日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

仰げば尊し我が命

2012年04月21日 21時45分42秒 | 思うがままに
最近のことです。私どもの案内者(インストラクター)の方からお寺で貰ったという、あるコピーを戴きました。そこには次の言葉が載っていました。

「気は長く、心は丸く、腹立てず、口慎めば、命長かれ」。

私は即座に「ムムッ!これはいただけない!私は嫌いだ!」と思いました。
そして同時に思い出したのです。

「気は長く、心は丸く、腹立てず、己小さく、人は大きく」。

これは、鞍馬流剣術の道歌でもあるそうです。が、私は今日までいろんなところで見聞きして来ました。私はこれが断じて善いと思いました。

そもそも、口慎めば命長かれなんて…。
エゴですね。もしも相手に言うのだとしたら、お節介そのものですよ!

その点、己小さく、人は大きくはいいですね。エゴを離れています。ヴァイラーギヤ(離欲)そのものですね。
でも、ちよっと見方をかえてみると、口慎めば命長かれも凄いことになります。
口慎めば、ではなく、口慎みてと詠み直し、命長かれ、ではなく、命仰がむ、と詠み直してみるのです。

俄然心が洗われたように、すがすがしい気持ちになるのは私だけでしようか。
言葉は大きな力を持っていますね。

さあ、小学生の昔に帰ったように声高らかに詠えてみましよう。

「気は長く、心は丸く、腹立てず、口慎みて、命仰がむ」

「命」、それは大宇宙の大生命です。それが我が身体に宿っているのですね。仰げば尊し我が命です。まさに帰命敬礼(きみょうきょうらい)です。

こういう気づきにいたったのは、コピーをくださった案内者のお陰です。ありがとう!(雪山童子こと豊道)
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金の輝きを放つ言葉

2012年04月21日 16時36分06秒 | 思うがままに
こんにちは。
今日は水戸に行ってきました。スーパーひたちで上野に向かっています。
今日も田原豊道先生は迫力満点でした。

さて、皆さんは、BS日テレ 孔子伝を一度でもご覧になられましたか?
いしだ壱成さんが、重要な役回りで、孔子十哲のNo.1顔回を見事に演じています。
顔回はメモ魔。孔子先生の授業ばかりではなく日常の会話の中でも筆記用具を手放さなかったようです。何気ない日常の会話の中にも、後から金の輝きを放つ言葉がある…と。

師と弟子の関係はかくあるべし…ですね。私も真似て、しっかり田原豊道先生の日常会話もiPhoneにメモります。
明日から、郡山、仙台、大阪、川西と巡ってきます。(荻山貴美子)
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嵐の前の静けさ

2012年04月19日 14時38分59秒 | 思うがままに
黒いサリーさん、いつも暖かいコメントありがとうございます。

髪が伸び放題。今日は久しぶりに美容院に行きました
美容師さんに身を委ねて、私はブログを書いたり、居眠りしたり…。いいですね~この時間。

もう少ししたらしばらくブログも休眠に入ります。何故でしょう?

「ヨーガの四季」の編集でパソコンと首っ引きになるからです。ゴールデンウィークで何とかまとめなくでは…。ですから、今は嵐の前の静けさなんです。

年2回、試行錯誤しながら関わる編集も長い間にペースが分かってきました。ホームヨーガの皆さんは必携ですが、最近はそれ以外のかたも楽しみにしてくださっています。

これから、横浜よみうりに行きます。楽しいお仲間たちとヨーガを楽しんできます。(荻山貴美子)
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恕の人 孔子伝

2012年04月18日 11時19分19秒 | 思うがままに
こんにちは。

BS日テレ「恕の人 孔子伝」は最高です。1話~5話まで西嶋博子さんが録画してくださいましたので、一気に観ました。
まるで、悠久の時代にタイムスリップしたようです。珠玉の言葉がちりばめられています。そして、何と言っても音楽がすばらしい!

