ほーしざきの散歩道

ゆっくり歩きの散歩道、山口県を中心とした中国地方の名所旧跡巡りを紹介しています。

淨西寺と第二次長州征討(四境の役)砲撃戦跡と石塔婆

2020年10月26日 | 散歩道

淨西寺に残る四境の役砲撃戦跡

 周防大島町の東の端、由宇地区の淨西寺を散策しました。この寺には徳川幕府による第二次長州征討の際、幕府軍艦からの砲撃による砲弾跡が今も残っています。松山から最短距離のあるこの地に、幕府の命により松山藩が最初に攻撃し、上陸したそうです。

 このお寺には阿弥陀(あみだ)、観世音(かんぜおん)、勢至(せいし)の三尊碑として三基の石塔婆がありましたが、今は勢至が失われて二基が残っています。この碑は鎌倉時代の1201年に建てられたことがわかっており、山口県の石造物の中で、もっとも古い年号が刻まれているものです。

 淨西寺の境内から南を眺めると、四国松山がすぐ目の前です。 

油宇の淨西寺

淨西寺から鯛の峰

宝幾崎(保木山)

四国までわずか

淨西寺石塔婆

石塔婆の案内

幕府軍艦からの砲撃跡

淨西寺裏のモニュメント

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