TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

DESIGN WITH NATURE

2010-08-08 23:48:59 | いいもの

Ian L. McHarg(イアン・マクハーグ)の著書。

たぶん、GISの元となる考え方「レイヤーケーキ」を用いた設計手法を発明したのがマクハーグだと思う。ランドスケープアーキテクトとしても有名だが、生前お会いできたのは、僕の中で宝物だ。

ひたすらサーベイし、それをひたすら重ね合わせる。
その情報のクロスしたところから、新しい文脈を読み取る。
アナログだけど、実際に現地に行って足を使ってサーベイした情報がベースにあるから強い。

最近のGISは、どれだけ足を使ってサーベイしているのかすごく疑問。。
クーラーの効いた部屋で、買ってきた数値データを元にパソコンをカタカタやっているだけでは、研究にはなるけれど、なんだか現実味が薄い。

特に建築関連のGISは、どれだけフィールドに出ているのか。
その意味では、土木関連のGISがアツイ。彼らは、実際にフィールドに行っているから、情報に説得力がある。

僕は現場に出て、生の情報に直接触れたい。
アナログでも、リアルな情報を自分の目や耳、体を使って確認したい。
そう、意外と身近なところにヒントは転がっているものだ。

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