minerさん作の電子極軸望遠鏡ソフトウェアである、PoleNavigatorを
テストしました。最新はVer,0.83で、バグ出しなども進んでいるようです。
<テスト機材>
90s赤道儀 , サインソニック 25mmF1.4 CCTVレンズ , QHY5L-ⅡM
50mmF4ガイド鏡 , ZWO-CN15F4(150mmF4) , ASUS T100HA 2in1 Win10_64bit

・はじめにガイド鏡を外して25mmF1.4とQHY5L-ⅡMを取付けます。
・タカハシ極望の中心に北極星を入れておきます。
・STEP1(WEST120°) , STEP2(EAST120°) , STEP3(子午線上)としました。
・その結果、STEP1,2,3が綺麗に正三角形に配置されました。

・50mmF4ガイド鏡+QY5L-ⅡMに載せ替え、PHD2のドリフトアライン機能
で極軸合わせの精度を確認します。この時、修正作業は一切やりません。
子午線上で赤緯0°付近(方位方向精度)約10分間

西側低空で赤緯45°付近(高度方向精度)約10分間

いつもは東側でやりますが、今日は東の低空が見えない場所なので西です。
高度の調整が甘いようですが、PoleNavigator一発決めでここまで合えば
上等です。
天頂のぎょしゃ座付近でPHD2を使ってガイドします。
ただし、赤緯の修正出力をOFFとして赤緯側のズレをチェックしました。

約10分間やって赤緯側のズレが認められず、ガイドトータルRMS=1.08"角
に収まりました。
どうやら正常に極軸合わせが出来ているようです。
ポイントは、
1.北極星を極軸望遠鏡の中心に配置する程度からスタート。
2.PoleNavigatorは一発決めで修正も1回だけ行う。
3.STEP1,2,3はできるだけ120°間隔になるようにする。
と言った所です。
----------------
それでは、サインソニック25mmF1.4を使ってPHD2にてガイドを行ってみましょう。
ちなみにFovPP=206X4.83/25=39.8"角です。サブピクセル制御にて、4"角程度で
ガイディングできるものと思われます。
その結果、


RMS=5.35"角となりました。
そこでK-1を取付け、天頂付近のカペラを撮ってみました。
ガイドは正常に推移しましたが、RMS=4.39"角となっています。

カペラ付近 , K-1 , ISO800 , 300s , LPS-P2
ピクセル等倍切出し

精度不足で星が大きくなってしまいました。
ちなみにピントはバーティノフマスクで合わせました。

最後に、ISO6400で20秒露光で確認しました。

美しく点像です。
よって、
25mmF1.4+QHY5L-ⅡMでは150mmF4(600mm)のガイドは不可能と言うことになります。
これが使えれば電子ビューファインダーも兼ねられるので一石二鳥なの
ですが、25mmでは流石に無理ですね(^^♪
テストしました。最新はVer,0.83で、バグ出しなども進んでいるようです。
<テスト機材>
90s赤道儀 , サインソニック 25mmF1.4 CCTVレンズ , QHY5L-ⅡM
50mmF4ガイド鏡 , ZWO-CN15F4(150mmF4) , ASUS T100HA 2in1 Win10_64bit

・はじめにガイド鏡を外して25mmF1.4とQHY5L-ⅡMを取付けます。
・タカハシ極望の中心に北極星を入れておきます。
・STEP1(WEST120°) , STEP2(EAST120°) , STEP3(子午線上)としました。
・その結果、STEP1,2,3が綺麗に正三角形に配置されました。

・50mmF4ガイド鏡+QY5L-ⅡMに載せ替え、PHD2のドリフトアライン機能
で極軸合わせの精度を確認します。この時、修正作業は一切やりません。
子午線上で赤緯0°付近(方位方向精度)約10分間

西側低空で赤緯45°付近(高度方向精度)約10分間

いつもは東側でやりますが、今日は東の低空が見えない場所なので西です。
高度の調整が甘いようですが、PoleNavigator一発決めでここまで合えば
上等です。
天頂のぎょしゃ座付近でPHD2を使ってガイドします。
ただし、赤緯の修正出力をOFFとして赤緯側のズレをチェックしました。

約10分間やって赤緯側のズレが認められず、ガイドトータルRMS=1.08"角
に収まりました。
どうやら正常に極軸合わせが出来ているようです。
ポイントは、
1.北極星を極軸望遠鏡の中心に配置する程度からスタート。
2.PoleNavigatorは一発決めで修正も1回だけ行う。
3.STEP1,2,3はできるだけ120°間隔になるようにする。
と言った所です。
----------------
それでは、サインソニック25mmF1.4を使ってPHD2にてガイドを行ってみましょう。
ちなみにFovPP=206X4.83/25=39.8"角です。サブピクセル制御にて、4"角程度で
ガイディングできるものと思われます。
その結果、


RMS=5.35"角となりました。
そこでK-1を取付け、天頂付近のカペラを撮ってみました。
ガイドは正常に推移しましたが、RMS=4.39"角となっています。

カペラ付近 , K-1 , ISO800 , 300s , LPS-P2
ピクセル等倍切出し

精度不足で星が大きくなってしまいました。
ちなみにピントはバーティノフマスクで合わせました。

最後に、ISO6400で20秒露光で確認しました。

美しく点像です。
よって、
25mmF1.4+QHY5L-ⅡMでは150mmF4(600mm)のガイドは不可能と言うことになります。
これが使えれば電子ビューファインダーも兼ねられるので一石二鳥なの
ですが、25mmでは流石に無理ですね(^^♪
焦点距離100mm程度あれば丁度良さそうですね。
北極星を視野中心で始めるので、視野半分が100’角は
必要です。100mmならガイドも上手く行くでしょうし、
電子ビューファインダーとしても使えそうですね。
遠征で600mm程度までならOKだと思います。
マルチスターガイドなら50mmF1.4が使えますかね?
さすがにドリフト法には敵いませんが、オートガイドが前提であれば遠征時などにサクッと合わせるのに最適かと思います。(それを目指しているので)
極軸合わせと電子ファインダー、ガイド鏡をすべて兼ねられればいいのですが、なかなか難しいですね。自分は現在は前者の二つを50mm、後者を240mmの焦点距離で思鳴っていますが、まだまだ模索中です。
とはいえ最近はいろんな極軸合わせソフトが出ていますので、どれを使うか皆さん悩まれているみたいですね。