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横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

初めての忍野八海

2018-07-21 05:58:29 | 日記



山梨県の忍野八海に行ってきた。
かって忍野村は湖だったが、富士の噴火や水食により湖は涸れた。
しかし富士山の伏流水による湧水池がいくつか残り、その代表が忍野八海だ。

かって修験者による水行の霊場でもあり、一番霊場から八番霊場までそれぞれの祭神がいる。
一番から出口池、お釜池、底抜池、銚子池、湧池、濁池、鏡池、そして菖蒲池が八番霊場だ。

上の写真は忍野八海の中心部にある中池だ。八海には入っていないが観光物産館に隣接して賑わっている。






これは「お釜池」だ。小さい池だが湧水量は豊富だ。季節にはバイカモの花が咲くという。






これは「銚子池」。形が酒の銚子に似ているというのだが、はて。






湧水が間欠的で、ときどき砂が巻き上がる。






魚がたくさん泳いでいた。
どの池にもいろんな魚が住んでいるようだ。






これは「湧池」で水中洞窟からの豊富な湧水量は八海の中で随一だそうだ。






「湧池」に隣接して「濁池」がある。
200年ほども昔は濁っていたらしいが今は澄んでいて良い風情の池だ。






観光客でいっぱいの中池を避けて歩いている内に「菖蒲池」と「鏡池」を見失った。
いろいろ遠回りしたり戻ったりして、ようやく「菖蒲池」にたどり着いた。
たしかに端午の節句の菖蒲が見られる。






「菖蒲池」から中池方向の途中に「鏡池」がある。
水面に富士山が鏡のように映るそうだが、この日は雲がかかっていた。


「底抜池」は資料館(有料)の中にあるのでパスして、「出口池」に向かった。







「出口池」はかなり離れたところにあり歩いて行くのに少し時間がかかった。
他の七海が北斗七星で「出口池」は北極星を意味するとされている。

八海の中で最も面積が広い。ここまでは観光客がほとんど来ない静かな池だ。






池から少し上がったところに「出口稲荷神社」があった。
山中湖村のほうには山中出口稲荷神社という立派な神社があるそうだが、それとは別の神社だ。






境内に土俵があり四本柱もあった。何かの時に使われるのであろうか。







池の縁を歩いていると小さな赤い実がいっぱいなっていた。






フサスグリだ。甘いのだろうか。
スグリを漢字にすると酸塊・・・酸っぱいようだ。ジャムにすると美味しいという。



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富士と山中湖

2018-07-20 05:45:15 | 日記



花の向こうに見えるのは富士山。






山中湖に映る逆さ富士。湖面にさざめきがあって輪郭がぼやける。
空気のきれいな季節、朝焼け夕焼け、冠雪など何度も通って美しい富士に出会えるのだろう。






若い人たちはカヤックやボートなど、さまざまに湖を楽しんでいる。






スワンボートもあったけれど、本物の白鳥もたくさんいる。コブハクチョウだ。






ここのコブハクチョウは50年前に山口県宇部市の公園から2つがいを譲り受けたのが始まりだそうだ。
毎年ヒナが孵り今では50羽ほども住んでいるそうだ。






早朝、ルアー釣りを楽しんでいる人がいた。そばのコブハクチョウは全く気にせず泳いでいる。







一泳ぎしてきて羽繕いしている子も・・・
奥の方に見える白鳥みたいなのはスワンボートではなく大型の白鳥形遊覧船だ。







早朝からカヤックを漕ぎ出そうと打ち合わせをしている人たちがいる。
モデルらしき人たちを湖上で撮影するらしい。



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糸ほど細い?

2018-07-19 05:08:28 | 日記



上瀬谷の田んぼ。アメンボやオタマジャクシなどの姿が見られる。






そこにイトトンボが飛んできた。






小さくて全体に緑っぽい体はヒメイトトンボあたりだろうか。






止まりながら時々こういう姿勢をとる。単独で産卵ということがあるのだろうか。






神奈川県自然環境保全センターの小さな池にもイトトンボがやって来た。






クロイトトンボのようだ。この池には何頭か飛んでいる。






カップルもやって来て、これは間違いなく産卵だ。






クロイトトンボのヤゴの抜け殻もいくつか見られた。

二つ上の写真で葉の裏に虫のようなものが見えるのは、コシアキトンボのヤゴの抜け殻だ。



シオカラやヤンマに比べるとずっと小さいがイトトンボたちもしっかりと生き抜いている。


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ヤマユリ

2018-07-18 05:21:58 | 日記



先週、近所の市民の森を歩いたときにはヤマユリは蕾だったが、
日曜日に神奈川県自然環境保全センタに行くと、たくさん咲いていた。






白い花冠の一つ一つに黄色い筋がはいり、細かい赤い斑点が散らばっている。






長く湾曲した雌しべと6本の雄しべ。たっぷりの赤い葯に衣服が擦れると大変だ。
上の花は葯が既に飛んでしまったようだ。






山中県忍野村の旧家の庭にもたくさんのヤマユリが咲いていた。






その中に少し赤が目立つ花があった。ヤマユリの変種なのだろうか。
ベニスジヤマユリというのも有るそうだが、ここのは筋は黄色で赤い斑点の数がかなり多いのだ。



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どうしてソクズなのか

2018-07-17 06:46:17 | 日記



瀬谷市民の森の林縁にヒカゲチョウがいた。






森の中に入っていくと落ち葉の上にクロヒカゲがいた。
ヒカゲチョウはやや明るいところを好み、翅の色もやや明るい。
クロヒカゲの方は黒と言うほどではないが暗い色の翅を持ち、
後翅の蛇の目の近くを走る線がクロヒカゲの方が深く食い込んでいる。






市民の森を上川井方面に抜ける道沿いに毎年ソクズが咲く。多年草らしい。
これまでは何本かが見えるのを楽しみにしていた。






ところがその一角の草木が何故か刈り取られて少し奥に入れるようになると、
そこにソクズが群生していることが分かった。
ソクズはどうやら地下茎を延ばして繁殖するらしい。






3mmぐらいの小さな白い花が多数で花序を作り、ところどころに黄色い腺体が見える。
虫を集める作戦なのだろうが、アリ以外はあまり見かけない。
それでも、まばらに赤い実ができるので受粉はしているらしいが、
地下茎があるから花にはさほど期待していないのかも知れない。






クズの花も咲き出した。
ソクズとクズは親類ではない。ソクズは粗葛でも祖葛でも素葛でもない。
ソクズは漢字では蒴藋(サクダク)と書くが、それがどうしてソクズなのかよく分からない。



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