O-GPS1(アストロトレーサー)が発売日よりも2日早く
到着したので、ファーストインプレッションをまとめます。
とは言うものの、昨日帰宅したらドバシ.comから予定よりも2日
早く届いていたため、三脚も無ければK-5も手元に無い。
有るのはK-r + DAL18-55mm F3.5-5.6 のみであった。
しかも、当然曇っていた。
が、夜中にほんの、ほんのチョットだけ星が見えたのですかさず。
先ずはこの2枚。
K-r + DAL18-55mm F8 , ISO400 , 120Sec , アストロトレーサー

天頂のこと座付近を拡大。

住宅の軒先が流れていて、星が点になっている。
おー、うおー、わおー、がお~!
わかっちゃいるけど感動しますよ。
しかも、三脚がないので道路直置きで、こ~んな感じ。

これで星が2分間”点”になったのだから、それだけで凄いことです。
本当はこんな感じで撮影するのです。

GPS機能を使うためにはキャリブレーションを行いますが、
アストロトレーサー機能を使うためには、更に精密キャリブレーシ
ョンを行う必要があります。と言っても手順は簡単。
先ずは電子コンパスやGPS機能を使うためのキャリブレーション。

これで使えるようになります。

カメラ上には世界時+9hで表示されるが、記録はUTCで行われる。
Exifには日本標準時で入っていた。これはUTC。

撮影情報はコレ。ここには日本標準時で表示されている。

O-GPS1とカメラはここで通信を行う。ケーブルは必要ない!

キャリブレーションはカメラ本体をX-Y-Z軸方向にグルグル廻す
のだが、下手をすると落としかねない。結構コワイ。
また、余計なボタンを押してしまったり、内蔵ストロボのポップア
ップボタンを押してしまったりする。これ、O-GPS1を外さな
いと戻りません。しかし、外すと設定がクリアされてしまうのであ
った。その場合、再度キャリブレーションが必要となる。
O-GPS1のFAQが掲載されました。
O-GPS1をホットシューから外しただけでは、再キャリブレーション
は不要みたいですね。 ↓
http://www.pentax.jp/japan/support/faq/o-gps1/index.html

さて、本題のアストロトレーサーを使うには、更にもう一回
”精密キャリブレーション”を行う。要するに同じことを二回
やるわけです。


これで、アストロトレーサー機能を使えるようになりました。
レンズの焦点距離によって、異なった撮影可能時間が算出されま
す。GPS衛星を捕捉していないと、完了せずに失敗します。
マニュアル焦点の古いレンズでも、焦点距離をカメラに設定すれば
問題ありません。

さてさて、便利な機能が付いていましたよ。
なんと、タイマー露出設定がカメラで出来てしまいます。

”撮影開始”でOKを押すと、”シャッターを押すと撮影を開始
します”というメッセージが出ます。
ここでシャッターを押せばタイマー撮影が開始されます。
リモコンレリーズ、IRリモコン、タイマーリモートコントローラ
など、なんでもOKでした。
これはアストロトレーサーの商品コンセプトとして、実に正しいと
思います。なにしろ、リモートケーブルもIRリモコンも不要なの
ですから。旅先でのチョイ撮りにも助かります。
<タイマーリモートコントローラで、複数枚連続は出来るのか?>
当然の疑問ですが、これは出来ませんでした。

撮影開始を選択後にOKボタンを押し、
ここでタイマーリモートコントローラを、4枚連続撮影の設定で
スタートしたとします。すると、1枚目完了時にアストロトレーサー
が終了して、通常の撮影モードに戻ってしまいます。
このとき、もちろんタイマー露出は選択しません。
複数枚でコンポジットを行う場合、1カットごとに”撮影開始”を
選択してシャッターを押さなければなりません。
面倒くさいようですが、やってみると大した手間ではありませんで
した。アストロトレーサー機能を使って撮影をする場合、せいぜい
4カットのコンポジットが出来れば良いと感じています。
赤道儀追尾と違い、1カットごとに撮像素子がセンター復帰します
から、むしろ固定ノイズ成分を消すことが出来ると期待します。
実際、カメラ本体は動いていませんからね。
<これは・・・>

直線ナビの、デフォルト1番目がペンタックス板橋とは・・・
さあ、迎撃準備完了だ。


少しでも晴れる可能性があれば、出撃します。
到着したので、ファーストインプレッションをまとめます。
とは言うものの、昨日帰宅したらドバシ.comから予定よりも2日
早く届いていたため、三脚も無ければK-5も手元に無い。
有るのはK-r + DAL18-55mm F3.5-5.6 のみであった。
しかも、当然曇っていた。
が、夜中にほんの、ほんのチョットだけ星が見えたのですかさず。
先ずはこの2枚。
K-r + DAL18-55mm F8 , ISO400 , 120Sec , アストロトレーサー

