TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

Architecture Landscape/水平線の建築

2011-01-01 23:53:48 | About this site
あけまして、おめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

おかげさまで、アーキテクチュアランドスケープ一級建築士事務所も新しい年を迎えることができました。昨年竣工した「白鷹の家/SNOW LIGHT HOUSE」は、グッドデザイン賞受賞をはじめ、多くの方々に評価頂きました。
このような機会に恵まれたことをありがたく思っております。
これからも、サステナブルな建築、豊かな環境デザインの設計に取組んで参ります。
ありがとうございました。

新しい年を迎えるにあたり、事務所名として掲げた「アーキテクチュアランドスケープ」に込めた思いについて書きたいと思います。

アーキテクチュアとは文字通り「建築」の意味ですが、ランドスケープには「造景」のほかに、「水平線」という意味もあります。
つまり、「水平線の建築」。

「水平線の建築」とは、突出したランドマークではなく、風景に馴染ませることでもあります。
また、深い庇だったり、大きな屋根だったり、高い接地性だったりするのですが、いずれも、日本古来の風土やコンテクストに根ざした建築のボキャブラリーだと私は考えています。
こうした、ある種の伝統に根ざした技術や素材を新しい技術を取り入れながら、現代的な手法でつくる建築。これが「水平線の建築」なのです。

環境時代の建築を考える上で、「水平線の建築」こそが、新しい建築であり、これからも大切にしていきたいと私は考えています。

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