現地審査で白鷹の家を見ていただきました。ありがとうございます。
白鷹の家では、「採光断熱壁」という新しい自然採光の方法を採用しているだけでなく、地域の技術力を活かすような設計を行っています。
玄関を入って、正面に見える木製の片持ち階段もそのひとつです。
一見すると、壁から木の板だけがスッと出ているだけのシンプルな階段ですが、人が載ってもゆれる事がないほど堅固につくられています。これは、背面の耐力壁との取合いや施工精度も含めて、高い技術力を必要とする仕事のひとつです。
工事中の様子
白鷹の家を施工いただいた工務店さんは技能五輪(技能オリンピック)全国大会に県代表として参戦している常連です。現場監督は技能五輪の指導者としても活躍されています。
私はこうした地域の確かな技術力を、今後どの様に継承していくかを建築に携わるひとりとして真剣に考えています。
とかく、手間のかかる仕事はコストの問題などから犬猿される傾向にありますが、裏を返せば「施工できる人間がいない」という切実な問題があります。
昨今、地方だけでなく都心でも2×4メーカーやプレファブリケーション技術の台頭などによって、釘をまっすぐに打てない人が現場で増えているという現実問題があります。これは、決して極端な話ではありません。
手間のかかる仕事は、設計の工夫次第でコストを抑えることができます。白鷹の家では、徹底して現場との対話を心がけました。
作り手に伝えるということ。わかりやすいように、その場でスケッチを描き、模型を作ること。こうした設計側の手間を惜しまないことが、「いいもの」を共に作り上げようという雰囲気づくりには不可欠です。
職人さんを「よっしゃ。やってやろうじゃないか。」とその気にさせることも建築家に課せられた大切な仕事のひとつだと私は考えています。
現場で「これ、面白いね。」と言ってもらえると、設計に関わる人間として、幸せな気持ちになます。
伝統技術を扱う宮大工に限らず、日本の大工や工務店の技術力は世界でもトップクラスです。
その技術を活かすような設計ができる建築家が少なくなっているという現実。
しかし、これは若手建築家のチャンスとも捉えることができると私は考えています。
地場の材料とセットでこうした地場の技術力を活かすような設計にこれからも取組んでいきたいと思います。
白鷹の家では、「採光断熱壁」という新しい自然採光の方法を採用しているだけでなく、地域の技術力を活かすような設計を行っています。
玄関を入って、正面に見える木製の片持ち階段もそのひとつです。
一見すると、壁から木の板だけがスッと出ているだけのシンプルな階段ですが、人が載ってもゆれる事がないほど堅固につくられています。これは、背面の耐力壁との取合いや施工精度も含めて、高い技術力を必要とする仕事のひとつです。
工事中の様子
白鷹の家を施工いただいた工務店さんは技能五輪(技能オリンピック)全国大会に県代表として参戦している常連です。現場監督は技能五輪の指導者としても活躍されています。
私はこうした地域の確かな技術力を、今後どの様に継承していくかを建築に携わるひとりとして真剣に考えています。
とかく、手間のかかる仕事はコストの問題などから犬猿される傾向にありますが、裏を返せば「施工できる人間がいない」という切実な問題があります。
昨今、地方だけでなく都心でも2×4メーカーやプレファブリケーション技術の台頭などによって、釘をまっすぐに打てない人が現場で増えているという現実問題があります。これは、決して極端な話ではありません。
手間のかかる仕事は、設計の工夫次第でコストを抑えることができます。白鷹の家では、徹底して現場との対話を心がけました。
作り手に伝えるということ。わかりやすいように、その場でスケッチを描き、模型を作ること。こうした設計側の手間を惜しまないことが、「いいもの」を共に作り上げようという雰囲気づくりには不可欠です。
職人さんを「よっしゃ。やってやろうじゃないか。」とその気にさせることも建築家に課せられた大切な仕事のひとつだと私は考えています。
現場で「これ、面白いね。」と言ってもらえると、設計に関わる人間として、幸せな気持ちになます。
伝統技術を扱う宮大工に限らず、日本の大工や工務店の技術力は世界でもトップクラスです。
その技術を活かすような設計ができる建築家が少なくなっているという現実。
しかし、これは若手建築家のチャンスとも捉えることができると私は考えています。
地場の材料とセットでこうした地場の技術力を活かすような設計にこれからも取組んでいきたいと思います。