昨日の奥秩父は快晴でしたので、早速K-5Ⅱsで天体撮影を行い
ました。結論から言いましょう、
このカメラの天体撮影適性は素晴らしい!
着目点は二つ。
ひとつはローパスレス化による解像度の向上具合。
もう一つはHⅡ領域に対する感度の向上具合。
では行きましょう。
<解像度比較>
K-5Ⅱs vs K-5 でM13を同条件でシビアに撮影し、150%拡大比較
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/e4/4fbb1af936a75703782ff2852295af44.jpg)
左右の画像を交互にブリンク視するとK-5Ⅱsの方が高解像で
あることが分かります。色の深さも若干豊かですね。
撮影データ:
10cmF6 Newtonian + 自作フラットナー・レデューサー → F5.48
焦点距離:548mm
フィルター:LPS-P2
ISO感度:800
露光時間:600 [sec]
現像:Camera Raw6.7 for K-5
画像処理:一切なしの撮って出し
<HⅡ領域に対する感度>
NGC7000+IC5067
ISO3200 , 10min X 6 , 60min Total
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/7c/c4be1ab38316b8f8166d28371bc889e4.jpg)
派手目にレタッチ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/06/7f8bf32e730bed1142a5e5e85d545d0b.jpg)
NGC2237
ISO3200 , 10min X 9 , 90min Total
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/63/7f0fa0ce976baf4ffbe62b2bea9f4542.jpg)
天文ガイド11月号の裏表紙に挑戦
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/26/641cfcdeec563102b3a8d596c6f1b89f.jpg)
<その他の天体>
M13(上記解像度比較の元画像)
ISO800 , 10min X 4 , 40min Total
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/ba/8eead16faae178182e9bb705339ffa00.jpg)
拡大像
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/d5/9cc67656e4535d8403c3428075d6c14f.jpg)
M27
ISO1600 , 5min X 4 , 20min Total
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/09/ee634a527c80fb9667d60ef6562b6897.jpg)
拡大像。素晴らしい解像感!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/07/09b301766eb253b54360b768dbbdaeaf.jpg)
M31
ISO 800 , 15min X 1
ISO1600 , 15min X 4
ISO3200 , 15min X 1 , 90min Total
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/47/04a7e3fa9e5fe657774e5818fe557022.jpg)
hχ
ISO800 , 10min X 2 , 20min Total
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/9a/788e7b8e7332c6b78490c33049b67ced.jpg)
M33
ISO1600 , 10min X 4 , 40min Total
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/80/65ba3051d162f262ae99e72980689fef.jpg)
拡大像。良い感じです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/99/c97cb421ccaba66f1af2139c9f71e9dc.jpg)
-----------------------------------------
<共通データ>
撮影日時:2012/10/19~20
撮影地:栃本広場
星空指数:80点(快晴)
気温:8℃→4℃
カメラ:K-5Ⅱs , K-5LS
撮像鏡筒:MIZAR 10cmF6 Newtonian -> F5.23
(自作フラットナー・レデューサー使用)
フィルタ:LPS-P2
ダーク画像:無し
フラット画像:無し
フラット用ダーク画像:無し
赤道儀:TS-90S
ガイド:5cm fl=250mm + SSAG + PHD
RAW現像:Camera Raw 6.7 for PENTAX
画像処理:MaxIm DL Essentials Edition , CS5
------------------------------------------
<総感>
解像度は確かに高いですが、PC画面で見ている限りではあまり
メリットはありません。ただ、小さい星雲の拡大や球状星団には
効果が確認できます。
それよりも、赤い星雲の写りが明らかにK-5とは異なります。
実はコレが一番のメリットではないでしょうか。
PENTAXのカメラでは、K-rが一番赤に強かったのですが、
それを大きく凌駕しています。オマケに解像度番長なのですから
たまりませんねえ~。
冷却CCDと比べると、とにかく撮影が楽。
しかし、色の飽和耐性は冷却CCDには全く及びません。
これはどのデジイチでも同じことです。
以上、取り急ぎファーストライトのレポートをまとめました。
10月21日 拡大像等を追記。
データを一部修正。
ました。結論から言いましょう、
このカメラの天体撮影適性は素晴らしい!
