TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

織咲誠さんから届いた「or-ita」

2011-01-25 23:23:14 | いいもの
待てど暮らせど届かなかった「or-ita」がようやく届いた。

インターデザインアーティストの織咲誠さんが開発した「or-ita」。
ひとことで言うと、ダンボールに折れ線を入れるローリングカッター。

普通のローリングカッターの刃に切込みが入っていて、これでコロコロやると、ダンボールに点線状の切れ目が入り、折りやすいようにケガクことができる。

これまで、僕は、カッターの刃の裏側でダンボールをケガいていたけど、or-itaは便利そうなので、注文してみることにした。

しかし、そこからが大変だった。注文してお金を振り込んだのはいいものの、待てど暮らせど連絡が全く来ない。催促のメールを送っても、送付する約束の日には届かないという事が何度か繰り返された。
実際、注文してから手元に届くまで3ヶ月以上かかっている。

しかし、届いた現物とそのパッケージを見て、納得した。
織咲さんは、デザイナーというよりも職人に近い方なのかもしれません。

これははっきりって、商品ではなく、作品です。
パッケージへのこだわりが半端ない。

細部までつくりこまれたパッケージや、グラフィックに注がれたエネルギーや時間が半端なものではないことが、ヒシヒシと伝わってきました。
かといって、お金を取っている以上、締切や約束を守れないのは大問題だと個人的には思いますが。。

まあ、そういうのは置いといて、それでもほしい人だけ買ってください。という代物です。
値段も、カッターとしては決して安いものではないので。。

たぶん、これから先「or-ita」を注文することはないだろうけれど、職人が作った刃物として、大切に使いたいと思います。
Comments (4)
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