血管がプチっと切れそうな(笑)寒い朝です。皆さん、お元気ですか?
私は元気ですが、声が全く出なくなりました。
ストレスや疲れが溜まった時、一番弱いところに出る…と、言われますが、私は1年に一度くらいこういう状態になります。
さて、今日はフウテンの寅さんのお話です。
寅さんにはたくさんの名台詞があります。
幼なじみの明美という女性は夫婦間に摩擦があり「愛って何?」と、悩んでいました。
どんな知識人や大学教授でも説明できない「愛」について寅さんは簡単にこう語ります。
「いい女がいるとする…
ああ、いい女だなぁ、と思う。
その次には、話がしたいなぁ、と思う。
その次には、もうちょっと長くそばに居たいなぁ、と思う。
そのうち、気分が柔らかくなってさ。
あぁ、この人を幸せにしたいなぁ、と思う。
この人の為だったら命なんかいらない、 もう俺死んじゃってもいい、そう思う。 それが愛ってもんじゃないかい?」
明美さんは、とても納得するんですね。そして、寅さんの腕に自分の腕を絡ませて、こう言います。
「寅さんはやっぱりスゴイ。でも、何で寅さんにお嫁さん来ないんだろう!」と。
私の一番好きなシーンです、寅さんは名カウンセラーです。でも自分のことになるとからっきしダメで失恋ばかりしています。
寅さんに哀愁を感じるのはたくさん恋をしてたくさんフラれているからでしょう。
懐かしいなぁ、寅さん。(荻山貴美子)