着目点は二つ。
ひとつはローパスレス化による解像度の向上具合。
もう一つはHⅡ領域に対する感度の向上具合。
では行きましょう。
<解像度比較>
K-5Ⅱs vs K-5 でM13を同条件でシビアに撮影し、150%拡大比較
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/e4/4fbb1af936a75703782ff2852295af44.jpg)
左右の画像を交互にブリンク視するとK-5Ⅱsの方が高解像で
あることが分かります。色の深さも若干豊かですね。
撮影データ:
10cmF6 Newtonian + 自作フラットナー・レデューサー → F5.48
焦点距離:548mm
フィルター:LPS-P2
ISO感度:800
露光時間:600 [sec]
現像:Camera Raw6.7 for K-5
画像処理:一切なしの撮って出し
<HⅡ領域に対する感度>
NGC7000+IC5067
ISO3200 , 10min X 6 , 60min Total
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/7c/c4be1ab38316b8f8166d28371bc889e4.jpg)
派手目にレタッチ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/06/7f8bf32e730bed1142a5e5e85d545d0b.jpg)
NGC2237
ISO3200 , 10min X 9 , 90min Total
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/63/7f0fa0ce976baf4ffbe62b2bea9f4542.jpg)
天文ガイド11月号の裏表紙に挑戦
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/26/641cfcdeec563102b3a8d596c6f1b89f.jpg)
<その他の天体>
M13(上記解像度比較の元画像)
ISO800 , 10min X 4 , 40min Total
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/ba/8eead16faae178182e9bb705339ffa00.jpg)
拡大像
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/d5/9cc67656e4535d8403c3428075d6c14f.jpg)
M27
ISO1600 , 5min X 4 , 20min Total
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/09/ee634a527c80fb9667d60ef6562b6897.jpg)
拡大像。素晴らしい解像感!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/07/09b301766eb253b54360b768dbbdaeaf.jpg)
M31
ISO 800 , 15min X 1
ISO1600 , 15min X 4
ISO3200 , 15min X 1 , 90min Total
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/47/04a7e3fa9e5fe657774e5818fe557022.jpg)
hχ
ISO800 , 10min X 2 , 20min Total
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/9a/788e7b8e7332c6b78490c33049b67ced.jpg)
M33
ISO1600 , 10min X 4 , 40min Total
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/80/65ba3051d162f262ae99e72980689fef.jpg)
拡大像。良い感じです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/99/c97cb421ccaba66f1af2139c9f71e9dc.jpg)
-----------------------------------------
<共通データ>
撮影日時:2012/10/19~20
撮影地:栃本広場
星空指数:80点(快晴)
気温:8℃→4℃
カメラ:K-5Ⅱs , K-5LS
撮像鏡筒:MIZAR 10cmF6 Newtonian -> F5.23
(自作フラットナー・レデューサー使用)
フィルタ:LPS-P2
ダーク画像:無し
フラット画像:無し
フラット用ダーク画像:無し
赤道儀:TS-90S
ガイド:5cm fl=250mm + SSAG + PHD
RAW現像:Camera Raw 6.7 for PENTAX
画像処理:MaxIm DL Essentials Edition , CS5
------------------------------------------
<総感>
解像度は確かに高いですが、PC画面で見ている限りではあまり
メリットはありません。ただ、小さい星雲の拡大や球状星団には
効果が確認できます。
それよりも、赤い星雲の写りが明らかにK-5とは異なります。
実はコレが一番のメリットではないでしょうか。
PENTAXのカメラでは、K-rが一番赤に強かったのですが、
それを大きく凌駕しています。オマケに解像度番長なのですから
たまりませんねえ~。
冷却CCDと比べると、とにかく撮影が楽。
しかし、色の飽和耐性は冷却CCDには全く及びません。
これはどのデジイチでも同じことです。
以上、取り急ぎファーストライトのレポートをまとめました。
10月21日 拡大像等を追記。
データを一部修正。