全国大会を、佐賀の武雄温泉で…と決めた時から「論語」に触れ、このタイミングでこんな大作が放映されるとは…。
それはそうと、その全国大会のキャンセルがほとんど出ません。再度のお願いです。キャンセルのかたは早めにお申し出ください。
今でもキャンセル待ちのお申し込みが続出してますので…。こんなお願いは本当に変ですが…。(笑)


さて、今日は究極の選択について…

私たちは普段いつも選択を余儀なくされているような気がします。
今年もインドとネパールに行きます。参加者は皆が皆、万全な環境で行ける人ばかりではありません。経済的なことも含め、仕事のこと、ご家庭のこと…。いろいろありながらも究極の選択をして1週間の旅行に臨みます。だからこそたくさんの思い出とたくさんの気づきがあるのでしょうね。
全国大会もそうだと思います。皆さん本当にいろいろ遣り繰りなさっていつもご一緒してくださいます。ありがとうございます。

ここで、ある案内者(インストラクター)の随分前の話を思い出しました。
ご主人が重篤な病に倒れました。この方はしばらくご主人の看病に専念なさることになり、インストラクターをすべて降りることを選択しました。しかし、「師範科」や「ヨーガまんだら」「ゼミナール」「全国大会」などをお休みすることはなかったのです。ご主人も「行っておいで」と、気持ちよく送り出してくれたそうです。自分の平常心を保つには必要なこと…とおっしゃっていました。本当にヨーガに生かされている…ということはこういうことなのでしょうね。その後、残念ながらご主人は亡くなられましたがインストラクターとしても復帰され相変わらず人気者です。

その選択者のその答えこそ、その人の人生ということでしょうか。(荻山貴美子)




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みんな忘れちゃったのに…

2012年04月17日 18時12分49秒 | 思うがままに
今日は、母の入院している病院に面会に行ってきました。

長女で一人娘の私は、母から溺愛されました。

閉塞性動脈硬化による痛みで歩けなくなり、歩けるようになるために、残念ながら左足第四指切断になりましたが、痛みも腫れもスッカリなくなり、お医者さんはありがたいなあ、としみじみ思います。

認知症も進みました。
「みんな忘れちゃったのに、子どものことは忘れないの。不思議ね」と。

穏やかで可愛くて、思わず抱きしめてしまいました。私の中の優しさをいっぱいいっぱい引き出してくれる母。「無理して思い出さなくてもいいから今を楽しく生きようね」と言ったら、「そうか、そうね。今が大事ね」と、にっこり。

母と娘の心が通じ合うひと時でした。(荻山貴美子)




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聞いてへんねん

2012年04月16日 21時24分03秒 | 思うがままに

A型=細かいねん
B型=聞いてへんねん
AB型=分かりにくいねん
O型 =適当やねん

これは、数年前、大阪で見つけた吉本興業企画の血液型Tシャツです。
こんな風に、血液型の特徴をTシャツに一言書いてあるんです。

思わず買って、翌日の大阪の師範科で田原先生はB型、私はA型を買ってペアで着ようかと思ったぐらいです。しかし、経済観念が発達している私?は買わずに、しっかり覚えてきました。(笑)

しばらくこの話題で盛り上がりましたから、覚えていらっしゃるかたも多いと思います。

一人だけ「私はそんなじゃない!」と、怒った人がいましたが、ほとんどのかたが爆笑していましたね。

ところで、田澤賢次医学博士と田原豊道先生の2年ほど前の会話が可笑しかったです。

田原先生「私の腸のポリープは真珠のように美しく輝いているんです」
田澤先生「田原先生は血液型は何型ですか?」
田原先生「B型です」
田澤先生「やっぱりね。B型は自己陶酔型なんだよね」
荻山「田澤先生は何型ですか?」
田澤先生「僕も自己陶酔する上、人の話を聞かないB型!」
私はもう笑い転げてしまいました。(因みに田原先生のポリープは惜しまれながら内視鏡で切除されました)

人の話をしっかり聞くと腹が立って仕方がない…という人がいます。それはそうですよね。何でも彼でもしっかり聞いていたら大変です。

耳に入って来た途端、センサーがはたらき、瞬時に、有益なものと無益なものが振り分けられるといいですね。実は私は少し上手になりました。

田原先生も田澤先生も有益なことはしっかり聞いて、無益なもの、たとえば、人の悪口、愚痴…これらは右から左へ聞き流す。

テンションの下がるようなことは「聞いてへんねん!」(笑)
私、生まれ変わったらB型になりたい!(荻山貴美子)
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学ぶとは、よく聞くこと

2012年04月13日 14時45分33秒 | 思うがままに
今日は九州最終日、長崎にいます。
最近、田原豊道先生から学んでいること…。
それは「学ぶ」とは「よく聞く」こと。

よく聞くとは、先入観を棄てることなんでしょうね。
そう言えば、話をよく曲解する人は先入観が詰まりすぎている人ではないでしょうか。
同じ話を聞いても何でこんなに捉え方が違うのか…と、時々思うことがあります。

