本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

今週の言葉4/7~4/13

2008-04-07 14:24:41 | 今週の言葉
      桜木を 手折りて見れど 花はなし

                      春こそ 花の命なりけれ


 昨夜からの雨、昼まで続きました。昼からは打って変わって 

昨日、菩提樹苑の桜も綺麗な花吹雪でした。

 今日の雨でほとんどの桜も散ってしまうことでしょう。

 本当に花の命は短いものです。

 今週の言葉も、師匠からよく聞かされて、頭の片隅に残っていて、この時期になると

決まって、頭の中に浮かんでくるのです。

 寒い冬が終わり、暖かくなり始めた頃、今まで枯れ木のようにしていた、桜の枝から

小さな蕾が膨らんできます。

 季節は正直で、自然の木々もよく知っているように、その時その時になるとちゃんと、

芽を吹き新芽を出してきます。

 当たり前と言ってしまえば、当たり前なのでしょうが、不思議といえばこれほど不思議

なことは有りません。


 「 枯れ枝のような桜の枝から、花が出てきた、花の元はどこにあるのだろうかと、

  枝を折ってみても、そこには花の元になるようなものは見当たらない。

  春という季節の働きが、花の命の元ではないのか。」


 昨夜からの雨、木々にとっては大変なご馳走です。地面に降った雨を 『 ゴックン

ゴックン 』 木々たちが吸い上げている音が聞こえてきそうです。

 
コメント
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