日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

不意に襲ってくるフラッシュバック

2020年03月17日 19時33分33秒 | 思うがままに

デパ地下で野菜のまとめ買い。

 

青々としたそら豆の前で不意にフラッシュバック。

 

そら豆のスープ、じゃがいものスープ、人参ジュース、かぼちゃのスープ。

 

彼のためによく作りました。

 

夫が亡くなってから私は一切作らなくなりました。

 

支度をしている私に「今日のご飯は何?」とキッチンを覗き、首をすくめてつまみ食いをしていた夫。

 

夜中に居酒屋の仕込みさながらにお惣菜を作りバットに並べていると「美味そう」と言って眺めていた夫。

 

まさかお買い物をしている少しの時間にあの懐かしい場面が思い出されるとは

 

ガンとの闘いの中でも平和で楽しい時間が確かに2人にはありました。

 

普段は仲がよかったけれどケンカをすると思わず言ってはいけないことも口から出てしまい後悔はたびたび。

 

しかし、夫はすべてを包み込む心の広さがありました。

 

涙が次から次に流れてきましたが、幸いマスクをしていたので人には気づかれずに済みました。

 

レジを終えて、東上線に乗っても涙は止まらず

 

ときわ台から自宅に帰る帰り道、ふと空を見上げたら月は見えませんでしたが、一際目立つダイヤモンドのように煌めく星。

 

夫が守ってくれていると思いました。

 

フラッシュバックは不意に襲ってくるのですね。

 

 

 

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コロナコロナと騒いでいても

2020年03月17日 15時56分56秒 | 思うがままに

東京ドームの近くの飲食店は閑古鳥が泣いているそうです。

それでデリバリーをはじめたとか

 

皆さん苦肉の策です。

 

カルチャーからの連絡がボチボチ入っています。来月は、どのカルチャーも更新月ですが、もともと生徒数の少なかったクラスはカルチャーでクローズの傾向にあります。

 

しかし、3月からカルチャーが再開すると持ちかけられれば断る手はありません。

 

4月期に期待をかける大事な決断になります。

 

たとえ生徒さんがひとりも見えなくても私だったら行きます。

 

残念ながら今月は私の場合は休講と決定しましたが、チャンスをくださいと叫びたいです。

 

コロナウイルスはシヴァ神のようです。すべてを破壊します。しかし、その破壊は再生のためです。

 

田原豊道先生も長い歴史の中で、いろいろな苦難にあって来たけれど、今回ほどのことははじめてのこととおっしゃっています。

 

昨日のNHKテレビで、さまざまなお悩みや質問を受けるコーナーがありました。

 

スポーツクラブのフリーランスの

インストラクターからこんな訴えがありました。

 

「明日からの生活ができない。家賃も払えない。水道光熱費も払えない。どうしたら良いか?」と。

 

質問も質問なら回答も回答。

 

「安心してください。無利息で融資が受けられます」

 

融資って!

借りたら返すんでしょ!

太平楽な人!

 

ひとりツッコミを入れている私の姿は、まるでぼやき漫才をひとりで演じているようでした。

 

大陸旅遊の谷奥徹男社長に電話しました。

 

海外渡航禁止のピンチでも、いつもどおりのゆったりとした声。

 

彼は、あのスマトラ沖地震の津波被害に遭遇しても不屈の精神と誠意でちゃんと乗り切りました。

 

テレビのニュースで連日インタビューを受けている谷奥徹男社長に向かって、夫は「谷奥さん、がんばって!」と何度も呼びかけていました。

 

コロナコロナと騒いでいても、桜の花は知らん顔して咲き始めました。

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イタリアの医療崩壊

2020年03月16日 18時20分06秒 | 思うがままに

イタリアは、新型コロナウイルスによる肺炎の重篤患者に必要な人工呼吸器が不足しているそうです。

60歳以上の人には人工呼吸器は使えず

 

日本では、中国からの輸入がストップで骨壷や棺が不足しているそうです。代わりにダンボールとか

 

