地方財政の現状と課題という演題で、総務省自治財政局交付税課の出口和宏課長の講演を聞きました。
若桜町の財源の半分を占める地方交付税についての講演でとても良い研修になりました。
複雑な計算式等で決められている地方交付税の算定の仕方と基本的な考え方について聞かせていただきました。人口10万人の仮想都市を設定してそのことを基準に各項目の単位費用を毎年出し、その上で、地域間の格差さを埋めるよう補正係数をかけているそうです。
質疑応答の中でも、国の借金が増えても交付税は大丈夫かと言う質問もありましたが、借金が増えるので、地域間格差を広げても良いのかというとそうならないので、各自治体が地域に応じた住民サービスをどう提供していけるかを考えていかないといけないと話されました。
また、過疎対策特別措置法が期限を迎えるので、動向を注視して、要望することがしっかりといっていかないといけないと話されました。
最後に IoT社会に向けて、地方に活かせることがこれから出てくると思うので、この分野を推進して地方の課題解決に役立てるように知恵を出して欲しいと話され、考えていきたいと思いました。