【くるくる、ゆらゆら、
あたまのうえの花や鳥が
かわいく心地よい音を鳴らします。
無邪気に無心に、いつまでも遊んでいたいおりんです。】
築地本願寺で可愛い「おりん」を買いました。
おりんは祈りのための至上の音です。かわいくてあたたかくて、何かに守られているような感覚になります。
言葉では表現できない思いに気づいたとき、どこまでも限りなく遠く、深く、染み渡るように広がります。
宮田八郎さんの「穂高を愛する男」の中で、こんな詩がありました。
【すべてが過ぎ去ってしまう
時の流れの中で
星々がこの地上に届けてくる
かそけき光は
まぎれもなくそこに存在したあの時の
証しであるように思えます
過ぎた時間は消えてしまったわけでは
なく静かにそこにあったと思えること
は明日を生きる上での大切な燃料とな
ります】