治療もしてもらえず、オマケに死ぬこともできませんね。

 

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子どもを、恋人を、兄弟を、親を…、大切な人を思いながら

2020年03月15日 19時14分49秒 | 思うがままに

これほど魂を揺さぶられた詩は久しぶりでした。

訳詩にあたり、訳者がどんな経験をお持ちでどんな心情で臨んだのか…。

それを知りたくて『最後だとわかっていたなら』をアマゾンで取り寄せました。

これだけのシンプルな言葉で思いの丈を表現できるなんて、詩はなんてすてきなんでしょう。

ヨーガ・スートラ(3.17)にも言葉のことが出てきます。

ヨーギン(ヨーガ行者)は最終的には言葉を超えた世界に行こうとするので、言葉、対象、観念が別々のものと分かれば、より微細な洞察が得られ、あらゆる生物の声を察する…と。

先月、通信講座で取り上げたところなので詳しくはもう一度テキストをご覧ください。

つまり、言葉は人間同士が「ある」と認め合った世界と自我意識がつくり出した世界がある。だから言葉で考えることが混乱を引き起こす…と言っています。

サクラが開花しました。

「サクラ」という言葉を発すると「サクラ」の姿が現われます。そして、共通の桜と自分の経験が織りなす桜の知識が浮かぶというのです。それが分かっていれば、言葉による混乱がなくなると…。

私たちは同じものを見ても聞いても、人それぞれ違ったものを見、違ったものを聞きます。しかし、このスートラを知ることによって、少なくとも見解の違いに腹を立てずに済みます。

これは言葉のマイナス面ですが、真理に裏付けされた言葉から私たちは多くの教えを学ぶことができます。

言葉のプラス面とマイナス面を知っていると本当に便利です。

さて、この訳詩をされたのは佐川睦さんというかたです。

佐川さんが、この詩に出会った経緯はここでは省略します。

佐川さんも自身の悲しい体験と後悔を重ね合わせて訳されたようです。

この一文で私は何か救われたような気がします。

【この詩を翻訳してみて、なんとなくわかったことがある。愛する人を失った時、どんなに心を尽くしても自分の足りなさを嘆かずにはいられない。それはもしかしたら、その人を忘れないでいたいという心の表れなのかもしれない。自分のためよりも、むしろその人の魂のために。「誰が忘れても、わたしはあなたを忘れない。あなたの命の輝きを、あなたの笑い声を、涙を、ぬくもりを、みんなが忘れても、私だけは忘れない。あなたの魂は、決して孤独ではない」―そんな思いで、その人の魂に必死につながろうとしているのではないか。できなかったことを後悔したくないという利己的な思いではなく、愛する人の幸せを心から祈る、聖い思いゆえではないのか。答えは出ないが、わたしはそう気づいたことで後悔のループを少しだけ抜け出すことができた】

この現象世界は三次元の世界です。自分の真意を伝えるのは本当に難しいです。しかし、この三次元の言葉で伝えるしかないのです。

このシンプルな詩は、今現在私が皆さんにお伝えしたい胸のうちを表現してくれているのです。だから私は泣けて泣けて仕方ありません。

姫神山さん、本当に発信ありがとうございました。

感謝を込めて、ここにもう一度載せさせていただきます。

我が子を亡くしたアメリカ人女性がその思いを綴った詩です。

 

「最後だとわかっていたなら」
ノーマ コーネット マレック 作 佐川陸 訳

あなたが眠りにつくのを見るのが

最後だとわかっていたら 

 

わたしは 

もっとちゃんとカバーをかけて 

神様にその魂を守ってくださるように

祈っただろう



あなたが

ドアを出て行くのを見るのが 

最後だとわかっていたら 

 

わたしは あなたを抱きしめて 

キスをして 

そしてまたもう一度呼び寄せて 

抱きしめただろう



あなたが

喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが 

最後だとわかっていたら 

 

