宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

アストロトレーサー、ファーストライト

2011-06-25 04:58:00 | アストロトレーサー
昨晩、奥秩父は一時晴れたので撮影しました。
詳細は後でまとめますが、取り急ぎ何枚か貼っておきます。
アストロトレーサー、スゴイ奴です。

撮影はK-5+O-GPS1+三脚だけですよ。
   |
   +->27日、データ、画像、レポートを追加

YouTubeにHow to calibrationを投稿しました。
精密キャリブレーションも、このやり方ならば
3セット程度やればOKが出るようです。お試しあれ!




2011/07/18 追記

------ 以下PENTAXのHPより抜粋---------

・キャリブレーションはカメラをもち変えながらぐるぐる回す必要は
 ありません。
・キャリブレーションが成功しない場合は、カメラ(GPS)を持つ方角
 を変えたり、持つ角度を少し変えるなどして再度行ってみてください。
・O-GPS1の電源を切ってもキャリブレーションのデータは残って
 います。
・GPSの受信状態に関係なくキャリブレーションは行えます。
・環境磁場の影響が大きい場所ではキャリブレーション成功の確率が
 低くなったり、終わっても正常な方角を指さない場合があります。
 同様の理由で室内ではキャリブレーションに影響を及ぼす場合が
 あります。
・火山地帯など地磁気異常のある地域ではキャリブレーション成功の
 確率が低くなったり、終わっても正常な方角を指さない場合が
 あります。

------ PENTAXのHPより抜粋 ここまで---------

ファームウェアVer,1.11になってから精密キャリブレーションの
OKが出やすくなった気がします。
おっと、富士山はモロに火山帯だなあ~。


<共通データ>

カメラ:K-5 Limited Silver
レンズ:SAMYANG 85mm F1.4 , SAMYANG 14mm F2.8
GPS:O-GPS1(AstroTracer)
画像処理:JPEG16M 1枚撮って出し
       →cs2でトーンカーブなど最低限。

14mm F2.8 -> F2.8 , Exp.Time 2min , ISO1600


14mm F2.8 -> F2.8 , Exp.Time 2min , ISO1600


85mm F1.4 -> F2.8 , Exp.Time 3min , ISO1600


85mm F1.4 -> F2.0 , Exp.Time 1min , ISO3200


14mm F2.8 -> F2.8 , Exp.Time 3min , ISO800 , 北極星野


14mm F2.8 -> F2.8 , Exp.Time 2min , ISO1600 , 西の夜空


85mm F1.4 -> F2.0 , Exp.Time 2min , ISO1600 , こと座


85mm F1.4 -> F2.0 , Exp.Time 2min , ISO1600 , 銀河の一部


14mm 2.8 -> F2.8 , Exp.Time 2min , ISO800 , 天頂のかんむり座


14mm F2.8 -> F2.8 , Exp.Time 5min , ISO800 , 夏の大三角付近


ファーストライト画像は以上です。
以下に感想を書きます。

*精密キャリブレーションは鬼門です。
 なかなかOKになりません。
 何故か東を向いて、カメラをレンズの光軸廻りにグルグルやって
 いる時にOKになることが多かった。

*撮影開始時に一度精密キャリブレーションし、
 途中でK-5の電源を切ってレンズを交換し、
 そのまま撮影出来ています。但し、O-GPS1の電源は切らない
 ようにして下さい。コレを切らなければカメラの電源をON-OFF
 しても大丈夫でした。

*単4電池は付属していません。買って下さいと言う事のようです。
 夜中にテストしようとしたら電池が無く、セブンに買いに行きま
 した。要注意です。
 更に、アルカリ電池は一晩持たないかも。
 昨晩も0時頃にバッテリー警告LED(オレンジ色)が点滅し始め
 ました。

*バッテリー警告LEDは通常時消灯で、減ってくるとオレンジ点滅。
 完全消耗で当然消灯なのですが、取り説を読むと誤解しやすい
 です。正常時に消灯で正しい動作だそうです。
  (サービスにTELで聞きました)

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<結論>私の場合。(精密キャリブレーション後の話し)

1.超広角レンズは14mmで3分までなら周辺も我慢できる。

2.28~50mmは3分を余裕でクリアできる。

3.85mmは3分の成功率が30%程度しかなかった。
  仕様では200mmも使えるようなことが書いてあるが、
  どんなチャンピオンデータかと疑ってしまう。
  アストロトレーサーは50mm以下で気楽に撮影するツール
  である。

4.85mmF2.0、ISO3200、1分なら十分撮れる。

5.星景写真を撮るような感覚で、1分~2分を中心に撮る。
  例えば50mmF2.0、ISO1600ならば、1分で十分
  だし、14mmF2.8、ISO3200ならば、2分で良い。
  この程度ならば風景と一緒に写してもズレは少ない。

以上から判断し、なにもコレで長焦点を使おうという気には
なれない。200mmF2.8を持っている人なら挑戦しても
面白いかもしれないが、85mmでさえあらぬ方向に星がズレて
行くのが明確に分かってしまう。つまり、赤道儀での撮影と違い、
赤緯方向にどんどん動かしてズレるとか、北極星が上下にズレる
など、天文屋の常識とは異なった挙動を見せる。

そんなバクチみたいなことをやっていても、疲れるだけである。
技術的にも面白みはない。

とにかく気楽に、
いままで重装備で機材にかじり付いていたマニア諸氏も、
三脚一本で2~3分のガイド撮影が出来る恩恵を楽しんだ方が良い。
何しろ地面にカメラを転がしてもガイド撮影するのだからたまらない。
僕はこれ以上、アストロトレーサーについてとやかく言うのを
やめようと思う。

要求は、既にその先にあるのだから!

Exifを残した大きめの画像処理前画像はこちら
    ↓
exif_astrotracer.lzh
コメント (8)
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