先月私の母親が骨折で日赤に緊急入院をした。
80歳を越えているので無理からぬ事だが、入院先では当然色々な問題が起きた。
母は被害妄想の気があるので、「周りの人が私の悪口を言っている」
「財布が盗まれた」等を日赤の看護師さんに訴え、付き添いの家族は対策に翻弄された。
1か月後の現在は日赤から県立病院へ転院をして治療をしている。
今日は14時から、担当看護師、薬剤師、ケアマネージャー、訪問看護士、
介護士、家族等9名の女性が集まり退院に向けてのカンファレンスが開かれた。
私は母の長男なので当然参加をした。
しかしこういう時の男は頼りにならないもので、私はただただ恐縮をして
座っているだけであった。
テキパキとカンファレンスは進み、退院後はサコージュ(サービス付き高齢者住宅)
に入居するという結論になり終了した。
女性たちの意見は患者(私の母)に寄り添った意見であふれており、
本当に有難く感激であった。
母親は退院後は家に帰ると言い張って駄々をこねていたが、
訪問看護士さんにやさしく諭され、最後は涙で訪問看護士さんに
「ありがとう」を繰り返し、取り敢えずは納得した。
私が母に話をしたなら頭ごなしの話になり、よい結論は出なかったであろう。
家族以上とも思える温かな意見には、本当に頭が下がる思いであった。
弱者切り捨ての自民党安倍政権の政治に、諦めの境地であったが
高齢者医療の最前線では、多くの女性たちが劣悪の条件のもと
高齢者のために頑張っている事が改めて理解ができ、大げさではあるが
日本の未来は、もう少し先まで大丈夫な気がしてきた、女性は強いですなぁ。
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