上関水仙ロードに咲く水仙
07年の最初は上関を周回、橋の手前の天麩羅屋さんで揚げたての美味しい天麩羅を買い、天麩羅を食べながら歩いていると目の前には四階楼、この建物は明治12年(1879年)維新の志士小方謙九郎が建築した擬洋風木造四階建で四階四方の窓にはフランス製と言われる赤・青・黄・緑のステンドグラスが短冊状や三角形状に入っており、洋風建築としてのたたずまいを引き立たせているそうです。
四階楼
上関大橋を渡り長島に入ると再び天麩羅屋さんを見つける。早速ここでも天麩羅を食べてみる。この天麩羅も絶品!。
県道23号を道なりに進むと福浦港付近の上関バス停に着くので、その先の分岐を左に取り、坂を上って行くと左手に上関城山歴史公園が整備されていました。
上関教育委員会の説明板によると、この地は瀬戸内海の交通上、西端の要衝である上関海峡という「関」を見張る上で絶好の立地条件にあり、上関城はそうした機能と徴税権行使のため築城され、城兵は上関海峡を通る船から帆別銭(ぼへつせん)や荷駄銭(にだせん)を徴収して免符を発行していたそうです。
整備された城山歴史公園
城山歴史公園で休憩した後、舗装された県道を快適に進んでいると間もなく右手に御汗観音への分岐を見ることができます。少し荒れ加減ではありますが舗装された林道を約2km進むと石垣の組まれた御汗観音に到着しました。(この道は舗装されていますが、見通しの悪い箇所もあるので、車で行く場合には慎重な運転が要求されます)
御汗観音
観音様の御胸に霊滴とおぼしき潤いをいだかれておられるために、「御汗観音菩薩」と呼ばれるようになったと伝えられているそうです。
御汗観音の背後には岩場が続いている
御汗観音にお参りした後林道に戻り、上盛山に向かう舗装道を進んで行きます。緩やかな坂道を快適に登っていると少しずつ展望が広がってきます。そのうち道ばたに水仙が見えてきました。まだまだ盛りには早く、ほんの少し水仙の花が咲いていました。あと2週間程度先には満開の水仙が目を楽しませてくれるはずです。
水仙を楽しみながら進んでいると終点は上盛山、山頂には真っ白い展望台が立っています。展望台の屋上からの眺めはまさしく360度の大パノラマ、素晴らしい展望を楽しむことが出来ました。
なお、上盛山までは車で行くことが出来ますが、途中道が狭くなっている箇所や見通しの悪い場所がありますので充分気をつけてください。
上盛山の展望台
展望台から眺める上関大橋方面
登山記は「法師崎のやまある記」に掲載してます