最近は天体撮影用バッテリーシステムも、全て太陽光発電で充電しています。
イロイロ実験しながらも実用域に達して来た訳ですが、使う部品は中国製品が多いです。
良い製品が増えて来たとは言え、Amazonなどで安さに惹かれて購入すると
痛い目見てナンボとなります・・・
これは焼損してしまった逆流防止ダイオードです。
上が家用のSOLAR2_24V系で約半年使って焼損したダイオード。
下が仕事場SOLAR1_12V系で約半年使って機能不全に陥っているダイオードです。
使われていたダイオードは10A10 MiC社製の一般整流ダイオードでした。
常時3A~5Aのパネルなので10A定格品を使ったのですが・・・この有様です。
10A10 MiC社製ダイオードは耐圧1000 [V] , 定格電流10 [A] です。
だから10A定格の逆流防止ダイオードとしてMC4コネクターに組込んで売っている訳です。
え~~~!!っ??
有り得ん!
見ての通りの密閉状態で放熱対策も無し!
これでは3Aでもキツイ状態ですよ。
そして、コチラがチョン付けダイオードの拡大写真。
仕事場SOLAR1で、12V100Wシステム用パネルに使っていたものです。
最近どうも充電したりしなかったりするので不思議に思っていました。
ハンダ付けしてあるのですが、どーやったらこんなアホなハンダ付けが出来るのでしょうかね?
普通、ピンに差し込んでハンダ付けするでしょう―に。 (-_-メ)
クラックが入っており、今にも取れそうです。
どうりで家のSOLAR2システムが充電不足から脱却できない訳です。
晴れて大電流が流れると逆流防止ダイオードのところでチョン切れてしまうのですから。
電圧を計ると54V出ている。(100W , 18Vパネル3枚直列接続)
しかし、電流は全く流せないと言うトラップでした。
もちろん、この逆流防止ダイオードユニットをバラシた際に粉々に砕けてしまいました。
酷い設計、工作精度ですね。
言いたくはありませんが、正に中華品質の王道を行く作りです。
イロイロ信用出来ないので、危ない奴は屋外設置にしてあるのですが、
この逆流防止ダイオードもパネルの裏側に仕込んでありました。
もし、屋内のチャージコントローラ直近であったなら、
場合によっては火・災・で・す・よ・ね!!
自作太陽光発電システムを組んでいる皆さん、
中国製品は安価で面白いものが沢山ありますが、こんな所にも大きなリスクが
潜んでいることを肝に命じて下さい。
RISK OF FIRE !!
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