日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

神様の使者?

2014年06月20日 18時36分07秒 | 思うがままに
水曜日から一ノ関、盛岡、青森にいました。
今、新幹線で東京に戻っています。

今回は来年の全国大会の視察も兼ねていました。

とてもとても不可思議な体験をしました。

震災後、できるだけ早めに東北で全国大会を企画したい…と考えていました。

先日、足利で震災の復興のために開催された早池峰神楽を、強行スケジュールの中で観に行った理由はそこにありました。

しかし、日本ヨーガ学会の全国大会となれば大人数を収容でき、皆さんが満足していただける場所の確保に苦労します。

やっと辿り着いたホテル2つ。まずは、下見に…と、授業の合間に訪ねて行きました。

どこのホテルとは言えませんが2つとも有名ホテル。共通点は年季が入っているということ。はやい話が、かなり古いということ。

接客は両極端。

満面の笑みで歓迎してくれるホテルは値段は会費で収まりそうだけれど、皆さんの喜ばれる顔がイメージできない。

もう1つのホテルは従業員の教育に問題あり。大浴場は遠い。それなのに高い。まあ、我慢できないほどではない。

さぁ!どちらを選ぶ?

四面楚歌?
八方塞がり?

妥協するにはあまりに折り合わない!

田原先生と私は肩をガックリ落とし、もはやこの地で全国大会は諦めざるを得ない…と。

だってどちらのホテルにしても心が沸き立たないのですから…。

ホテルは泊まってみないと本当に分かりません。誰が見ても外目にはキレイに見えるホテルも、化粧を落とした素顔は幻滅(笑)

ホテルから早朝、次の移動のため、駅までションボリしてタクシーに乗車。

滅多にタクシーでは会話しない私が何故かドライバーさんに困り果てていることを話しました。

すると…

それまで無口だったドライバ-さんがこうおっしゃったのです。

「実は私は昔、ホテルの番頭をしていました。事情があって随分前に辞め、今は運転手をしていますが、私が勤めていたホテルは良い環境にあり、お客さんへのおもてなしも心がこもっています。私はこちらをお勧めします」と。

しかし、次の目的地に行かなくてはなりません。

盛岡に向かう新幹線の中で心が弾みました。

すべては上手くいっている!と、根拠もないのにほくそ笑んでいたのです。

盛岡の直属クラスを終え、楽しくお食事会をして、田原先生と一ノ関にとんぼ返り。

フットワークは軽いです。(笑)

そしてタクシーのドライバ-Iさんが教えてくれたホテルに直行。

何と、美しい景観。心地よい自然音。

営業担当のかたの名刺を見て、ビックリ!

何とドライバ-さんが元同僚とおっしゃっていたTさんではありませんか!

話は弾み、トントン拍子に…。

斯くして来年の全国大会は平泉洛南の景勝地、厳美渓で大自然の恵みにひたれることになります。

平泉は世界文化遺産。

来年は少し贅沢に…。

せせらぎを間近に聞き、みちのくに花開いたお浄土を味わいましょう。

それにしてもあのタクシーのIさんは神様の使者?(荻山貴美子)
コメント (5)
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