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草臥れ儲けな 奮闘記

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母親の入院

2016年11月02日 | お気に入り

 

先月私の母親が骨折で日赤に緊急入院をした。

80歳を越えているので無理からぬ事だが、入院先では当然色々な問題が起きた。

 

母は被害妄想の気があるので、「周りの人が私の悪口を言っている」

「財布が盗まれた」等を日赤の看護師さんに訴え、付き添いの家族は対策に翻弄された。

 

1か月後の現在は日赤から県立病院へ転院をして治療をしている。

 

今日は14時から、担当看護師、薬剤師、ケアマネージャー、訪問看護士、

介護士、家族等9名の女性が集まり退院に向けてのカンファレンスが開かれた。

私は母の長男なので当然参加をした。

しかしこういう時の男は頼りにならないもので、私はただただ恐縮をして

座っているだけであった。

 

テキパキとカンファレンスは進み、退院後はサコージュ(サービス付き高齢者住宅)

に入居するという結論になり終了した。

女性たちの意見は患者(私の母)に寄り添った意見であふれており、

本当に有難く感激であった。

 

母親は退院後は家に帰ると言い張って駄々をこねていたが、

訪問看護士さんにやさしく諭され、最後は涙で訪問看護士さんに

「ありがとう」を繰り返し、取り敢えずは納得した。

 

私が母に話をしたなら頭ごなしの話になり、よい結論は出なかったであろう。

家族以上とも思える温かな意見には、本当に頭が下がる思いであった。

 

弱者切り捨ての自民党安倍政権の政治に、諦めの境地であったが

高齢者医療の最前線では、多くの女性たちが劣悪の条件のもと

高齢者のために頑張っている事が改めて理解ができ、大げさではあるが

日本の未来は、もう少し先まで大丈夫な気がしてきた、女性は強いですなぁ。

 

 

 

 


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