本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

相田みつを美術館

2010-03-01 13:44:54 | 住職の活動日記
 「 相田みつを美術館は、作品を鑑賞するのに1時間、

   余韻に浸りながらくつろぐのに1時間

   【 あなたの人生の2時間を過ごす場所 】

   をコンセプトに作られました。 」


と書いてありました。

心憎い言葉です。



      




本来、お寺ということはこういう姿なのでしょう。



 私もお参りにこられたら、20分ほどお参りして、

あとゆっくりとお話しする時間を設けています。

 ( しかし、できずらい時もあるのですが )

若い方がはじめてお寺という世界に足を踏み入れられる。

最初は違和感もあるかもしれませんが、

心を無にして手を合わせ、読経を聞く、

このことは自分の人生において最高の至福のときなのです。

 いそがしい、いそがしい、といって一日があっという間に過ぎ去っていく、

そのなかで、時間が止まったようなひと時を過ごされるのは、

自分の人生において一番大事なときなのでしょう。


 さらに、

  「 館内は生前の相田みつをが毎朝散策した古墳の山をイメージし、

   珪藻土で覆われております。四季折々の風情を楽しみながら

   ゆったりとお過ごし下さい。 」

と館内の案内図には言葉が添えてありました。



       



 相田みつを先生グッズがたくさんあったのですが、

今回はこの展示会にちなんだ、

 『 相田みつを美術館10周年記念

     相田みつを全貌展 』

の図録を求めました。

 何かしら感じるものは、「 相田みつを 」 のことを一生懸命理解しよう

としておられる、美術館の方々の熱意のようなものが伝わってきました。    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする