「すべてはうまくいっている」…これは精神科医・越智啓子氏が多分最初に使った言葉だと思います。この言葉に触れた時、私にはピンときたものがありました。以来、私の口癖になったのです。
ある友人からとても嬉しいメールをいただきました。
「すべてはうまくいっている…大好きなマントラです。でも、辛いときには、私自身がしっかりしなければ、心から唱えられません。このマントラを、生涯どんなときも唱えられる生き方をするのがこれからの私の目標です。」
ツライ一年を乗り越えてきたかたから出る言葉は説得力があります。
彼女は、ご主人が今年一年、病気療養されていて、常に寄り添っていたお仲間です。
医師としてたくさんの患者さんを診ていらした多忙な毎日。そのご主人自身が病と正面から向き合うことになってしまわれたのです。
でも、今朝から一年ぶりにご主人が、ご出勤されたそうです。
ご主人は 療養中に色々な本を読んでいたなかで、「医者は、希望を処方できれば、一人前。」という言葉に出会ったとか…。
今後は、患者としての経験を存分に生かした診療ができるのではないか…と、おっしゃっていました。
ステキですね。本当に嬉しいメールでしたので、皆さんにもお伝えしたくなりました。
この一年、愚痴一つこぼさず、いつも希望に溢れたメールをくださったRさん、「あなたに起こることは100%良いこと」が知らず知らずのうちに身についていたのだと思います。本当に本当に心から嬉しいです。
今、病気療養中のかた、事故で療養中の方、田原豊道先生とともにいつも祈っています。
「すべてはうまくいっている!」 はすごいマントラだと思います。常に唱え乗り切ってくださいね。(荻山貴美子)