宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

閑話休題モノクローム、ナローバンドマニアックス

2012-10-26 22:53:00 | 天体写真(冷却CCD)
モノクロ冷却CCD用に作ったフラットナー・レデューサーで試写。

NGC2024 , Hα単色 , 8 X 10min , 80min Total


まだ露光不足です。
昨晩は7枚のフィルタごとにピント位置を測定しながら調整をやって
ましたからこんなもんです。ピントも像面平坦化も成功です。
この冬はコレのHubble Paletteに挑戦するかも。

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<撮影データ>

撮影日時:2012/10/26
撮影地:きのこ茶屋P
星空指数:40点(快晴 , 月明あり)
気温:7℃

冷却CCD:ORION StarShoot MonoⅢ(SONY ICX285AL)
撮像鏡筒:MIZAR 10cmF6 Newtonian -> F5.21(fl=521mm)
       (自作フラットナー・レデューサー使用)
フィルタ:Hα ExtraNarrowBandFilter
ダーク画像:3枚
フラット画像:3枚
フラット用ダーク画像:3枚

赤道儀:TS-90S
ガイド:5cm fl=250mm + SSAG + PHD
画像処理:MaxIm DL Essentials Edition , CS5

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オリオン座で考えるK-5Ⅱsの天体撮影適性

2012-10-26 15:20:00 | 天体写真(PENTAX K-5Ⅱs)
昨晩は晴れていたのでオリオン座を撮って来ました。
思った程赤いのが出なかったが、レンズの特性かも。
そもそも、県民の森付近じゃ空が悪すぎます。

ISO1600 , 2分×12枚コンポジット処理


<撮影機材>

カメラ:K-5Ⅱs
レンズ:smcM50mmF2.0 -> F4.0
赤道儀:ポータブル赤道儀 PanHead EQ PH-1 + カメラ用三脚
撮影地:埼玉県横瀬町 きのこ茶屋P
空の状態:晴れ、月没後に撮影

<考察>

・IRカットフィルタ改造の天体専用カメラには及ばないHⅡ領域
 描写特性(当然ですが)
・K-5よりも偽色が目立つ等倍拡大
・星野、星景撮影に、ローパスレス機の恩恵は殆ど無い
 (解像度という観点において)
 逆に、望遠鏡による直焦点撮影や月、惑星などには期待が
 高まる。

オリオン座にはM42星雲、馬頭星雲、バーナードループなどの
好対象があります。作例から分かる通り、ノーマルデジイチ
としてはかなりの天体撮影適性があります。
もっと良い空で撮ってみたいものです。

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