NPO法人共存の森ネットワークの渋沢寿一氏の講演を聞きました。
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渋沢栄一は、パリ万博に随行員で外国に行ったときに、スエズ運河を建設している状況から株式会社という仕組みを知り、その後の考え方を変えていかれたそうです。資本主義の父と言われているが、本来は、合本主義がやりたかったそうで、福祉や教育を主に行なっていて、経済にはあまりかかわっていなかったそうです。
昔は、自然共生型社会(ゼロカーボン)で、3300万人が生きていられた。労働生産性ではなく、資源生産性を目指した江戸時代に、皆が平等で、信用と責任で成り立っていたということでした。
能登災害などで、一番欲しいこととして、祭りを復活したいという答えが多かったそうです。お金でない地域への意識や覚悟、協力することが重要だそうです。
お金も大事ですが、直進する時間(文明)と、循環する時間(文化) がちょうど良いバランスで地域が形成できれば、地域が良くなるので、そのことをみんなで考えることが重要だということでした。
自然の循環と人のつながり(縦:時間、横:社会)1人では、250年の森は作れない。世代と世代をつなぎ、仕事(…祭り、結い、山仕事)をしていくことが大事。地域内で循環させることで、地域が活性化する。例として、地域木材を薪ストーブなどで利用(真庭市)。持ち運びも、時間もかかりわずらわしいが、エネルギー循環と言いながら地域の人に理解してもらう努力をするという人とのつながりを作ってきたと言える。
皆さんには、未来の1日の暮らしを描いてみる。2030年の暮らしを考え、どう生きていくのが良いのかを考えてほしい。そのことで、様々なことを変えていかないといけない。
ということでした。一人一人が地域に対して、どう行動していくかで変わっていくと言われて、改めて自分自身も未来の生活を考えていこうと思います。
講演を聞きながら、鬼滅の刃で出てきた親方様の言葉、「永遠とは、人の思いだ」という言葉が思い出されました。
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