宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

現地フラットツールを作る

2014-06-10 20:11:00 | 撮影機材
撮影現場でフラットが撮れれば一番手間がかかりません。
対象ごとに撮っておけば間違いなく正確です。
夜明けフラットもたまにやりますが、暗いうちに撤収することが多いし、
カメラを回転させてしまっては正確なフラットになりません。

それで作ったのがコレ(V)o¥o(V)


余っていたリチウム電池に白色LEDを付けただけです。
バリテープで付いているので他の鏡筒でも使えます。


現場ではこんな感じでフラットを撮る予定です。
フラット版はスタイロフォームの残り板に白色発砲ビニール張りです。


白色LEDなのですが、極端に電流を絞ると青色LEDのようになってしまいます。


でも明るすぎると正確なフラットが撮れないし、
何よりも周囲への迷惑になります。それが一番気になります。


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VC200Lのフォーカスバックを揃える

2014-06-10 13:34:00 | 撮影機材
VISACの星像が予想よりも良かったので、冷却CCDも使えるようにしました。
VC200Lレデューサ2も使いたかったのでアレコレ悩みました。


使うカメラはK-5Ⅱs、ORION StarShoot MonoⅢ、ORION StarShoot Pro Ver2.0
の3台。これを1800mm直焦点とVC200Lレデューサ2で全部使えるようにするには、
結局Vixen直焦点ワイドアダプター60の後ろに構築しなければなりませんでした。

これで3台のカメラで同じレデューサ、同じフォーカスバックを実現できました。
直焦点ワイドアダプター60の端面から55.96mmの位置に各素子が配置されます。
Kマウントは45.46mmですが、Vixen純正Tリングが10.5mm厚なので、
この寸法を基準としました。(これで星像も良かった為)


勘合部分はVixen純正品よりもテーパーをきつくしています。(抜け落ち防止)
冷却CCDとはTネジ(M42_P0.75)で接続しています。


VC200Lの接眼部に付けるとこんな感じです。
これらの写真にはレデューサ2は付いていませんが、付けた場合は
直焦点ワイドアダプター60の手前(鏡筒側)に入ります。
但し、M60_66mm延長チューブは取り去ります。
そのため、オフアキが入らないのです!

SSMonoⅢ+FilterWheel(7Filters)




SSProV2.0


K-5Ⅱs


全体のバランスはこんな感じ。


1800mmで2/3インチ微細素子では、か~なり厳しいガイドを要求されます。
どうしてもダメならばM60_66mm延長チューブの代わりにオフアキとAOでも
入れようかと考えています。
K-5Ⅱsやワンショット冷却CCDしか使わないのであれば、OAG-9と星見屋キット
でなんとかなりそうですが、肝心のモノクロ冷却CCDとレデューサ2の
組合せでは・・・入らないんですよね~~OAG-9 (*_*)
Vixenの撮影システムは、もう少し考えて作って頂きたいと思う箇所が多い
ですね。これだけ良像を結ぶ鏡筒なのですから、尚更そう感じます。

----- 2014/06/13 追記 -----

黒アルマイト処理を行いました。(手前の3個)



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