わたしは その一部始終をビデオにとって 

毎日繰り返し見ただろう



あなたは言わなくても

わかってくれていたかもしれないけれど 

 

最後だとわかっていたら 

一言だけでもいい・・・

「あなたを愛してる」と 

わたしは 伝えただろう



たしかにいつも明日はやってくる 

でももしそれがわたしの勘違いで 

今日で全てが終わるのだとしたら、

 

わたしは 今日

どんなにあなたを愛しているか

伝えたい



そしてわたしたちは 忘れないようにしたい


若い人にも 年老いた人にも

明日は誰にも

約束されていないのだということを

 

愛する人を抱きしめられるのは

今日が最後になるかもしれないことを


明日が来るのを待っているなら 

今日でもいいはず


もし明日が来ないとしたら 

あなたは今日を後悔するだろうから



微笑みや 抱擁や キスをするための

んのちょっとの時間を

どうして惜しんだのかと


忙しさを理由に

その人の最後の願いとなってしまったことを

どうして してあげられなかったのかと



だから今日

あなたの大切な人たちを

しっかりと抱きしめよう

 


そして その人を愛していること

いつでも いつまでも 

大切な存在だということを

そっと伝えよう

 


「ごめんね」や「許してね」や

「ありがとう」や「気にしないで」を

伝える時を持とう 

 

そうすれば 

もし明日が来ないとしても

あなたは今日を後悔しないだろうから

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輪廻思想

2020年03月14日 18時02分26秒 | 思うがままに

昨日はコートなしでも過ごせたのに今日は雪でびっくりしました。

私の大好きな方がまた亡くなりました。彼女とは長いお付き合いでホームヨーガが大好きなかたでした。

[生まれた者に死は必定(ひつじょう)であり、死んだ者には生は必定であるから。それ故、不可避のことがらについて、あなたは嘆くべきではない。(2.27)]

バガヴァッド・ギーターの一節です。通信講座で今月見るところです。

輪廻思想や因果の法則を抜きにインド思想は語れません。

イエスは輪廻転生を認めなかったのか?

スピリチュアルなことに興味のある人には大きなテーマでしょう。

実は旧約聖書にも新約聖書にも輪廻転生の記載があったそうです。それを後に削除してそれが正式に認められ、輪廻転生の概念は異端と見なされるようになったとか

釈尊の説いた真理と、イエスの説いた真理は、本来同じものであったと推測されます。後に勝手な解釈が付け加えられ東西の思想が違ってしまったのでしょうか。

人は死んでも死なない!

だから、嘆くことはない…とは言え、寂しさは隠せません。

 

 

 

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また週末が来ました

2020年03月13日 22時25分17秒 | 思うがままに

長崎のハウステンボスが再開とか

厳重なチェックと徹底的な消毒でいよいよ動きはじめるようです。

町には若い子たちの姿があまり見えなくなりましたが、それでも電車はまあまあ混んでいました。

 

割と無頓着だった私もさすがにつり革、ATM、エスカレーターのベルト、ドアノブに直接触れなくなりました。

 

今日は断捨離による燃えないゴミ出しに10往復しました。

 

あっと言う間に週末になりました。

皆さん、引き続きお気をつけて

 

 

 

 

 

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バガヴァッド・ギーターは救世主

2020年03月12日 23時56分51秒 | 思うがままに

皆さま、陣中お見舞い申し上げます。

 

ヨーガのクラスが、ほぼ今月いっぱいはおやすみです。

 

お仲間とヨーガをご一緒できるありがたさが身にしみますね。

 

通信講座の録音が終わり、明日からCD焼き付けとレーベル印刷に入ります。

 

今月はアーユルヴェーダとスーリヤナマスカーラも録音に入れてあります。

 

ヨーガ・スートラもちょうどスーリヤが出てくるところです。

 

あかねさん、コメントありがとうございました。

 

昼間はCD録音でコメントに気づかずアップが遅くなりました。

 

私は、バガヴァッド・ギーターのお陰で少しずつ前を向くことができました。

 

