TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

構造家

2005-12-19 23:26:31 | サステナブル建築
久しぶりに住宅プロジェクト。。

遅々として進まないのは、すみません。私の怠慢のせいです。
とは言いつつも、いたずらに時間だけが過ぎていく今日この頃、むちゃくちゃ寒いですねぇ。。

さて、平面が(平面すら)、ころころ変わっているので、全く収拾が付かない事態に陥っていますが、いかんせん時間も時間ということで、
親しくさせてもらってる先輩から、構造家の方を紹介していただいた。

普段関わっている仕事とあまりにもスケールが違うので、住宅の構造は、いわゆるアトリエ系の構造家さんにお願いすることになるのです。。
今回は、初めての打合せということで、まず、プロジェクトの概要を説明して、実際にどんな仕事をやられてきたのかお聞きしてきました。

ご多分にもれず、低予算プロジェクトなので、実際お願いできるかは未知数なのですが、すごく信頼の置ける方で、できることなら一緒に仕事をさせていただきたいものです。。。

ともかく、一般図レベルは年内にあげなくては

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試験杭

2005-12-19 23:15:08 | 地域活動や学会活動などその他の活動
土曜日は朝から現場。
現場が始まるって、こういうことなんだよなぁと、忘年会でオールした体に鞭打って現場へ。。

試験とは、名ばかりで、要は杭施工の最初の一本目に立ち会うってこと。
まぁ、それがうまくいかなかったら、うまくいくまでがんばるんだけど。。

今回は、地盤が最悪で、しかも地下水位がGL-1mというところなので、46mの杭を64本も打ち込みます。。

杭工事って言うと、あの「ドッカーン、ドッカーン」やるやつを想像する人が多いけど、今回のはPHC杭といって、一旦ドリル(オーがー?)で穴を開けちゃって、その穴に、スルスルって、杭を落していく工法なのです。。
だから、ほとんど騒音もなし。近隣からの苦情もなし(のはず。。。)
なんて、知ったかぶっちゃってますが、実際見るのは初めてだったし、たかだか直径1mくらいの穴が地下50m弱掘られているっていうのは、長い杭が地面に全部吸い込まれていくのを目の前でまざまざと見てはじめて実感した次第。。

それにしても、現場のおっちゃんたちの動きがすごく統率が取れてて無駄が一切ないのには、驚かされた。。
職人魂を感じました。ああいうカッコイイ仕事をされると、「よし、設計もおろそかにはできない。がんばらにゃあ」と言う気持ちがムラムラ沸いてきます。。

偽造した建物を作っていた職人さんは、きっとやるせない気持ちでいっぱいだったんだろうなぁ。。だって、明らかに、おかしいって分かるような手抜きなんだし。

まぁ、それはさておき、3時間ほど掛けて、最初の1本が施工されました。しっかり、N値も規定箇所で出たし。(思ったよりも中間層が厚くてそわそわしたけど)
この一本一本が、建物の礎になるんだぁと感慨深かった。。

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