常任委員会の県外視察で、島根原発2号機の説明と現場視察をしていただきました。順調に工事も進捗していて、10月には予定工事が終わる計画となっています。そして、周辺自治体の承認を得られれば次の段階となるということでした。とにかく、安全性を確保してもらいたい思いを受け、様々な自然災害を想定し、何重にも対策を講じておられる説明を受けました。
停電に備えて、送電線の工夫、ガスタービン発電所を何ヶ所も設置、ガスタンクも地下タンクへ、津波も漁船が防波堤にあたっても耐えられるように鉄板を追加工事されたそうです。
一通り何重もの備えを確認して、最後に、あまり詳しくは言えないテロ対策の工事の状況も見るだけで、何をどうするのかも上層部しか知らないという説明を聞きました。
視察後の意見交換では、ハード面の備えの厳重さはよく分かったが、オペレートする人的操作のミスが無いように気をつけてほしいという意見や、春に起こった配電盤のコゲ跡の原因説明が未だに無いが消防の説明を待つのも良いが、中電側の考えられる説明もあって良いのでは?分からないままだと県民の不安を煽ってしまう。再稼働の審査までには報告があるのか質問させていただきました。
消防署に配電盤を持っていかれていて、推測でしかなくなるので、消防の結果を待っていて、数日中には報告があるとは聞いているとの答えで、少し残念な回答でした。
山陰両県民が注目している案件なので、不安案件は早めに解消して原因究明とその対処法までしっかりと説明してほしいと思います。