天頂のこと座付近を拡大。

住宅の軒先が流れていて、星が点になっている。
おー、うおー、わおー、がお~!
わかっちゃいるけど感動しますよ。
しかも、三脚がないので道路直置きで、こ~んな感じ。

これで星が2分間”点”になったのだから、それだけで凄いことです。
本当はこんな感じで撮影するのです。

GPS機能を使うためにはキャリブレーションを行いますが、
アストロトレーサー機能を使うためには、更に精密キャリブレーシ
ョンを行う必要があります。と言っても手順は簡単。
先ずは電子コンパスやGPS機能を使うためのキャリブレーション。

これで使えるようになります。

カメラ上には世界時+9hで表示されるが、記録はUTCで行われる。
Exifには日本標準時で入っていた。これはUTC。

撮影情報はコレ。ここには日本標準時で表示されている。

O-GPS1とカメラはここで通信を行う。ケーブルは必要ない!

キャリブレーションはカメラ本体をX-Y-Z軸方向にグルグル廻す
のだが、下手をすると落としかねない。結構コワイ。
また、余計なボタンを押してしまったり、内蔵ストロボのポップア
ップボタンを押してしまったりする。これ、O-GPS1を外さな
いと戻りません。しかし、外すと設定がクリアされてしまうのであ
った。その場合、再度キャリブレーションが必要となる。
O-GPS1のFAQが掲載されました。
O-GPS1をホットシューから外しただけでは、再キャリブレーション
は不要みたいですね。 ↓
http://www.pentax.jp/japan/support/faq/o-gps1/index.html

さて、本題のアストロトレーサーを使うには、更にもう一回
”精密キャリブレーション”を行う。要するに同じことを二回
やるわけです。


これで、アストロトレーサー機能を使えるようになりました。
レンズの焦点距離によって、異なった撮影可能時間が算出されま
す。GPS衛星を捕捉していないと、完了せずに失敗します。
マニュアル焦点の古いレンズでも、焦点距離をカメラに設定すれば
問題ありません。

さてさて、便利な機能が付いていましたよ。
なんと、タイマー露出設定がカメラで出来てしまいます。

”撮影開始”でOKを押すと、”シャッターを押すと撮影を開始
します”というメッセージが出ます。
ここでシャッターを押せばタイマー撮影が開始されます。
リモコンレリーズ、IRリモコン、タイマーリモートコントローラ
など、なんでもOKでした。
これはアストロトレーサーの商品コンセプトとして、実に正しいと
思います。なにしろ、リモートケーブルもIRリモコンも不要なの
ですから。旅先でのチョイ撮りにも助かります。
<タイマーリモートコントローラで、複数枚連続は出来るのか?>
当然の疑問ですが、これは出来ませんでした。

撮影開始を選択後にOKボタンを押し、
ここでタイマーリモートコントローラを、4枚連続撮影の設定で
スタートしたとします。すると、1枚目完了時にアストロトレーサー
が終了して、通常の撮影モードに戻ってしまいます。
このとき、もちろんタイマー露出は選択しません。
複数枚でコンポジットを行う場合、1カットごとに”撮影開始”を
選択してシャッターを押さなければなりません。
面倒くさいようですが、やってみると大した手間ではありませんで
した。アストロトレーサー機能を使って撮影をする場合、せいぜい
4カットのコンポジットが出来れば良いと感じています。
赤道儀追尾と違い、1カットごとに撮像素子がセンター復帰します
から、むしろ固定ノイズ成分を消すことが出来ると期待します。
実際、カメラ本体は動いていませんからね。
<これは・・・>

