私たちが設計で関わった山形市旅篭町のgura yamagata (グラ)が、「山形エクセレントデザイン コミュニティデザイン賞」を受賞いたしました。
生みの苦労(笑)を共にした旅篭町開発の後藤社長、デザイナーの土屋さん、須藤さんと一緒に授賞式に参加してきました。
授賞式は、なんだか芸工大のOB会みたいで、アットホームな雰囲気でした。
芸工大ができて20数年、OBだけでなく、地元企業の皆さまにも認知され、さまざまなコラボレーションや、活躍の機会をいただけているのだ、ということを実感し、改めて、ありがたいなぁ、と思いました。
地方で設計やデザインを生業とする者のひとりとして、外からの評価を意識しないわけではありません。これまでグッドデザイン賞ベスト100をはじめ、幸運にも結果を出してきた方だと思っています。しかしながら、今回は、内からの評価の大切さを感じました。
ホームである山形で仕事をいただけること。そして、クライアントをはじめ、さまざま方々と協働させていただけること。建築は形にしてナンボの世界ですが、形になるまでの時間は、なかなか伝えづらいのですが、今回の受賞は、それを評価いただけたような気がします。
guraも、そこにあることが当たり前であるかのように、風景に馴染む建物になっていくと良いなと思います。