日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

玉三郎さん語録

2014年06月23日 23時36分24秒 | 思うがままに
大阪にいます。
少なくとも全国大会が終わるまでは楽しくない話や、ややこしいお話は避けたいものです。
なぜならば...
良いコンディションで臨みたいからです。

最近、昔々の映画をDVDで観ました。
「何がジェーンに起こったか」

ヒロインは2人の年老いた姉妹。
2人とも女優として最高に輝いていた頃があり、その過去の栄光にいつまでもしがみつき、美しく老いることができません。
往年の美人女優が身体を張った映画だそうです。
とにかくコワイ!のひと言。誰の心にも潜む醜い心の奥を覗くからでしょうか?

それはもう狂気の世界。己を知らないとはこういうことなんでしょうか?
何にでも、誰にでも旬はありますが、旬を過ぎてからどう生きて行くか...が課題ですね。

坂東玉三郎さんが、インタビューで語っておられました。
「いつまでも私たちが舞台にいられるわけじゃない。次の世代に期待したい。若い人たちのそばにいて、ひと言声をかけてあげる演出家的な役割が大切と強く感じている」と。

玉三郎さんのいつまでも美しいワケが分かりました。
人を育てながら自分も輝く...。

そして、次の言葉がまたまた素晴らしい。

「作家を尊敬しなければ芝居はできない。尊敬するからには書いた方の気持ちをできる限りそのまま演じたい」

玉三郎さんにとって泉鏡花という作家がまるでグル(師匠)のようです。

これはヨーガの師弟関係にも当てはまります。

グルを尊敬しなければヨーガは歩めません。尊敬するからにはグルの教えをできるだけそのまま伝えたい...。これなんですね。

一流の人は、さりげない言葉がキラッと光る。
玉三郎さん、益々好きになりました。(荻山貴美子)
コメント (1)
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