本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

ダルマ・カーヤ  『アンパンマン』

2013-10-16 07:41:28 | 住職の活動日記

 「 やなせたかし 」 さんが逝かれました。

なんか、大切な方が亡くなられて寂しいかぎりです。

 

 『 アンパンマン 』 は私にとってバイブルのような

存在です。

 

 お釈迦さまの説かれた教え

 

  「 諸行は無常なり

    これ生滅の法なれば

   生滅を滅し終わって

    寂滅の楽となす 」

 

が、 弘法大師のいろは歌

 

  「 色は匂えど散りぬるを

     我が世 誰ぞ常ならむ

   有為の奥山 きょう越えて

    浅き夢みし 酔いもせず 」

 

となって、

 この教えが 「 やなせたかし 」 さんの

『 アンパンマンの歌 』 になったと思います。

 

 やなせたかし、という肉身 生身を持った体は

滅された、

けれど 「 アンパンマン 」 という法身 ( ダルマ・カーヤ ) は

永遠に生き続けることでしょう。

それも、世界中で、

 

 「 やなせたかし 」 さんの歌を拝見していますと

それぞれのキャラクターは

私たちの心の中を表現しているようです。

私たちの心の中にある善悪、

ほとけの心や煩悩をとりまぜて

うまく仕立てているのでしょう。

 やなせさんの子供たちに対する

深いメッセージがあるようです。

 

 来年用に買った手帳

1ページ目には 「 アンパンマンの歌 」 を書きました。

そして、 「 アンパンマン体操 」 の歌も、

「 バイキンマンの歌 」 もなかなか

面白い!

ただただ読んでいたものが

あらためて書いてみると

また別の意味で心に響いてくるものがあります。

 

 燃えつくして、その生涯を閉じられた

「 やなせたかし 」 さん

でも、法身としての 「 アンパンマン 」 は

永遠に生き続けます。

 そのご生涯を深くかみしめてみます。

 

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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