大分前のことです。
あれはアメリカのサッチダーナンダ先生のアーシュラムでのこと。
完全ベジタリアンではありますが、豊かな食材で彩られたお食事の時の話です。
お互いに手をつなぎ円陣を作りマントラを唱えていた時にアラッと思いました。
あるお二人のところでその円陣が途切れているではありませんか!
旅の途中から、何かとぶつかり合うお二人のところでした。
かたや会社を手広く経営してきた男性の社長さん。かたや優秀な薬剤師さんとして活躍してきた女性。お二人ともお仕事をリタイアしたばかりでした。
仕事で、さんざんイヤな人と付き合ってきたのだから、もうイヤな人とは付き合わない…という強い信念がありました。
それなのに、よりによって隣り合わせになるとは皮肉なことです。(笑)
お互いにキライだから手をつなぐなんてとんでもないことだったようです。
幸い、お二人ともお互いの悪口を言うわけではなく、最後までキライなもの同士で、口をきくこともなく過ごしました。
アドラーの心理学によると、10人のグループがあれば、自分を受け入れていない人が一人はかならずいると…。
でも、自分を、よく思わない人がいるということは、自分がいかに自由に生きているかという証だそうです。自分の生き方を貫いている証。自由に生きるためには支払わなければならない代償だそうです。
私も最近ありました。その場の空気がなぜか寒い。ひとりの方の冷たい視線を感じたのです。
でも私はスルーです。
いつだったか、あのスラッとしていた美人のあべ静江さんが、かなりふくよかになってテレビに登場しました。
口さがないさんまさんが
「夢をこわさんといて〜
若い時にあんなに憧れていたんだから。
こんなに太っちゃダメでしょう」
と言ったら…
「私はあなたのために生きているんじゃないわ」と軽く切り返していました。
お見事でした。
でもさんまさんの言葉の中にはどこか愛情があり、ふくよかに年を重ねたあべ静江さんを魅力的に受け止めていたに違いありません。
自分を受け入れない人に対してはあべ静江さんのように「私はあなたのために生きているのではないわよ〜」と、心の中で切り返すのがアドラー風かもしれません。
今日は国立NHK学園に行ってきました。
温かい眼差しに温かい笑顔。ホットな気持ちで帰宅しました。(荻山貴美子)
あれはアメリカのサッチダーナンダ先生のアーシュラムでのこと。
完全ベジタリアンではありますが、豊かな食材で彩られたお食事の時の話です。
お互いに手をつなぎ円陣を作りマントラを唱えていた時にアラッと思いました。
あるお二人のところでその円陣が途切れているではありませんか!
旅の途中から、何かとぶつかり合うお二人のところでした。
かたや会社を手広く経営してきた男性の社長さん。かたや優秀な薬剤師さんとして活躍してきた女性。お二人ともお仕事をリタイアしたばかりでした。
仕事で、さんざんイヤな人と付き合ってきたのだから、もうイヤな人とは付き合わない…という強い信念がありました。
それなのに、よりによって隣り合わせになるとは皮肉なことです。(笑)
お互いにキライだから手をつなぐなんてとんでもないことだったようです。
幸い、お二人ともお互いの悪口を言うわけではなく、最後までキライなもの同士で、口をきくこともなく過ごしました。
アドラーの心理学によると、10人のグループがあれば、自分を受け入れていない人が一人はかならずいると…。
でも、自分を、よく思わない人がいるということは、自分がいかに自由に生きているかという証だそうです。自分の生き方を貫いている証。自由に生きるためには支払わなければならない代償だそうです。
私も最近ありました。その場の空気がなぜか寒い。ひとりの方の冷たい視線を感じたのです。
でも私はスルーです。
いつだったか、あのスラッとしていた美人のあべ静江さんが、かなりふくよかになってテレビに登場しました。
口さがないさんまさんが
「夢をこわさんといて〜
若い時にあんなに憧れていたんだから。
こんなに太っちゃダメでしょう」
と言ったら…
「私はあなたのために生きているんじゃないわ」と軽く切り返していました。
お見事でした。
でもさんまさんの言葉の中にはどこか愛情があり、ふくよかに年を重ねたあべ静江さんを魅力的に受け止めていたに違いありません。
自分を受け入れない人に対してはあべ静江さんのように「私はあなたのために生きているのではないわよ〜」と、心の中で切り返すのがアドラー風かもしれません。
今日は国立NHK学園に行ってきました。
温かい眼差しに温かい笑顔。ホットな気持ちで帰宅しました。(荻山貴美子)