直線ナビの、デフォルト1番目がペンタックス板橋とは・・・
さあ、迎撃準備完了だ。


少しでも晴れる可能性があれば、出撃します。
詳細なリポート有難うございます。
持ち運びしやすい小型軽量機器なのに
こんな素敵な事ができるなんて。。
>道路直置きで、こ~んな感じ
(笑)
特別な三脚も要らないんですね。(一番知りたかった)
ペンタユーザーですが、他メーカーに買い替えの予定でしたが、
ペンタ続行かと迷ってしまいます。。。
ホットシューに装着するだけで追尾ができるなんて素晴らしいですね。
キャリブレーションが各々180度以上回転させなければならないのが少々面倒かな。
今、こちらは晴れていますが早速出撃されているのでしょうか?
成果が楽しみです。
自分は、庭先でバイザックのテスト中です。
アストロトレーサーは素晴らしい機能ですよ。
久し振りにPENTAXのカメラで良かったなあと思いました。
いつも重装備でしたので、こんなに簡単に星空が撮影出来て楽しいです。
是非試してみて下さい。
イヤ、その、精密キャリブレーションには参りました。
なかなかに完了とならないのです。このあたり、何かノウハウがありそうです。
コレさえできれば、かなり面白いシロモノなのですが・・・
これから、ボチボチと情報が出てくると思います。
K-5とK-Rで撮ったときの違いを教えてください、価格コムでコメント拝見しましたが,K-5の方がいい感じと言っていましたが、どんなかんじでしょうか?
レンズはsmcMを買おうと思います、ピントがとりやすいと言うことですねお薦めは何でしょうか?50mmまでがいいと言うことで,50/2を考えていますが、広角が分かりません14mmが良さそうですが高そうですね、よろしくお願いしますレンズキットもいいと言うお話ですが無限大は環境でも変わるそうで,smcMは指針に合わせるだけでいいと聞きまして買おうと思っています
ブログを拝見させて頂き、美しい写真に見とれてしまいました。
写真に対して私が言及するレベルでないことは、直ぐに解りました。
しかしながら、トップのFDの影が気になっております・・・
SA22C→FCと乗り継いで、今K-5であります。(意味不明)
さて、ヨタは置いておいて、
まず、私のブログの記事カテゴリを”天体写真”で絞ってご覧ください。
K-5とK-rの比較、旧smcMレンズの写真などが出てきます。
星の写り方には大差がないと感じております。
メルモグさんのお手持ち機材から察するに、今回はK-rで星撮りを楽しみたい
と感じ取れました。以下に箇条書きでまとめてみますね。
<K-rで天体写真>
・DAL18-55mm F3.5-5.6レンズキットがお勧めです。
ワイド端は押し当てで無限大が”ほぼ”出ます。絵もかなり良いです。
テレ端でも星撮りに一応は使えます。
チャチな作りでフードもオプション扱いですが、基本性能は良いです。
そして安いです。
・高感度特性も十分です。ISO1600はK-5と同等、3200で少し劣ります。
・リモートレリーズ用端子が無く、赤外線リモコンでシャッターを切ります。
K-rの内部設定でバルブ時の動作を選択でき、一度押してシャッター開、
もう一度押して閉ができます。IRリモコンは2500円ぐらいです。
・O-GPS1と組合わせた場合には、K-r内蔵のタイマー露出機能が使えます。
これは最新のファームウェアVer,1.10で実現されたもので、アストロトレーサー
で撮影する場合に有効に機能します。つまり、IRリモコンなどが不要と
いうことです。シャッターを押す時にブレに気を付ければ、設定時間が来たら
勝手にシャッターが閉じます。便利です。
続く
・超広角は、SAMYANG 14mm F2.8 で決まりでしょう。無限大押し当てでOK。
・smcM 28mm F2.8 , 50mm F2 は私が使っており、共にF4で十分に良い像を
結びます。当然無限大押し当てでOK。作例も当ブログにあります。
できれば、smcM 50mmF1.4を買われると良いかと思います。F2.0でISO800、
2分あたりが一番おいしいと思います。
・55mm以上は、アストロトレーサーには荷が重いと思います。
それ以前に、写野が狭くなり過ぎます。SAMYANG 85mm F1.4も無限大押し当て
OKですが、速写性は無く、非常に神経質なカミソリレンズでした。(☆以外で)
・コンポジットはしなくて十分だと思います。
おそらくは、カットごとに相当な位置ズレが発生してダメでしょう。
・1カット勝負の星景写真+αを楽しまれたら如何でしょうか。
私もこの路線で行きたいと思っております。(アストロトレーサー)
その意味で、広い写野、明るいレンズが有利かと思います。
メルモグさんの表現の一分野として、きっと未知の領域が広がると思います。
写真の基本技術がしっかりとした方が撮影したらどうなるか、
非常に楽しみです。
これからも宜しくお願い致します。
仰るように、K-rキットを入手したいと思います、そのあと14mmです
リモコンは今のところ要らないですね、最近めっきり目が悪くなりまして
星のピントを合わせると思っただけで、ため息が出ます、涙
これも練習と慣れでしょうか、デジカメでの新しい分野の天体撮影、年寄りには刺激的で楽しい時間になりそうです、撮影場所もこれからの課題です
ただ何と言ってもカメラを三脚に付けただけで天体写真がとれると言うことの便利さ
ペンタックスには感謝と絶賛を送りたいと思います
私みたいな人が増えて、カメラやレンズが売れてこれからもっと魅力的な商品開発に従事してもらいたいと思います
これからもちょくちょくお伺いするかと思いますのでよろしくお願いいたします
先程、地元で唯一の在庫とも思えるO-GPS1を見付けてきました、ラッキーでした
http://photoget.jp/sys/PhotoRoom/PublicRoom.aspx?rid=BJCGCDKL
条件がよければもっとすばらしい写真が撮れそうです。
ようこそおいで下さいました。
>感度400 焦点距離18mm F4.5 バルブ90秒
月が出ていなければ相当に写った筈ですね。
条件の良い日に、ISO3200 , 18mm , F4.5 , 90Sec で撮ってみて下さい。
カシオペアと一緒に写っているのはM31ですね。
M32はM31の伴銀河で隣にありますが、ずっと小さい銀河ですよ。
アストロトレーサーと K-5 , K-r を持って、夜な夜な山に出かけるのは
楽しいものです。これからも沢山撮って発表して下さい。