島根県の益田市にある柿本神社に参拝しました。祭神は飛鳥時代の歌人にして三十六歌仙の一人、歌聖と言われている柿本人麿(かきのもとのひとまろ)です。
柿本神社への石段
柿本神社由来には次のように記載してあります。
柿本人麿朝臣は、七世紀末から八世紀初めの白鳳時代に活躍した宮廷歌人である。数々の格調高き、雄大荘厳な歌はまさしく言霊(ことだま)である。万葉集の代表的歌人で、一大明星である。
柿本神社楼門
百人一首に
「足曳の山鳥の尾のしだり尾の長々し夜を独りおも寝む」
都に在りて
「東の野にかぎろひの立つ見えてかへりみすれば月傾きぬ」
石見にて
「石見のや高角山の木の際(ま)よりわが振る袖を妹見つらむか」
柿本神社本殿
柿本大明神は、文学の神として学問の向上をお導きくださり、又、農産業の神・くらしをお守りくださる神として、あらたかな御神徳を戴き、広く崇敬されている。