四の山の神籬(ひもろぎ)
大山を下山後は蓋井島を散策しました。最初に見えてきたのはエミューの放牧施設です。近くに行くと、エミューが寄ってきました。
エミューの放牧施設
次に、蓋井島「山ノ神」の森の散策をしました。蓋井島には「山ノ神」を祀る四つの森があり、四つの森はそれぞれ「一の山」「二の山」「三の山」「四の山」と呼ばれ、集落の後に広がる豊かな原生林に点在しています。
古来、この「山」と呼ばれる森は神聖な場所として、立入ることも枯枝を拾うことも、まして枝を切ることも堅く禁じられてきました。この「山」を中心に、六年に一度、島をあげて神事が執り行われ、その際にのみ山に入ることが許されています。それぞれの山には、「山ノ神」が鎮まる神籬(ひもろぎ)があります。この神籬は、切り取った枯れ枝や倒木を円錐状に積み上げた特徴的な姿をしています。
二の山の神籬(ひもろぎ)
神籬(ひもろぎ) の周囲にはいろいろな置物が
水の明神
二の山の手前には 、水の明神様が祀られています。案内板には蓋井島の由来及び神事について、次のように説明されていました。
蓋井島の水の明神の場所に井戸があり、一つは水の池、一つは火の池といわれ、神宮皇后三韓征伐の時、水の在所を敵に見られないよう、又火の池の蓋をあけると大火事になるので、二つの池に蓋をしたことから、二井島、ふたおい島、蓋井島とも呼ばれるようになったという伝説がある。
海岸から眺める城山
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、午後3時に蓋井島漁港を出発。連絡船の蓋井丸から、遠くなる島影を何時までも眺めていました。さらば、蓋井島。
蓋井島
蓋井丸から振り返る蓋井島(動画)→
法師崎のやまある記の編集が終了しました
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