福島原子力第一発電所の出した放射能物質の総量が、原子力保安院から暫定的に発表されました。
asahi,comの4/12の午前11時の記事から。
18日に79年の米スリーマイル島原発事故に匹敵するレベル5に引き上げた。レベル5は放射性ヨウ素に換算して数百~数千テラベクレル(テラは1兆倍)の放出が基準だ。その後、放出された放射性物質の総量を推定したところ、放射性ヨウ素換算で37万~63万テラベクレルになった。INESの評価のレベル7にあたる数万テラベクレル以上に相当した。福島第一原発では今でも外部への放出は続いている。
チェルノブイリ事故では爆発と火災が長引き、放射性物質が広範囲に広がり世界的な汚染につながった。実際の放出量は520万テラベクレルとされている。福島第一原発の事故での放出量はその1割程度だが重大な外部放出と評価した。評価結果は国際原子力機関(IAEA)に報告した。
現在原子核種が特定されていないので、ヨウ素換算になっています。保安院のサイトでは検討してから発表するようで、もう少しかかりそうです。
いったんペタベクレルに置き換えましょう。370~630ペタベクレルです。チェルノブイリは5200ペタベクレルとなります。なおこれは総量値であると判断しています。
なおNHKは京ベクレルという、日本語に置き換えた単位を使っていますが、朝日は1テラベクレルは1兆倍というよくわからない表現をしています。これは注意した方がいいでしょう。そもそも倍という言葉は、適切でないのですが。
今後はどの程度重金属類の放射性物質が出たかが重要になります。特にセシウムとストロンチウム、プルトニウムが重要です。むき出しの燃料棒から漏れだした放射性物質もかなりありそうなので、もうすこし時間がかかると思いますが、注視して行きたいと思います。
asahi,comの4/12の午前11時の記事から。
18日に79年の米スリーマイル島原発事故に匹敵するレベル5に引き上げた。レベル5は放射性ヨウ素に換算して数百~数千テラベクレル(テラは1兆倍)の放出が基準だ。その後、放出された放射性物質の総量を推定したところ、放射性ヨウ素換算で37万~63万テラベクレルになった。INESの評価のレベル7にあたる数万テラベクレル以上に相当した。福島第一原発では今でも外部への放出は続いている。
チェルノブイリ事故では爆発と火災が長引き、放射性物質が広範囲に広がり世界的な汚染につながった。実際の放出量は520万テラベクレルとされている。福島第一原発の事故での放出量はその1割程度だが重大な外部放出と評価した。評価結果は国際原子力機関(IAEA)に報告した。
現在原子核種が特定されていないので、ヨウ素換算になっています。保安院のサイトでは検討してから発表するようで、もう少しかかりそうです。
いったんペタベクレルに置き換えましょう。370~630ペタベクレルです。チェルノブイリは5200ペタベクレルとなります。なおこれは総量値であると判断しています。
なおNHKは京ベクレルという、日本語に置き換えた単位を使っていますが、朝日は1テラベクレルは1兆倍というよくわからない表現をしています。これは注意した方がいいでしょう。そもそも倍という言葉は、適切でないのですが。
今後はどの程度重金属類の放射性物質が出たかが重要になります。特にセシウムとストロンチウム、プルトニウムが重要です。むき出しの燃料棒から漏れだした放射性物質もかなりありそうなので、もうすこし時間がかかると思いますが、注視して行きたいと思います。