量は多いが子供たちに分けるのと

九州の親戚へ送るのでまだ少し足りない

そこで信州中野のいきいき館まで出向いて買い足して来た。

人へあげるのも大変です手間がかかります。

 

今の若い人はこの先野沢菜漬けなんて作らないだろうね。

時代とともに食文化も変わっていく。淋しいけど仕方ないんだろうね。

まあその時には私もこの世に居ないからいいかな。

 

 

天気は午後もいいのでミツバチの越冬作業をおこなった。

この作業でほんの少しハチミツが採れた。

瓶詰はまたしばらく後で。

 

 

さてこの後夕方からは二人で忘年会だった。

わたしもまだまだ体力が有りますね若いです。

連れの社長が新しい焼き鳥屋さんを見つけたというので先ずその店へ。

女性3人で切り盛りしている、なかなか明るいいいお店です。

焼き鳥はまあまあですかね、また来た時にもっと色々食べて判断しよう。

 

2次会でスナックへ

この時間に焼き鳥屋さんから外へ出たときには結構繁華街も混んでいました。

それでも往時の賑やかさの面影はないなぁ。不景気なんですね。

 

 

新しく開発したスナックへ到着

11時まで飲んでカラオケ。二人で盛り上がってデュエットも。

黙っていたらワインボトル、焼酎ボトル、日本酒と出てきた。

帰りの計算どの位だろうと思っていたら、25,000円でした。

まあ楽しく飲んで歌ってボトルもキープしたんで、良しでしょう。

お店も混んでいて、女の子が足りずにコンパニオンを呼んでいた。

若いコンパニオンさんで選曲が全く違います、それはそれで楽しい。

 

少し高いのもしょうがないか。

 

 

その後タクシーで家に着いたのは午前様でした。

それにしても土曜日は活躍しました。

少し張り切り過ぎでしたが気持的には充実した一日が過ごせました。

 

 

日曜日の朝目覚めたらふくらはぎと腹筋が痛かったです。

翌日に直ぐ痛みが出るなんて私もまだ若いんだね。

何か嬉しい痛みです。。。 どMになっちゃいました。

単純な親父だなぁ。

 

12月も後わずか無事に過ごして良い年の瀬にしましょう。

クリスマスももうすぐだ。

 

 

 

稲垣潤一のクリスマスキャロルの曲のように何かいいことないかなと

連れの社長に話を振ったら

「私さんそれは永遠のゼロ」 と即答され、コンパニオンさんに爆笑された。

 

 

 

 

 

 

稲垣潤一, 広瀬香美 - クリスマスキャロルの頃には

 



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