緊急事態

　昨夜から『まろ』の様子がおかしい。
星祭が終わり、フラフラと帰ってきた。すぐさま布団の中に。
さほど気にも止めず、
寝る時さわると、悲鳴のような泣き声をあげる。
外傷はないよだけど、動きが悪そうなので、
トイレや水ご飯をそばに置いておく。
食欲はない、トイレは入ったがすぐ出てくる。やはり、おかしい。
　寝てても、まろが、ごそごそと動くたび
気になって、家内と二人飛び起きる。

　今日一日、布団から出てこない。
左足のほうを触ると、鳴き声をあげる、
　夕方やっと、竜之介病院へ、
さほど外傷はない、小さな傷があり触ると、とても痛がる、
「血液検査とレントゲンをかけましょう」

レントゲン室から、『まろ』の悲鳴が聞こえる、
「足を引っ張られているのだろう、がんばれ、少しの辛抱」

結果、足の股関節が脱臼している。
血液検査の結果はさほど悪くない。

　痛みがきついので、今日は入院ということに。
『まろ、ごめんね』

　新入りの花子が来てから、一番嫌がってたのは『まろ』でした。
いままでは、自分が大将で、台所でも特等席でした。

　しかし、子猫が来てからというもの、台所には寄り付かず
昼間はずっと外、夜にそっと帰ってきて、
布団で寝る、という日が続いてました。
　最近少し、距離が縮まったような、と思ってた矢先の出来事でした。

『まろ』痛い目させてごめんね。
早く良くなるように、明日の朝、お不動様にお参りします。