 

コロナウイルスでクラスはおやすみですが、こうして通信講座でたくさんの皆さまとつながっていることに感謝です。

 

相変わらず宵っ張りの私です。

 

 

 

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東日本大震災に思うこと

2020年03月11日 20時26分51秒 | 思うがままに

毎年、忘れられないこの日。

 

311

 

9年前、夫とテレビの前で、呆然としていました。

 

来る日も来る日も津波と原発の様子がニュースで流れていました。

 

それ以外は放映されていなかったのです。

 

カルチャーも休みになりました。

 

夫も私も擬似被災者になったのです。

 

当日は田原豊道先生と私は佐賀でしたからどれだけすごい地震だったのかは実際には体験していません。

 

被災された方は、まだまだ復興途上であるにせよ、悲しみの淵から立ち上がり今があります。

 

私の人生三大ニュースは

 

夫の死

東日本大震災

911 同時多発テロ

 

でした。

311911も夫がいましたから悲しみや苦しみを共有できました。

 

しかし、コロナウイルスに怯える日々に私は一人で耐えなければなりません。

 

2人って素晴らしい!

 

子どもがいないから強い絆で結ばれている。

 

間違いなく私たち夫婦はソウルメイトです。

 

姫神山さん、泣かせないでください。(笑)

 

この詩は経験者だからこそより心に響きます。

 

本当に、本当にありがとうございます。

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感謝の気持ちを声に出して言わなかったこと

2020年03月10日 16時47分45秒 | 思うがままに

一昨日「天空のヒマラヤ部族決死の密着取材150日間」を観ていたら不意に涙が止まらなくなりました。

 

何が私を刺激したのかわかりませんが、間違いなくフラッシュバック。

 

まるで心の中に木枯らしが吹いたようで、我ながら戸惑ってしまいました。

 

私の父はワンマンで自分の好きなように生きてきた人でした。桜の季節に大往生。脳梗塞発症は60代でしたから15年病と共にありました。しかし、その病とて、お酒と美食が招いたものと言えます。だから本当に大往生と言えます。

 

母はひたすら父に尽くしてきました。自分というものがあったのでしょうか?

驚いたのは父が亡くなってから持病の糖尿病が治ったことです。いかにストレスを溜めていたかです。(笑)

 

夫は、妻の私を一番に考えてくれた人でした。もう少し自分本位に生きてくれていたら私はこれほどまでに喪失感がなかったかもしれません。

 

いつだったか、夜中に大きな地震がありました。遅く床についた私は、さすがに気づきましたが、目をあけるのも、起きるのも面倒くさい。

 

その時に気づいたのです。

 

夫が私をかばうようにしていたことを。私は寝たフリをしていましたが薄眼を開けていました。(笑)

その後、何事もなかったように寝た夫。

 

あの時はありがとう!

と、何故直接言えなかったのでしょう。

 

そして、いつも私を大事にしてくれたことに対して、何故感謝の気持ちを声に出して言わなかったのでしょう。

 

夫はどうだったかわかりませんが、私は夫に対してストレスはありませんでした。

 

もう一度会っていっぱいいっぱい感謝の気持ちを伝えたいのです。

無理ですね。夢に期待しましょう。

 

籠城というか、監禁というか一週間が経ちました。

 

今日は夫が好きだったレンコンのナゲットを作りました。

 

 

 

 

 

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おめでたい人

2020年03月09日 19時26分31秒 | 思うがままに

今日は、夫の8回目の月命日。

築地本願寺に行きました。

 

電車のつり革はもってのほか、ドアノブにも直には触らず

 

入国制限前に駆け込み帰国。これって意味ありますか?

 

昨日、クルーズ船の状況をレポートしていましたが、そのずさんさは呆れるばかり

 

乗務員は命がけの業務。

 

世論調査で、感染への不安がない人が25パーセントもいるのは驚きです。

 

こんな時でもまだ人ごとのように思っている人がいるとはおめでたい。

 

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