「家」は
そこに住む人々の命の営みが連続する場所だから
散らかって当たり前だし、毎日汚れるし、で
終わりのない片付けの日々にストレスを感じている人が多い(よね?)
そのストレスを解消してさし上げるのが 私共の仕事なのだけど、
中には
もともと片付けレベルのとても高い方から
「もっときれいにして欲しい」と ご依頼をいただくことがある。
厳選された上質のモノ達に囲まれたリビング、
テーブルに活けられた繊細な生花、
お掃除の行き届いたキッチンには水垢の一つもない。
もう十数年も使っているという洗面台の周りはスッキリ何もない。
出しっぱなしの生活雑貨はおろか
汚れもホコリも見当たらず、
理想的過ぎるお住まいなのに
いったい
整理収納のプロに何を求めていらっしゃるのか?
そんな時はとにかくじっくり時間かけてお話を聴く。
「聞く」ではなく「聴く」。
最近やっとこの違いが分かるようになってきました。
そうなると
この時間が最も刺激的で楽しかったりするのだ
先日の東京フォーラム、井上孝代先生の特別講演の中で、
聴くことは「耳で聞いて心に落とす」ことだと
解説していただいたことが
私にとってドンぴしゃなタイミングだった。
「つまりそういうことか!」と。
聴くことができるようになるには ある程度訓練が必要で、
私は偶然にもこの仕事を通して
知らず知らずのうちに訓練していただいてた。多くのお客様から。
そういうことだったのか。
感謝
今日もお客様とおしゃべりが弾んで
(聴くほうよ)楽しくって長居してしまいました。
やればやるほど 深イイ仕事です。