日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

言って良いこと悪いこと

2017年03月03日 14時47分49秒 | 思うがままに
見えない
聞こえない
覚えない

これが年齢の武器だ!
と言った人がいました。

誰の言葉だったのか?
こんな風にカラッと言い放つと爽やかですね。

思わず笑っちゃいました。

先日、認知症をテレビで取り上げていました。

48歳で発症した若年性アルツハイマーの男性。
奥様が魅力的な方。

ご長男が2歳の時にお父さんがアルツハイマーを発症。
日に日に明らかに症状は進みます。小学生の時に、ご長男は僕が食い止めてみせる…と語っていました。

それから数年後、発症からは12年経った今、不思議なことに脳の萎縮は進行していない……。ご長男は中学生。妹の面倒を父親のようによく見ます。

彼を取り巻く妻や子どもの深い愛で悲壮感がありません。
アルツハイマーはお気の毒ですが、幸せな男性だと思います。

この男性はちゃんとお仕事もしているし、穏やかで、妻や子を傷つけることは言いません。そこがまた円満にいくポイントなのかもしれません。

違う番組では、ほとんど寝たきりの認知症のおばあさん。すべて面倒を見ているお嫁さんのせいにします。

毎日「バカヤロウ」と罵倒する…。
切ないですね。

しかし、このおばあさんは在宅医療の良い医者と出会いました。
このお医者さんは、山ほど飲んでいたクスリをやめさせたのです。

すると…

自分でベッドから起き上がれるようになってきたのです。
オマケにお医者さんの問いかけにグーサインまで出すようになりました。

お医者さんが、帰りを見送るお嫁さんの肩に軽く触れ「よく面倒を見ていますね」とねぎらう。

お嫁さんには笑顔がこぼれます。
こんなひと言が地獄のような介護からお嫁さんを救ってくれるのですね。


さて、国会中継で、山本太郎氏が安倍首相に森友学園と関わりを持った昭恵夫人を「アッキード事件」と揶揄しました。

本人は上手いこと言ったもんだ!とほくそ笑んだのでしょうが、いかにも品がない。
石原慎太郎氏の「大年増の厚化粧」発言と同じく品がない!

首相は「アッキード事件という言い方は限度を超えている。まさに人の名誉を傷つけるために、この場を活用されるというのは極めて不愉快。遺憾であると申し上げておきたい」と発言しましたが、その表情は怒りを通り越しているように見えました。

言葉は刃物よりもダメージをあたえます。
どんな場面でも、言って良いことと悪いことの区別ができない人は私はキライです。(荻山貴美子)
コメント
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