ヨーガは心のはたらきをコントロールすることは知られています。心をコントロールできた時、私たちの輝かしい魂は本来の姿を現す…とヨーガ・スートラに述べられています。

心のはたらきには5つあり。正知、誤解、言葉による錯覚、睡眠、記憶です。

このうち正知、誤解、言葉による錯覚を見てみましょう。

正知は、五感に訴える知識と、さらに高い直接経験や直接経験を拠り所にして推理することです。
たとえば、煙を見て火事だと思う心ですが、絶対的なものではありませんよね。

誤解は縄を見て蛇と見誤るような偽りの知識。

言葉による錯覚はたとえば、ある人がいいかげんな思惑を言いふらすと、多くの人は信じてしまいます。それは、真実ではなく推測がそうさせます。

いかがでしょうか。私たちの日常はこんな不確実な心のはたらきの中で、ごく当たり前のように生活しています。

さらに、ヨーガスートラには、
学習と離欲(エゴから離れる)によって心のはたらきはコントロールされる。
とありますが、この学習は「よく聞く」ことなんですね。う~ん、納得です。

という訳で、今日も長崎で、集中して田原豊道先生のお話を聞くことができました。(荻山貴美子)
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貴重な写真

2012年04月12日 09時20分22秒 | 思うがままに


アントニーデメロ師と田原豊道先生(何年前の写真だと思われます?この頃の田原先生は長髪でした)


【神に耳を傾けたいなら、赤児の泣き声、パーティーでの賑やかな談笑、木々をさらさらと揺する風の音に耳を傾けることである。神を感じたいなら、手を伸ばしてだれかを抱きしめたらよい。今すわっている椅子。今読んでいるこの本に触れてみる】

『東洋の瞑想とキリスト者の祈り』からの抜粋です。前から田原豊道先生に勧められていた本でした。この一節が今更のように胸に迫るのです。

瞑想とは特別なことではなく、ごく普通の日常の営みの中でこそ味わえるもの…。アントニーデメロ師の書籍をもう少し読みこんでいこうと思っています。

ところで、随分前の話です。
あるカルチャーのホームヨーガの担当案内者(インストラクター)が「お隣のダンスのクラスがうるさくて瞑想ができない」とクレームをつけたそうです。度々のことだったのでカルチャーは困り果て、しかたなく教室移動をして対処したとか…。

ところが移ったはいいけれど、今度は隣のクラスから「ホームヨーガはうるさい!」とクレームをつけられたようです。笑い話のような本当の話です。
まあ、お互い様ということですね。(笑)

日曜日まで九州にいます。(荻山貴美子)
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痛いのは生きてる証拠!

2012年04月11日 13時58分57秒 | 思うがままに
パドマさん出雲大社相模分祀の夜桜、ありがとうございました。神奈川ヨーガ連盟大会が楽しみです。

今日は朝から強風で花吹雪が舞っています。これで、今年の桜ともお別れでしょうか。短くも私たちを十分、和ませてくれますね。

以前、よく聞いたJR東海のコマーシャルが好きでした。「また春が来た。ありがとう」。

そういえば、大分前に生徒さんの中に女医さんがいらっしゃいました。ちょっぴりコワイ先生(失礼)でしたが、「頭が痛い」「足が痛い」「腰が痛い」と訴えるクラスのお仲間に「生きている証拠」と、軽く受け流していらっしゃいましたっけ。

そう考えると「痛い」のもありがとう!なんでしょうね。(荻山貴美子)
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あなたも名カウンセラー

2012年04月10日 20時08分09秒 | 思うがままに
こんばんは。
赤ちゃんは名カウンセラーについて話題になりましたので投稿しますね。

私は友田不二男先生や伊藤博先生にカウンセリングを習ったことがあります。その中で一番強烈に感じたのがノンディレクティブだったんです。

昔のカウンセリングは「ああしたほうがいい」「こうしたほうがいい」と相談にのってあげることだったんですね。しかし、ただ話を聞いてあげるのが一番だということをしっかり習いました。それがノンディレクティブ。

そこで、1番のカウンセラーは誰か?そう、赤ちゃんなんですね。
お母さんが「うちのパパはダメね。そう思うでしょう」っていうと赤ちゃんはただ笑っているだけ。お母さんは「やっぱりそうよね」と、気持ちがおさまる。

2番目は誰かというと居酒屋の女将さんです。
さんざん会社の上司の悪口を言って「会社辞めようかと思うんだ!」と言うと、女将さんに「その部長が悪い!もう一本いかが?」なんて言われたりして、気がついたら気分はおさまって家に帰れるんですね。

いかがですか?私たちも名カウンセラーになりましょう。(雪山童子こと田原豊道)
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